ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

所長サンの哲学的投資生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-06-27

中国人は今日も元気に金を使う。

f:id:syocyo:20160302142522j:image


これは西域そば。
とぼくが勝手に呼んでるのだけど、蕎麦粉五割くらいの面。
こうして冷やして、酸っぱ辛い味付けで食すのは西安の風物詩。
これで7元。近年の蒸し暑い西安にはもってこい。

さて、英国のEU離脱。
よりによってこんな時に、とおもうのだけど、
こんな時だからこうなるんだろう。好況なら最善の選択肢に離脱を選ばない。
米国のトランプといい英国の離脱派といい、最近ナショナリズムが活発にみえる。
雇用を守り移民を排斥しようとする部分で支持層がかぶる。

ナショナリズムがいま世論に受け入れられる理由は何か?

ひとつはグローバリズムの恩恵を受けないひとの不満で、
これが増大してるからと思う。
彼らの不満は世界がつながることで生じるマイナス面に対処できないことにある。
グローバル化に対応するのは政府の責任だと信じてるかたが主な支持層になる。
国の雇用問題と本人の稼ぐ力はそもそ別モノはずですが、
それを政治のせいにし過ぎると今回の英国のようになる。

世界がつながることで生まれる利益に関心がうすいと、
知らないうちに資産や収入が減価する時代にぼくらは生きていて、
トランプも、それが恐ろしいと思う層をひとまとめにすることに成功している。

彼らには、つながることで生まれるメリットが、
富裕層へしか還流されないように見えていて、事実もそうだろうと思う。
ご本人の目にメリットが見えないのだから、そうなっていく。
利益は見えるひとにしか掴めない。

ぬるいお湯をさがして回るひとは、お湯がゆっくり冷めていく。


***


中国の近い未来にぼくは悲観的ではありません。

今回の英国EU離脱は、中国のEU窓口を失うとかの意見もあるけど、
普通にかんがえれば、中国はEUにはEUの窓口を作り英国にも窓口を作る。
二国間外交は中国のお家芸でもあるし、
もともと友人の少ないロシアはそれで上手くやっている。

AIIBの旗振り役である英国の躓きが一帯一路への影響を心配する意見もあるけど、
中国は、EU(英国のない)とも、英国とも、それぞれ関係していけばいい。
一帯一路って中国国内の効果は現在のところスローガンのようなもので、
進捗の測定がむつかしい意味で、逆に長期的には、
雑多な問題を見えなくさせてしまう良さもあるかもしれない。
けれど計画経済に慣れてる中華圏の民間投資は進むと想像する。
国の計画に乗る、という姿勢は中国企業にとって宗教的なものがある。

中国にとって欧州は市場であって、
EUと英国が一緒なのか、別々なのかで、大騒ぎするほど違いはない可能性がある。
重要なのは欧州全体の購買力が収縮するか活性化するかであって、
その問題はどちらにしろすぐに答えは出なかったと思う。

中国は外からは見えないかもしれないが、
膨らみ過ぎた経済が相当な勢いで調整されている実感がある。
現場では競争と淘汰がすさまじい。
収縮するものは非常なスピードで収縮している。

スピード感はどう言ったら伝わるだろう。
例えば新設モールに1年後訪れると6割は入れ替わっている感覚はある。
少し前まで習さんの改革で官僚の接待がなくなったことが不況の一因だ、
とか言われたけども、もう現地でそんなことをボヤくひとも店もない。
すでに接待系の豪華な広州料理店は消えてしまった。
火鍋も消え、過剰なショッピングモールも淘汰が始まり、
地方不動産は安値をつけた。

下がるとこまで下がるのは大切なことで、西安ももう下値余地は少ない気がする。
もしかすると不動産の在庫調整は、5年ほどで目処がつくかもしれない。
欧州が5年で躍動すると言えるかたがいるだろうか。
日本の空き家問題は10年で片付く問題だろうか。

中国最大の武器は巨大な国内市場にあり、
中国のGDPを考えたとき個人消費は莫大で、
現地をみる限り、個人消費が弱まったなどと言うひとに会ったことがない。
GDPの7割近くを占める個人消費が健全な市場に向かっていくことは、
ぼくがまだまだ中国に寄り添いたい理由になっております。