パラドックス13

ミステリーと言うよりはとある条件下で起きたパニック小説、サバイバル小説という方がジャンル分けでは正しいのかもしれません。
ただそう言う分野ではもっと本職の作家さんはいる気がしますし、なぜそんな状況に陥ったのかの説明やオチも説明不足で唐突感は否めず読み終わった後も?マークが頭の中を回っている状態でした。
マルコビッチの穴という映画を評するときになぜジョン・マルコビッチの頭の中を覗けているのかということを考えずに純粋に今の状態だけを楽しむことに徹しようとすれば面白いという評がありましたが、まさにその楽しみ型が合う作品だと思います。