歩け歩け

 仕事と次の仕事の間が空いてしまう事は、こう云うスタジオ仕事をしている以上、頻繁に起こるものだ。
 その間、なにをして時間をつぶすか、と云うのも、中々難しいところがある。1、2時間程度なら、食事、コーヒー、立ち読み、などで結構時間は経ってしまうが、4、5時間になると、ちょっと考えてしまう。
 都内に住んでいた頃は、結構マメに自宅に戻っていたが、町田市に越してからは、移動時間と家にいる時間を考えるとそれも中々出来なかったりする。
 それが、今日はなんと6時間も空いてしまったので、一旦帰る事も考えてはみたのだが、たまたま自宅からは一番遠い、キングの関口台スタジオだったので、一旦帰宅はやめにして、秋葉原ヨドバシカメラを冷やかしてみよう、と云う気になった。
 このところ半年ばかりだが、美容と健康と体脂肪対策をかねて、ウオーキングに励んでいるのだが、たまたま天気が良かったので、多少、無謀な気がしないでもなかったが、アキバまで歩いてみよう、と云う事にした。
 いつも、時間が許せば、手持ちの万歩計で、約10000歩は歩いている、わたしの場合、1歩がやく82、3センチなので、8キロ前後、と云う事になる。



 散歩のコースは、折り返しに成っているが、直線にすると結構な距離なので、関口台から秋葉原くらい、なんとかなるだろう、と思って、スタジオを出発した。










 江戸川橋、矢来町を通って、市ヶ谷見附のところで外堀通りに出て、飯田橋、水道橋辺りでは東京ドームや遊園地の観覧車を横目に見る。

 お茶の水までは、文字通りの外堀沿いに歩く。






 時々は通っているコースだが、お茶の水の由来みたいなものを刻んだ石碑みたいなものとか、車からでは目に入ってこない、色んなものが見えて、面白かった。
 アキバのヨドバシは、新宿店などに比べると、売り場面積も広く、規模の点でも大きく、品数も一段と多いように思った。 雰囲気も、多少上品気味に成っているようだ。
 カメラや電化製品だけではなくて、化粧品やゴルフ用品、など色んな売り場にレストラン街のようなものまで有って、デパートに近いと云えるかもしれない。
 資金があまり無かったので、買ったのは、プリンタ用紙を2点だけて、あとは、ちょっと興味をひかれている、Willcom の端末、W-zero3 と云うのをさわりまくったり、デジタル一眼レフなどを見て回っていた。
 カメラは、ジャパネット高田の方が、下取りが有る分だけ安いかな。
 W-zero3は、面白そうではあるが、肝心のアンテナの性能とかの使い心地がよく分からないので、なんとも云えない。 最近出たW-zero3[es]と云うのは、少し小さめで細長く、ちょっと大きめの携帯、と云う感じだ。 値段は二万四千なにがしで、性能もまあまあだと思うのだが、画面とキーボードが小さすぎて、ちょっと扱いにくい気がした。 ディスプレイは640*480で、先に出ていたほうとドット数は同じなので、なんとか成るとしても、キーボードの方は、両手で持って親指で操作する事を考えると、一度に3個くらい一緒に押してしまいそうな感じで、人より指が太めのわたしには、ちょっと無理かな、と思った。
 その点は、最初に出たW-zero3、つまり先行の[es]の付かない方だと、なんとか行けるかな、と思うのだが、値段の方は、メモリが128の方で三万なにがし、最近出た256の方だと、四万を超してしまうので、これもちょっと考え込んでしまう。
 帰りは、さすがに地下鉄を利用したのだが、乗り換えでかなりの距離を歩かされた事もあって、この日の万歩計は14000あまりをカウントしていた。 店内をぶらぶらしていた分も入っているから、それを差し引いても、結構な距離を歩いた事になる。