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流浪の狂人ブログ〜旅路より〜 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-09-11

「マン・オブ・スティール」感想

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 1938年登場以来幾度となく映像化されてきた、世界初のアメコミヒーローにして、出版元のDCをはじめ全てのヒーローの代表的存在ともいうべき人気コミックスを、ダークナイトクリストファー・ノーラン制作「300」「ウォッチメンザック・スナイダー監督インモータルズ -神々の戦い-」ヘンリー・カヴィル主演リブート


 スーパーマンといえば、10年くらい前にNHK教育で放送していたヤング・スーパーマンが非常に面白く、来週楽しく視聴していたのだが、視聴率が芳しくなかったのか、シーズン1の最終話と思われる、しかも微妙に続きが気になる回で終了してしまい、本気で道具持って出入りに行ってやろうかと考える程度に憤怒を覚えた記憶がある。
 残りのエピはどうやらDVDでリリースされているようだが、レンタル店のどこを探しても見当たらず、かと言ってわざわざ買ってまではさすがに。そもそも、かなりのシーズン続いているだけに、全て集めたら一体いくらかかるのか。ヒロイン役のクリスティン・クルックが可愛かったし、何とかうまい方法はないものか…。

 さて、そんな与太話はさておき。最近流行りのリメイク&ヒーロービギンズストーリーで、上述した「ヤング〜」の数年後、クラーク・ケント自分探しの旅を経て、自身のルーツに触れ、ヒーローへと目覚めていくまでを描くストーリー。
 人智を超えた超人的力パワーを持て余し、自身とどう向き合うべきか、人としてどうあるべきかに悩み、苦悩するクラークの姿を中心に、どこか抒情詩のような物悲しさと、心地よい日差しを思わせる暖かみを含んだ人間ドラマを展開。そこに、ザック・スナイダー監督お得意の幻想的なビジュアルが絶妙に絡み合い、一枚の美しい絵画にも似た、上質の物語を形成している。

 個人的に注目したいのは、スーパーマンの宿敵であり、同じくクリプトン星人の生き残りであるゾッド将軍とその配下。滅び行く母星を憂い、尊敬する友(クラークの実の父親)を手にかけてでも、一族の繁栄と誇りを守ろうとするその様は、確かに征服対象である我々地球人からすれば、完全なる悪人であり、場合によってはちょっと頭のイッちゃった戦闘バカにも見える。しかし、他の星を殖民し、同胞を存続させる事で生き永らえてきた彼らにとって、地球侵略はごく自然且つ必然的行為であったに違いない。
 もちろん、だからそれが正しいというつもりはないが、文化や習慣の異なる二つの種族が相まみえる際、こちら側の正義を一方的に押し付け、まして蹂躙する事は許されない。その行いに反し、ゾッド将軍自身が自らを悪の権化然とせず、あくまで一軍人、一指導者として立ち振る舞っていたように見えたのは、まさにこの事の具体であり、いわば外交における極端な悪例と言える。力による抑圧・支配ではなく、力を持ちながらいかに他と共存するか。それとも、本作の根源ではないかと勝手に察する。

 とはいえ、あまりにモノの分別が足りない行動、具体的には、攻めてきたゾッド軍と同等か、それ以上に街を壊滅状態にまでぶち壊しまくるのは、いかがなモノか(笑)。まあ確かに、人間としてまだ未熟なスーパーマンを描きたかったという意図は理解できるし、愛する母親を脅され、実家まで破壊されたその激怒は分かるつもりだが、いくらなんでも全く罪のないガソリンスタンド爆破しちゃまずいだろ。おまけに、まだ中に逃げ遅れた人が残っているかもしれないビルに相手を叩きつけるわ、豪快に顔面ウォッシュ食らわせるわ、シマイにゃぶん殴って貫通させるわ、やりたい放題にも程がある。
 いや、あれぐらいの壮絶バトルが観たかった事は事実であるし、正直かなりテンション上がってしまったのは認めるが、せめてヒーローらしく、なるべく人がいなさそうなところを選ぶとか、全市民の避難が完了したのを確認してから殴り合うとか、それなりの配慮が欲しかったところ。そんな手加減できる相手じゃなかった?アベンジャーズだって結構好き勝手やってた?うんまあ、それもそうではあるが、「ボクは人間を守る!!」とか言い切っちゃった後だし、やはりフィクションといっても限度というモノが。

 それから、事あるごとに死んだはずのラッセル・クロウが出てきては、ご都合的に助けてくれるのも少々残念。軽くアドバイスをくれるか、「お前ならできる!ガンバ!」程度の励ましキャラならまだしも、死者があそこまで現世に介入してよいものか。そりゃスーパーマン自身、その後何度も死んだり甦ったりを繰り返すが、ついでに敵艦も自爆とかさせてくれたらええのに、とか思ってしまった。

 
 とまあ、その辺もひっくるめて、久々のザック・スナイダー節炸裂ムービーではあるので、興味のある方は是非とも映画館に。ちなみに、既に制作が決定しているという本作の続編であるが、ついにDCコミックの二枚看板・バットマンとの競演、しかもブルース・ウェインベン・アフレックが演じるとの事。
 映画ファン、アメコミファンとしては非常に楽しみではあるが、実はそんな話し20年近く前から存在し、その都度噂になっては消え、企画が正式に上がってはまた消えの繰り返すばかりで、未だ形になったためしがなかったりする。さすがに今回だけは、正式なスタッフとキャストも発表され、本格的にプロジェクトもスタートしているようなので、またしてもオジャンになりましたーなんて事はないと思うが、二度ある事は何とやらと言うし。うーむ…。


 ☆☆☆★★++

 あと、同級生の女の子の名前がちゃんと「ラナ」だったのが良かった(笑)。ちなみにあの子が、クラークの初恋の相手ね。星3つプラスプラス!!








 この映画、多分小生が未就学児ぐらいの頃に、親戚のお姉ちゃんに連れて行ってもらった人生初の映画館鑑賞作品だったりする。まあ、内容はさっぱり覚えてないけどね(笑)。


























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