腐女子って菌みたいなものだと思うんだ
分類すると果てしなく細かくなっていくところとコロニー形成するところとコロニー間で争いがちなとこと種別によってわりと性質が違うとこと繁殖力伝播力がハンパないとこと、先達からの情報伝達がコロニー内で重要なところとかが。あと「外の世界はどうでもいい。俺らは俺時間で動いてるから放っておいてくれ。つーか見ないふりしててくれ」「私たちは目には見えないがどこにでもいる」みたいな。(私の菌知識は「もやしもん」から得られています)
『オタク女子研究 腐女子思想大系』(杉浦由美子)批判
件の本は未読ですが、サトミンの詳細なツッコミから察するに私が普段友達やはてなとかで「クウガって商業作家とかわりと年齢層高めのスジに受けたよねー」「だよねー」「やっぱ五代くんと一条さんの関係が肉体的プラトニックで精神的エロスだからじゃね?」「意味わかんない」とかクダ巻いてるのと同レベルなんだろうなと思いました。
amazonの書評でもあったけど三浦しをんのように「エッセイ」として出せばもっとウケたかもしれないのに、中途半端に学術ライクにしてしまったのが大失敗だったんだろうな。ご本人がブログでクダ巻いてるだけならいち腐女子の生態ということで「はいはい」で流されたものがこうして「研究」だの「体系」だのタイトルつけて出されちゃうと…。
腐女子というのはそれこそ菌のように千差万別で、「萌え」行為に関してはちょっとのツボの違いが人によってものすごい萎えを引き起こしたり拒否反応でふじこったりしちゃう。ライフスタイルだってぜんっぜん違う。*1ようするに以下記事参照!
http://d.hatena.ne.jp/suitou/20060324#p1
みんなちがってみんないい(用法間違い)症状はひとりひとり(外から見たら同じでも)全然/微細に/違うので、かの本は効き目のうすい総合感冒薬みたいなもんかと思えばなっとく*2。なっとく?