#04「対外折衝」

 ソレスタルビーイングをテロと批判する人革連。それでも武力介入を続ける事がその本懐と、自らの行動をソレスタルビーイングはやめる事は無い。
 米国を批判し、ユニオン内での独裁を非難する南米の国家の一つタリビア。しかしその目的は、自らの利のためにソレスタルビーイングを利用する事にあった。




 前回、少しだけ世界を変えた、ように見えたソレスタルビーイング。しかし世界は彼らさえも強かに利用しようする。
 米国→ユニオン内部でのリーダーの地位を確立したい。
 タリビア軌道エレベーターが近くにある事を利用し、自国内の反米感情を押さえ込んで、ユニオン内でエネルギー権利を得たい。
 二国の間でがっつりと利用された結果に終わったソレスタルビーイング。すでに言う事は言った。勝手に矛盾を捏造するなと言わんばかりに戦ったガンダム達。
 しかしこれら大国間の争いと言う視点が分からない人間から観れば、結局争いを引き起こしているようにしか見えない。さらに、それもある意味では真実。
 たった四機のガンダムで世界に喧嘩を売る事の困難さは最初から分かっていたものの、そう簡単ではない。世界は簡単ではない、と前回に見せた僅かな変革の期待にぴしゃりと冷や水を浴びせる内容でした。
 その大変さを担う一人が、今回からやっと本格的に登場したマリナ。石油燃料の枯渇と太陽光発電の普及によって、その価値を失った一国の王女。
 国の価値から言っても、とんでもない重責を担っているのは間違いない彼女ですが、「世界を変革したい」と言う点ではある意味ソレスタルビーイングと同じであるも、否定派の彼女。
 テロが多発する気配の国と、OP映像からも、近いうちに刹那とのコンタクトがありそうです。
 



 今回、戦術予報中のスメラギさんの言葉から『ヴェーダ』と言う存在が発覚。これはソレスルビーイングの中枢コンピュータの事。水中でも大丈夫! 的ガンダムの驚異的な汎用性を含め、その詳細は『HOBBY JAPAN』『電撃HOBBY』『ガンダムエース』三誌で連載中の公式外伝シリーズが詳しいです。




 ガンダムを狙う兵士達。
 人革連はガンダムを捕獲するために部隊を作り、セルゲイと超人部隊という非合法っぽいところからソーマを召集。
 またユニオンは、現在ガンダムに熱烈ラブコール中のグラハムが、カスタムフラッグでついにガンダムに一撃入れる事に成功! しかしあくまで空戦限定で、しかもエクシアは撤退行動中と、まだまだその能力差には追いつけない現状を見せ付けた結果に。




 次回はキュリオスとアレルヤメイン。「孤児であった幼少期に人革連の施設に在籍していたという過去を持つ」と言う設定もあるので、超人部隊との関連もありそう。




 しかし、東京湾(?)にエクシアはまずいだろう……ッ!



 追記。
 中東→南米に修正。ご指摘ありがとうございます。