つまり、「魔法」で高めた身体能力を「つかい」物理で殴る「プリキュア!」ですね(マテ)
要するにこうですね(安定の刃牙ネタ)。
さておき、いよいよ始まりました「魔法つかいプリキュア!」。
みらいさん。もうすぐ中学2年という事は、某マーメイドさんと同い年なんでしょうか。見た目といい、言動といい、JSにしか見えないんですが…。
つーか、クマのぬいぐるみ持ってお出かけとか、近所の奥様方や同級生から変な目で見られてないのか、そこそこ心配です(エー)。
今のところ、好奇心旺盛で面白そうなことが大好き、あと軽くS程度の情報しかありませんが、これからどう内面が描かれるのか、どんな成長を見せてくれるのか、一年間楽しみです。
で、あのしゃべるクマは、来年のオールスターズの頃には、家でB級映画観ながらハッパ吹かしてたり、マーク・ウォールバーグにマウントパンチかましたりするようになるんですね(ネェヨ)。そういえば、声もどことなく有吉に(ダカラネェヨ)。
リコさん。一見して、クールな優等生キャラかと思いきや、まさかのポンコツキャラでした(オイ)。みらいさん同様、まだまだ不明な点、例えば家族構成や生い立ち、どういう経緯で魔法学校に通うようになったか等、謎だらけですが、二人の掛け合いも含め、いいドラマを期待したいところです。
敵幹部バッティさん。どう見ても、ひょうきん族で某さんま師匠が演じたあの人です(笑)。果たして21世紀生まれのチビッコ達に、元ネタが伝わるんだろうか…。下手したら、お父さんお母さん世代でも知らないかもだし。
初回から、世界観の説明も主人公の細かい紹介もぶっ飛ばして、とにかく文字通り物語の始まりである、二人の出逢いに終始した、といった内容だったね。まあ、キャラクターについてはおいおい触れていけばいいんだし、まずは余計な事は一切無視して、視聴者の目を一気に引き付けるスピード感を重視した結果なんだろう。
今後、魔法学校と人間界を往復する事になるのか、みらいさんが通う学校は登場するのか、他の登場人物はどう描かれるのか、色々と気になるところだけど、単純な可愛らしさや華やかさ、そして「次も観たい!」と思わせる演出という意味では、悪くなかったね。
プロデューサー曰く、本作のテーマは「つなぐ」だそうで、決して万能ではない魔法の力を通じて、それぞれの違いや差異を認め、世界中が一つに繋がる物語を目指す、らしい。個人的にはそれプラス、敵側が「ヨクバール」ってぐらいなので、これまでの傾向から「願う」というのもあるんじゃないかと、邪推してみる。
初変身の件なんて、まさにそういう感じだったし、強く願えば魔法が応えてくれる、みたいな展開になるんじゃないかと。
ただそうなると、「奇蹟」や「魔法」が、すごく都合のいいモノとして扱われるんじゃないか、という懸念もあったりする。前作がそうだったように、不思議な力にせい奇蹟にせい、やはりそこに「理」というか、「起こるべくして起こる理由」がないと、途端に陳腐なモノになってしまう。
前作の場合は、「夢と希望、それを叶えるための努力」という形で見事に昇華させたけど、果たして本作は「魔法」をどういった形で「つなぐ」のか。冗談抜きに、そこがキモになると提言しておく。
てか頼むから、困ったら「私たちは負けない!」「ウオォォォ!!」って言ったら奇跡が起こる、みたいなのは絶対止めてね。それ、一番つまらないパターンだから。
それからもう一つ。一部では本作を「シリーズの原点回帰」と位置付けている人もいて、事実、初代のオマージュとも取れるシーンも多々あったけども、正直あまり賛成はしない。
それで面白いものができるなら否定はしないけど、過去作の焼き直しが成功したためしはなく、実際、本シリーズでも一度失敗している(またヤンヤン言われるんで、どれとは明言しないけど)。どうせやるなら「初代を超える」「初代では出来なかった事をやり尽す」ぐらいの気負いで臨んでいただきたい。それこそ、後年「ここからプリキュアは新シリーズに突入した」と言われるほどに。
(それ以前に、魔法使いそのものが女児向けアニメの原点回帰とも言えるけど)
まあ、前作があれだけの、日本アニメ史に確実に名を残す大傑作だっただけに、プレッシャーも相当なモノだと察するけど、とにかくいい作品になるよう、尽力していただきたく。今年もガッツリ楽しませていただきますんで、よろしくお願いいたします。
はい、今週はこの辺で。
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