金持ちについての、盛者必衰?
お金持ちは、もっと金持ちになりたいんじゃないでしょうかね?
本心はどうかは別として……
少なくとも、自分は、自分のお金が底を尽くことには不安はあります……
お金を使うことが当たり前の習慣になると、中々辛いかも。
と、ある本を思い出しました。
江戸時代における京都商家の衰退理由を記した、
この三井高房の町人考見禄(*1)によると、
大半は大名貸しをして回収不能になった件であって、奢って遊興に耽って破産したり、後継者育成に失敗したり、開拓事業に失敗したり、欲に走って買い渋ったり買いすぎたり……
1990年代の日本のバブル時代と同様なことをやっている……
商人のことわざについては、藤本義一が『商人道 商は笑いにして勝なり』
(この本は『よみがえる商人道』を改題・加筆したものです)で取り上げていて面白いと思いました。
(*1)三井総本家の三代目の三井高房が、二代目の、父高平から、彼の見聞した、町人の盛衰のさまざまの様子を聞いて、三井家内部の教訓(誡)書とした。
- 作者: 三井高房,鈴木昭一
- 出版社/メーカー: 教育社
- 発売日: 1986
- メディア: 新書
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盛者必衰?
- 50年間のデータを調査したC.バーンスタイン社の調査チームによると、少なくとも5年連続して20%の増益を達成できたのは米国大手企業のわずか10%、少なくとも10年連続して20%の利益を達成したのはわずか3%にすぎないこと、そして15年連続してそれを成し遂げたのはただの一社もなかった。
- 米国の大富豪はなぜ巨富を築くことができたのか。その軌跡をたどっていくと、たったひとつの業界あるいはたったひとつの企業に集中投資している人がほとんどであった。
- 1982年当時の「フォーブス400」の資産家のうち、20年後のリストに残っていたのは(中略)--わずか16%--であった。
『新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)』の注釈より、
ジェイソン・ツバイクの言葉
nikkeibp.jp ビジネススタイル「ニュース0円」ネット上でのニュースの価値と使い道 の感想
とのタイトルに期待したのですが、「使い道」の部分が「ポータルから見た」ものであった。
ユーザー視点で無い点、個人的に残念。
この内容の論点
新聞社など情報発信元の情報(ニュース)について論じている。
分かり難いので、以降、新聞社としています。
少なくとも自分は、発信元がどこであれ、インフラが同じ。Webに上がった時点で同じものと捉えます。
……書物と、Webの情報のどちらが扱いやすいかという論点とは違うので。
- 新聞社の配信料は、驚くほど安い。
- 新聞社は、ニュースで食べているという意識が強すぎる。
- 感想:本当にそうなのか? 日経の経営者はそのように、思っていないと思う。
- 新聞社は、パッケージで収益を上げていることを忘れている。
>既存メディアからの配信料は驚くほど安い。
うーん、新聞社など情報発信元が配信料を本気で有料で配信したいかどうかでは無いでしょうか? 分かり難いので新聞社を例にします。
大体無料の情報は、新聞社のページにいくと誰でも読めます。
本気なら、使用者登録をして「読まさせない」とかします。
アンケートが取りたかったり、誰が読むかを知りたい情報は、大抵は登録制になってます。
確かにリンクによってトップページから読まれないのは、新聞社にとってもどかしいでしょう。
だからといって予防策もあって、 記事毎に、○○新聞 何年何月 記者名 と、書くだとかだけでも新聞社の存在をアピールできます。
更に隣に広告や関連する内容でも掲載しておけば、読者の興味は引くでしょう(紙の新聞でも、関連したニュース記事の下に広告を載せるとその商品が売れやすくなるようにも思えます、堀江で盛り上がってるなら、堀江本の広告でもとれば……)。
結局、新聞社にとっては、このニュース自体が、ここでいうところの客寄せパンダでしかないということではないでしょうか?
読者が新聞社のホームページに行けば、新聞社はそのページの広告で儲かる。しかし、直接に新聞社ホームページを丹念に読む人は、限られていて。ポータルや検索で記事を読む人も多い。だから、少しでも収入が得られるようにポータルに売ればいいではないか。という発想じゃないでしょうか?
新聞社が1社だけ情報を封鎖しても、他社が無料で配信するなら、これは弱いですよね。ポータルへの配信料を値上げしたくても、他社が安いなら他に乗りかえられるだけ。
yahoo!にしても、ロボット検索は、かつては自前だったが、gooになってgoogleへと鞍替えしていきました。
新聞社の問題に戻ると、取りあえず、朝日新聞は遅かろうとも、配信を絶つという行動に出た。
これは、評価できるかどうか? 朝日新聞や他社の配信ビジネスの将来はどう変わる?
ライブドアだけの問題なのか?
政府や官庁の発表は直接見に行くのがよい。利用するなら、個人や営利団体の著作物より遥かに流用に関して規制が少ない。
自分個人としては、ライブドアの問題は余り関心がなく、新聞社のWebでの情報展開とビジネスに注目が行ってしまいました。
関連記事:
- 経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版マードック氏、「ネットの影響軽視しすぎていた」(4/14)※
- http://www.mainichi-msn.co.jp/it/coverstory/news/20050413org00m300084000c.html/ネット時代のジャーナリズム:元記者ブロガー藤代裕之さんの視点
諸悪の根源はコピーワンス
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/11/news009_3.html/
を読んでいて、以前から感じてた言葉が飛び込んできた。
映画など、視聴そのものが興行収益となるものなら、まぁこの方式も致し方ない気はする。
最近の映画は以前より高い制作費で作られ、そういうものの年間あたりの本数も増えているように思う。この収益の一部に、メディアの販売やレンタルが組み込まれ見込まれているからこそ、このような本数の制作が可能という向きもある?
「視聴」をテレビから切り離そう
はてなブックマークを見ていて
ITmedia ライフスタイル:「視聴」をテレビから切り離そう
というのが目にとまってつい読んでしまった。そればかりか……このなのを書いてしまった……
テレビを付けるというのは、BGMのように使い気になる話しが出たときだけ見るというのも出来る。またテレビは目覚まし代わりになる。暗い部屋がテレビの光で部屋が明るくなり、会話や音が出るので目覚めやすい。
続きを読む株主・労働者
ありきたりな、気もするけどふと、浮かんできた妄想。
もし、数万人を抱える企業の従業員達が株式るいとうよろしく給金の5%とかで株を買っていったら……もしかしたら経営者の下で株主が働くとうのもありかと。
うーん、その前に市場が動いて株価が上がるとか、経営陣が買い戻しに出るとか、突っ込みどころ満載ですが、それはそれでそういう意見こそは勉強になりそう。
と、ふと、昔やっていたドラマを思い出しました(ビッグマネー 〜浮世の沙汰は株しだい〜(*1) )。
なぜか見てました。その中で経営方針の変わった新経営陣だかに対して、従業員が株を集めて株主総会で異議申立てをするとかいうサイドストーリーが有りましたね。
このドラマ自体の本筋は、主人公の相場師の行動がどんどんやることがエスカレートしていって……
(*1)ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい~ DVD-BOX
原作 :「波のうえの魔術師 (文春文庫)」
とのことのようです。