夫婦ゲンカ寸前

揚げ春巻き、ビーフンと肉野菜の炒めもの、ワカメスープ。
揚げ物は苦手でめったにやらないが妻のリクエストで仕方なく挑戦。やはり焦がしてしまった。ビーフンは上出来。インゲン、ニラ、モヤシをたっぷり入れて。
食後、険悪な雰囲気となる。
きっかけは『アンチ・オイディプス』がいまだに見つからないこと(『友愛のポリティクス』は無事救出された)。
実は妻は若いころ図書館司書だったので、蔵書はきれいに分類し、整理してある。
僕の部屋の蔵書は読んだ順に雑然と積み上げてある。その方が意外性があって面白いというのが僕の言い分だが、これが妻の目からは(たぶん誰が見ても)諸悪の根源と映るらしく「地震にあった古本屋の倉庫みたい」と罵る。古本屋の倉庫の方がよほどいいと思っているので気にしないでいたが、何度も繰り返すので、さすがにムッとしてしまった。片付けない僕が悪いのはわかっているが、「本を読んでいる時間より探している時間の方が長い」なんて、そんなに言わなくったっていいぢゃないか。

「伝統」の語られ方

現行法と与党案要綱の前文を比べてみると、教育が育成すべき人間像としては現行法の「真理と平和」が与党案要綱では「真理と正義」に、教育が目指す文化に関しては現行法の「普遍的」という形容がなくなって与党案要綱では「伝統」が加えられていることが目に付きます。
すでにkurahitoさんが指摘しているとおり、与党案要綱の前文に加えられた「伝統」は、漠然としているばかりか、その持ち出され方にいかがわしい感じがする(http://d.hatena.ne.jp/kurahito/20060415/p1)。
以下、kurahitoさんの尻馬に乗って、私なりに思ったことを書き留めておきます。

続きを読む