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流浪の狂人ブログ〜旅路より〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-08-20

「パシフィック・リム」感想

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 ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンスギレルモ・デル・トロ監督最新作。近未来、突如として太平洋海溝に発生した次元の裂け目から、謎の巨大生物カイジュウ(怪獣)」が出現。地球滅亡の危機に対抗すべく、人類はその叡智を結集、人型戦闘兵器「イェーガー」を開発、大いなる脅威に戦いを挑む。

 我々から見てもドン引きしてしまうぐらいの超弩マニア(褒め言葉)な監督が、本気でハリウッドの技術力と資金力を注ぎ込み、巨大怪獣とロボットのガチンコのドツキ合いを映像化。日本はもとより、全世界の特撮ファンが長年待ち望んだであろう、まさに夢の具現のような本作が、つまらないなんて事が果たしてありえるだろうか。否!つまらないわけがない!!(断言)俺の妹がこんなに可愛いわk(以下略)。

 冒頭、最新鋭の兵器をことごとく粉砕し、街を我が物顔で蹂躙していく事で、怪獣の圧倒的な存在感、強さ、狂暴性をアピール。そこへ颯爽と登場するイェーガーとの壮絶なシバキ合いで、テンションは一気にマックス。さらに直後の、イェーガーの解説と搭乗、起動、発進と、基本に忠実な激アツプロセスの畳み掛けで、観客のマニア心をがっつりハートキャッチ。この時点で「コレだよ!!俺は観たかったのはコレだったんだよ!!」と歓喜の涙を浮かべる同志も少なくないと察する。

 ストーリー面においても、一見してベタでありながら、古き良き80年代ロボットアニメを彷彿とさせる王道的展開に加え、「ああ、主人公二人の構図はガ・キーンだな」「このキ○ガイ博士のコンビはマジンガーっぽいね」「各国のイェーガーはゲッターロボ號(コミック版)がモチーフか?」と、その道を多少なりとも齧った人ならピンとくるであろう数々のオマージュに、思わずニヤリ。リアル系とダイナミック系の技法・文法をうまく融合させつつ、ハリウッド的解釈とジャパニメーションへの無上の愛情を注ぎ込み、「デル・トロ流」ともいうべき独自のスタイルを生み出す事に成功している。
 昨今の複雑怪奇なシナリオが正義であると信じる方々にとっては、少々物足りなさを覚え、且つご都合主義とも取れる部分もあるかもしれないが、ロボットと怪獣のセメントマッチに、そんなご大層な脚本など一切不要。むしろ、ムダを極力切り落とし、「こういう絵が観たい」「こんな映画を作りたい」という衝動に従い、それを具体化させるには、このくらいの濃度がちょうどよく、またこれ以上も必要あるまい。

 個人的には、主人公ローリー(チャーリー・ハナム演じる杉田智和をはじめ、玄田哲章池田秀一千葉繁といった、吹き替え版のツボを押さえたキャスティングも高評価したい。中でも、一応物語のキーマンとなるポンコツ博士二人を演じられる「日本を代表するヒーローボイス」古谷徹と、「ザ☆グレー・ゾーン」三ツ矢雄二の熱演は必聴。既に字幕版を鑑賞されている方も、お二人の名演と杉田くんロケットパーーーンチ!!」を聴くために、もう一度吹き替え版を再鑑賞するだけの価値はあると断言できるぐらい、もはや一つの作品として完成している。
 ちなみに当初、ローリーのパートナーを務めるマコ演じる菊地凛子の吹き替えを、何故か林原”閣下”めぐみさんが担当している事に「本人がやればいいのに」と違和感を感じていたが、通して観ると意外なほどマッチしており、これはこれで正解だったかもと、考えを改めた(ちなみに、菊池凜子自身も林原さんに吹き替えていただけるなんて光栄です!!」ツイッターで喜びを告白している)。やはり一時代を築いた方の演技力は素晴らしい。

 無人と化した街のど真ん中で、巨大な二つの物体が全力全開で大激突。足元の車を小石のごとく蹴っ飛ばし、ガラス張りの超高層ビルに顔面ごと叩きつけ、貨物船をバット代わりにフルスイング。日本では到底実現不能な、あるいは創意工夫でなんとか絵に起こしてきた事を、いとも容易く、あっさりと、しかし大いなるリスペクトを持って全身全霊で実現させる。
 あえてヲタクに徹し、自らの欲する形を愚直なまでに追い求める。まったくベクトルは異なるものの、その意味では宮崎駿監督風立ちぬにも相通じる何かを感じずにはいられない。もっとも、エンタメ性を全面に出し、新たなスタートを予感させる本作に対し、「風〜」は極力エンタメ性を排すと同時に、どこか遺書めいた雰囲気すら漂うが…。

 さておき。
 唯一欠点を挙げるとするならば、主題歌がささきいさお先生じゃなかった事と、劇中曲が渡辺宙明先生じゃなかった事だけ。単純に言ってしまえば、スパゲッティの上にハンバーグ乗ってて、その上からカレー、さらにとろけるチーズまでかかってるような、まさしくみんなの大好物オールインワン「分かってる」作品。ロボット、怪獣、ぶっ壊し系アクション大好きって人なら間違いなく楽しめるはず。
 むしろ、この映画が嫌いな人とはお友達になれないと思う(笑)。

 さあ、君も今すぐ映画館でレッツ☆ドリフト!!(誰?)

 あと余談だけど、デザイン的に一番好きなイェーガーチェルノ・アルファね(笑)。監督曰く、アレってザクがモチーフらしいよ。 

 ☆☆☆☆★++

 ぶっちゃけ、チェーンソードが出て来た瞬間、あまりのカッコよさに雄叫び上げそうになったわ(笑)、星4つプラスプラス!!







































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ふじき78ふじき78 2013/08/24 01:53 死んだと思われていたロシアの女パイロットに怪獣の肉片(触手)が融合する「パシフィック淫夢」はよ。

synkronized417synkronized417 2013/08/26 21:34  ふじき78さん、いつもありがとうございます。

 怪獣と融合して巨大化した巨乳ギャルがチチビンタでイェーガーを悩殺攻撃する「パイオツびくんびくん・リム」でも可!(最低)

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