あかちゃんが来た!!


しゅうこです。

ある日、下のお姉さんが初めて見る生き物を抱っこしたお父さんと一緒に
帰って来ました。
ぐにゃぐにゃして50センチ位の大きさで、お姉さんの部屋に敷いた布団に
寝ています。

2,3時間おきにほぎゃほぎゃ騒ぎ、ミルクを飲ませたり、お尻を拭いたり、
たらいで洗ったり、家族みなで世話をしています。

でも自分では何も出来ないし、仰向けに寝ているだけだし
ふにゃふにゃした輪郭で、毛も生えていないし、
どこが可愛いの全然かわかりません。
猫とは思えない位まん丸な目、うさぎみたいにピンと大きい耳、
長くてふわふわで柔らかい毛皮に包まれた、
誰がみても可愛らしいルックスの私とはかなりの落差です。

この子はしょうこ、という私と似た名前で「赤ちゃん」という
分類に属します。(私の名前を真似したのかもしれません)

ある日、大人達がご飯を食べているときにこの子を見に行きました。
柔らかそうでしたが、扁平な顔でミルクの匂いがして目も耳も小さく
やはり可愛いとは思いませんでした。
しばらくそばで顔を覗き込んでじっとみてみましたが
何の反応もないので自分のホットカーペットに戻りました。

別にシッポをひっぱったり、無理やり私と遊ぼうとしたりはしないので
ま、無視するかと思いました。

この子は何も悪いことはしませんでしたが、
うちの中がザワザワしていて、一番嫌だったのは
私のトイレの置き場所が変わってしまったことです。

静かだった家の中が常に落ち着かず
何だか居場所がなくなったみたいで
とてもとても不安な気持ちになりました。