映画版「暗いところで待ち合わせ」の配役

乙一の「暗いところで待ち合わせ」(ISBN:4344402146)が映画化されるそうですが、配役についてmixiのコミュニティで話題になってる。私もこの話はとても好きなんですが、その配役というのが、、、
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-051128-0004.html
うーん、ぶっちゃけ、この2人はちゃうやろ!
いや別段、演技力とかそういう問題ではなくて、この2人だとなんか、周りからの人気者で活動的、というイメージになるんですが。。。

この話の主人公は人との距離がうまくとれない孤独で情けないタイプの人間像だし、

一人でいることをいつも望んでいた。そのためにいつの間にか自然と孤立する。

いつも群れになって行動している人々が、理解できない。
(本文より)

ヒロインは視力を失う前から、内向的で自信の無いタイプとして描かれています。

日ごろから、自信のかけらもなかった。自分の姿はどこかおかしいのではないかと、いつも不安だった。

しかし、何も見なくてすむようになった今、家から出ずに保険金だけで暮らしていけば、もう心を乱すようなことはない。
(本文より)

そういう2人だから成立するような話だし、面白みがあると思うんだけど。
逆に言えば、そういうイメージを演じられる、と見込んでの配役ならいいんですけど、

アジア全域で人気がある2人の出演に関係者も「最高の組み合わせ」と期待を寄せる。

「人気がある」という理由の配役でないことを祈ります。
どっちにしても、私は見たいとは思わないですが。