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独身貴族(笑)の雑記 − 30代リーマン

2014-10-12

davsさんへの返答


davsさんより頂いたトラックバック記事に対する返答である。

「syachiku1氏への返答ふたたび〜従軍慰安婦問題」
http://d.hatena.ne.jp/davs/20141011/1412987014


従軍慰安婦制度による人権侵害はまず、加害者の存在があって発生したものであって、被害者に原因があったわけではない、ということを述べたのだ。

慰安婦制度人権侵害であると言うのが世界共通認識となったのは、第二次世界大戦時よりもかなり後の話である。当時はそれが犯罪であるという認識は一般的では無かったし、事実誰も裁かれていない。後から発達した価値観で日本を犯罪者扱いするのが不当だと言っているのだ。

大体「被害者」というのも曖昧だ。慰安婦当人を被害者として見る事に異存は無いが、それを売り渡した当人の親はむしろ加害者になるのではないか。

例えをだそう。パチンコにはまり借金を作った親が、返済の為に娘に水商売をさせたとする。娘にとっては不本意だろう。しかしこの場合、娘が恨むべき対象は何だろうか?売り飛ばした親だろうか?金を貸したサラ金か?借金を作るきっかけとなったパチンコ店か?

>それでは、日本軍の暴力によって慰安婦にされた事例があることを認めるのだな。

何を訳の分からない事を言っているのか?仮にそのヤンという女性が強制連行された事が立証出来たとしても、それはヤンという女性が連行されたという事実を示すだけで、慰安婦日本軍の暴力によって連行されたという事実を指すものではない。

>「親の借金を盾に慰安婦になる事を選ばざるを得なかった」女性に限定しても、人身売買に加担し、被害者をくいものにした日本軍の犯罪性は否定できない。

慰安婦制度を極限まで悪く捉えたらこうなるのだろうか?どちらにせよ主観にまみれ過ぎて、反論する気にはならない。

>syachiku1氏は、このふたつの弁明を認めるだろうか。

この例にあるA、Dは明らかに殺人という罪を犯している。故にそのような弁明が認められるはずもない(そもそも余り質の良い例えとは言えない)。
では日本政府はどうだろうか?客観的事実としてあるのは、慰安所の設置を決めた事位である。当時としては別段犯罪行為とみなされるものではない。大体、慰安所で働く女性には個別の事情があった事だろう。親の借金により嫌々働く女性もいただろうし、本当に金を稼ぐ事だけが目的だった女性だっていただろう。慰安婦一人一人に個別の事情があり、その心境も様々だったはずだ。結局、当時慰安所というのは良くも悪くも金を稼ぐ選択肢の一つに過ぎず、それ以上でも以下でも無かった。
勿論女性の人権が重要視されるような現代において、公娼制などを取り入れていれば非難の嵐だろう。しかし当時はそこまで人権意識が発達していなかったし、繰り返すが当時は現代程大々的に非難されてすらいなかった。慰安所及びそれに類する風俗産業は、当時世界中にあふれていた。その中で何故日本の事例だけが極端なまでに取り沙汰されるのかを考えていけば、慰安婦問題が特定の国によって政治利用されている事は容易に理解出来る話である。


言っておくが、私はdavsさんが仰るような「日本を免罪」する意図は持っていない。反省すべき点は反省すれば良いのだ。しかし慰安婦問題に関して明確な証拠だけで判断する限り、日本政府は(国家として)別段犯罪と呼べるような事をしていないのである(何が「広義の強制連行」だ)。犯罪者でも無い者を犯罪者呼ばわりしているから反駁しているのだ。

何よりこの慰安婦問題については、非難する側の誠意が根本的に信じられない。慰安婦問題で純粋に怒っているというよりは、日本を叩く為の道具程度にしか見ていないようにしか思えないのである。この問題は、日本が罪を認め謝罪すれば済むような話では絶対に無い。慰安婦問題は歴史問題では無く政治問題なのだ。