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ヤマシログ

2009-03-01

DUSP2008-2009 MEL 0227 0228 マーケット/NEXT WAVE/Renew Newcastle/メルボルン空港

11:34

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朝は荷物をパッキッングし、ホテルをチェックアウト。荷物を預け、タクシーを予約してマーケットへ出かける。途中、もっとも初期に再生されたレーンウエイであるHardware Lane ハードウエア・レーンを見る。クイーン・ビクトリア・マーケットは市民に親しまれたマーケット。自前のショッピングカートをもって、多くの市民が訪れている。カフェで目玉焼きののったトーストの朝食。

食後にさらに北に歩き、メルボルン大学の西側にあるアート・ハウス・ミート・マーケットへ。ここはメルボルン市が整備した建物で、もとは肉市場だったとのこと。ここに事務局を構える、NEXT WAVEフェスティバルの事務局のUlanda Blair ユーランダ・ブレアさんにインタビュー。これは25年の歴史を持つフェスティバルで、二年に一回実施されているとのこと。フェスティバルの実施されない年にはキック・スタートと呼ばれるプログラムが実施され、若いアーティストやARIに、助成金の申請方法や広報の仕方などを指導する。昨日話を聞いたタイさん、ティムさん、WEST SAPCE、午後に話を聞いたマーカス・ウエストベリさんらも皆このフェスティバルの運営に関わって来たようだ。

次のインタビューまで少し時間があったため、昼食はFitzroy フィッツロイという中心からやや北東にいった地区にいってみる。最近人気の出て来た地区とのこと。低層のタウンハウスと商店、一画には大規模な団地がある。メルボルン中心部の地価が高騰して来たため、こういった地区に新しい動きが出て来ているとのこと。

午後は再度リバーランドのカフェで、Marcus Westbury マーカス・ウエストベリさんにインタビュー。都市計画家のGraig Allchin クレイグ・アルチンさんの紹介。マーカスさんとクレイグさんは他のメンバーと一緒にRenew Newcastle リニュー・ニューキャッスルというプロジェクトを始めたばかりとのこと。ニューキャッスルはシドニーの北150kmほどの都市。工業都市として栄えたが、半島の先端にある旧中心街はすっかり寂れてしまったとのこと。再開発のために多くの建物を買収してあるが、いつ計画が再開するかよくわからない。このプロジェクトで不動産業者から複数のたてものをまとめて週1ドルという破格で借うけ、週20ドルという破格の値段でアーティストなどに貸し出すということを始めたとのこと。いざ再開発計画が始まった際にはプロジェクトが責任をもって入居者を退去させること、ゴーストタウンにしておくことで治安が悪化することを防ぐことなどがキモのようだ。また彼らとしては、こうして人々が街に帰って来て、街を歩く姿を見せることで、街の持っている基本的な性格、大きな郊外ショッピングセンターにはない可能性をプレゼンテーションすることが大事だと考えているという話を聞いた(中心街の再開発計画は、小さな道路などの街の基本的な性格を受け継いでいると考えているそうだ。この骨格が残れば古い建物のままでも、新しく建て直されようとかまわない、というスタンス)。この「町の可能性を実際の出来事=イベントを通じてプレゼンテーションする」という考え方はCity Switchプロジェクトの基本姿勢に全く通じるものだ。出雲に続くCity Switchプロジェクトの対象都市としても面白いかもしれない。ワークショップなどをする場合の空きスペースの提供の可能性などを打診。十分あり得るだろうという返事をもらった。大きな収穫。

インタビューの後はおみやげものなど買い、ホテルへ。荷物をピックアップし、呼んでおいたタクシーでメルボルン空港へ。とくにトラブルもなく19:00に出発。シドニー空港で国際線に乗り換え、翌朝6:00過ぎに到着。気温差に驚く。

2009-02-26

DUSP2008-2009 MEL 0226 レーンウエイ/フェデレーション・スクエア/フリンダース・レーン/バス・ギャラリー/ウエスト・スペース/リバーランド・カフェ/ライゴン・ストリート/イェラ・リバー

06:20

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朝は疲れがたまってきているが、がんばって7時ごろに起床。身支度をして出かける。朝のレーンウエイの様子を見に行く。街区の中の路地状の細い通りに、カフェやレストランなどがたくさん出ている。通りによって性格が異なるようで、デザインを統一したプロデュースが一貫したもの、気楽だがセンスを感じさせるコージーなもの、庶民的な気さくな感じなもの、など。以前みたものの位置を確認していく。ステートライブラリーのMR TULKというカフェで朝食。

その後、フェデレーション・スクエアにでて、インフォメーションセンターに。地上に出ている部分はそれほどではないけれど、地下には予想以上に大きな空間が。地図やパンフレットなどが置いてあるのは当然として、個別の旅行相談にもいろいろのってもらえるようだ。たくさんのスタッフが配置され、銀行のような順番整理券がくばられている。メルボルンの観光にかける意気込みが感じられる。

12時ころに、Tai Snaith タイさんというアーティストでありライターでもある女性を、彼女のオフィスに尋ねる。このビルにはたくさんのアトリエが入っているそうで、彼女自身も一つの部屋を4人のアーティストと共有しているとのこと。近所の市立図書館のカフェ・ジャーナルでインタビュー。彼女は次に発行されるメルボルンにおけるアーティスト・ラン・イシニアチブ(ARI)に関する本の記事も執筆しているということで、今回のインタビューには欠かせない人物。ここのビル自体も、オープン・アトリエのようなイベントをやっていて、年に二回、外の人々をアトリエに招いて、直接作品を見せたり、売買したりすることもあるそうだ。

タイさんのオフィスを出て、歩いてBus Gallery バスギャラリーへ。二階建ての小さな建物。地上から直通の階段を通って、二階のスペースに。ギャラリーとレコード・CDショップがある。このギャラリーのディレクター Tim ティム氏と一緒に出かけ、今朝朝食をとったMR TULKというカフェに。どうやらたまり場的なカフェらしい。Bus Galleryは8年ほど前に設立され、メルボルンの中では比較的歴史もあり、大きくなったARIとのこと。今後はARI同士のネットワークを強化し、若いアーティストに資金の獲得方法や、広報の仕方などを教える活動に力点を置きたいという話を聞く。多くの草の根の活動が、アマチュア的なARIにとどまるか、公的な資金を得てエスタブリッシュしたアート・オーガナイゼーション(AO)になるかを議論しているのに対し、第三の道と言えるだろう。

ティムさんと分かれて、今度はWest Space ウエスト・スペースというARIへ。ここは比較的古株のARI。自前のギャラリーを持っている。ARIの運営方法などについて聞く。運営は複数のボードメンバーによって決定されているとのこと。常勤のメンバーと非常勤のメンバーがいて、合議ですすめられる。RMITで講師をつとめるインテリアデザイナーのSuzie スージー女史も参加。エスタブリッシュされた美術館、商業的なギャラリーとは異なる第三の方法として意識的に運営されていることが分かる。アーティストたちのグループによる自主的な運営というと、単なる自助のための過渡的な活動という感もあるが、そうではない。こういった活動を記録した本も出版しており、入手をお願いしておいとまする。

その後、タイさんと一緒にヤラ・リバー沿いのRiverland リバーランド カフェへ。若い建築家Michael Roper マイケル・ローパーさんと再会。彼はCity Swtichプロジェクトのコンセプトを考えたメンバーの一人。一昨年のメルボルン訪問以来。来週にはメルボルンを離れ、ベルリンに移住するとのこと。忙しい中時間を作ってくれた。主に、メルボルンの都市開発の歴史などの概要を聞く。

インタビューを終え、夕方の街を歩く。スワンストンSt.のレストラン・クッキーと同じビルの屋上にあるROOF TOP CINEMA ルーフトップシネマというバーを見学。屋上が日本のビアガーデンのようになっている。メルボルンではレストランやバーを含めて公的な室内は禁煙だが、外部での喫煙は可能。タバコメーカーの援助もあって、このような屋上のバーがはやっているとのこと。その後、その裏手のコンテナバー SECTION 8を再び見学。

夜はライゴン・ストリートのイタリア街に行き、パスタとピザの夕食。白ワインをいただく。日本での飲むと頭が痛くなるのだが、なぜか海外では大丈夫。不思議。食後はリバーサイドに再びでて、カジノまで歩いていく。REで新木場でやりたいと考えている大きな火炎をつかったインスタレーションと同じようなものが常設であるとトム・ヘネガンさんに聞いてやってきたが、時間になっても始まらない。乾燥した気候が続いており、先日の大規模な山火事もあったので、自粛しているとのこと。残念。

2009-02-25

DUSP2008-2009 SYD MEL 0225 ウールームールー/ART SPACE/キャリッジワークス/レッドフェーン/Bill+George/シドニー空港/メルボルン空港/リトルコリンズ/チャイナタウン

23:17

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朝チャイナタウンのホテルをでて、歩いてウールームールーを目指す。街中をつっきり、公園にでて緑の匂いをかぎながら歩く。セントジェームスのアートミュージアムに少しだけ立ち寄り、ウールームールーへ。以前宿泊したホテル・ブルーの真向かいに、ART SPACE SYDNEYという名前のアート・オーガニゼーションがある。トム・ヘネガン先生の薦めでやってきた。一階はギャラリーになっていて、上階に7つのスタジオと4つのレジデンス用のアパートがあるそう。もともとはインデペンデントな活動として始まり、次第に政府からの本格的な援助をもらうようになり、いまではかなりしっかりした組織として運営されている。シドニー・ビエンナーレの事務局もここにあるそうだ。日本では、このようにプライベートなアート活動からはじまって、次第に公的な顔を持ち始める、という事例をしらない。プライベートはプライベートで個人の成功を目標とし、公は公で私とは距離をとろうとする。

その後電車でRedfern レッドフェーンへ。再びCarriage Works キャリッジ・ワークスを訪問。展覧会のオープニングと聞いて、パーティーかなにかをしているのかと思ったが、ふつうに展示をしているだけ。いろいろな人に会えると期待していたので拍子抜け。カフェで早めの昼食。

その後Tom Rivard トム・リバートさんの自宅兼スタジオへ。よちよち歩きを始めたばかりのヨキちゃんといっしょに外へでる。近所のギャラリーで、ジェームスさんというオーナーと話をする。最近建築の展覧会を始めたばかりとのこと。中をいろいろ見せてもらったり、自分達のやっていることの話を聞いてもらったりする。さらに、そこからあるいてすぐのBill+George ビル・アンド・ジョージというスペースに。ここはキャリッジ・ワークスで話を聞いたレベッカさんが参加しているもうひとつの活動。こちらはずっとプライベートな場所で、施設もあまり整ってはいない。でも自由な雰囲気がある。費用も公的な助成はあまり受けておらず、個人的な借り入れを持ち寄って運営しているとのこと。

レッドフェーンからセントラルまで電車で戻り、荷物を預けていたホテルへ。荷物をピックアップしてタクシーでシドニー空港へ。チェックインしようとすると一本早い飛行機に乗れるとのこと。ありがたく少しはやめのスケジュールでメルボルンへ到着する。

メルボルンでホテルにチェックインすると21時ころ。ホテルは再びアパートメントタイプのもの。今回はメゾネットになっていて、下階にLDK、上階にバスとベッドルームが二つ。それぞれの部屋にはベッドが二つづつあるというとても広いもの。豪華な設備はないが、広いだけで豊かな気持ちになれる。

その後、ホテルからチャイナタウンに行き、中華料理店で夕食。その後メルボルン名物のレーンウエイのバーを見て歩く。クッキー、ジンジャー・ボーイ、クロフォード、セクション 8など。フェデレーション・スクエアの夜景をみて、ホテルに帰る。