拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

 占星術かスポーツマンシップか

 昨日、ジュネーブのカフェである会合があり参加したが、ボクは黒一点で8人の日本人女性に取り囲まれ若干緊張した。
 平均年齢がたぶん55歳ぐらいだと思うが、とにかく全員が国際結婚の結果長年スイスに住んでいる人間の集まりであった。

 テーマは昔スイスに住んでいた御夫婦が日本に帰国したが、子供達がスイスに残ったため、結局この御夫婦も再びスイスに
 戻ってきて定住している・・・が、どういった心境であったか、事情であったか、そういった事を年配の御婦人をお招きして
 お話を聞きましょう、というものであった。
 例えば、ボクなんかももう25年以上日本を離れているので、住宅事情なんかも全然わからないし、いざ実際に引っ越しなんて
 いうことになった場合生ずる数々の問題について、体験談などを聞いておくことは今後の参考になるのではないか…と思ったのだ。

 決めた時間にカフェにまず来たのはその御婦人とボクと日本人女性3名であったので、こじんまりと集まり、テーマに沿った話を20分をど
 していたが、その後4人の女性が参加した時点で、最初に決めていたテーマはどこかに行ってしまって、各自声の聞こえる範囲内でのミーティング
 になってしまった。しかし、結果的にそれが案外面白いことになったのだが。

 というのも、ボクの対面に座った女性は、『占星術』にかなり習熟している方で、それに対する情熱も一方ならぬ様子が読み取れる方で
 こういう方がいた場合、話がいろいろと盛り上がるのは必然!もう一人占星術に結構詳しい女性を含め我々4人はしばし周囲のことは一切
 忘れ(しかも日本語だし!)楽しい話に没頭していたのだが、予定の時間となり占星術の話もそろそろおしまいという時に、その准占星術士の
 彼女が急に顔を曇らせ、話し出したのは2020年の東京オリンピックの年のこと・・・これは何星だったか忘れたが、その何星がなんだかの上に位置する
 ・・・これは国威発揚を目的にオリンピックを利用したヒットラーの時と全く同じ星の位置・・・なのだそうだ。

 彼女が独裁に傾く安倍政権がこのまま2020年の東京オリンピックを迎える事態を憂いていることはあきらかであった…
 そのように、云われるとボクなんかすっかり平昌オリンピックや今回のサッカーワールドカップなんかで気持ちが盛り上がって
 それが、そのまま東京オリンピックへと・・・なんか希望があるような気がしていたから、急に水を浴びせられたような気分であった。

 しかし、今朝Youtubeなんかで、ロシアから帰国したサッカーの西野監督、長谷部キャプテン等のインタビューに答える彼らの様子を見、
 4年後を見据えた彼等の強い思いや信念を見聞した時、ボクの2020年への不安な思いも払拭される思いがした。
 
 今、スポーッ界で起きていることは、むしろ不浄な日本を清淨にする、元気にするパワーに溢れていて、嘘や不誠実で汚れきった日本のあり方を
 変える強力な牽引力として日本を正していく方向に行くのではないだろうか。
 これまで、弱小だった日本のスポーッ界がフェアプレイで堂々と勝ち上がる小柄な日本人になにが起きているのだろうか・・・と思うだろうよ!

 以前にも書いたが、日大問題やレスリング問題その他のスポーッ界での問題は浄化を求める日本のパワーではないだろうか。
 だから、それは必ず政治問題であるモリカケにも繋がっているよ。

 

    満月が昇ろうとしている時、赤く大きかった月…