越谷レイクタウン

今月から、劇場限定ではありますが全国で公開されている「ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D」という映画があります。日本ではそれ程知名度はありませんが、アメリカでは特に10代に大人気のTVドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」という作品から生まれたコンサート映画で、米国では昨年末に公開され、コンサート映画としては歴代の記録を塗り替え興行収入1位に輝くなど大人気を博したのですが、それが今月16日から日本でも封切りとなりました。元々は、TVドラマ版のハンナモンタナが日本でもディズニーチャンネルで放送されるに当たって、主役「マイリー・スチュワート」の吹き替えを、うりょっちこと白石涼子さんが担当されるという理由だけで見始めたのですが、いつの間にか作品自体の面白さに引き込まれ、ついには主役を演じるマイリー・サイラスのファンになってしまい、ハンナモンタナの関連CDのみならず、昨年10月にハンナモンタナ名義ではなく、本名の「マイリー・サイラス」名義で発売された1stオリジナルアルバムまで買ってしまうと言うハマりっぷりなのです。
この3D映画も、実はアメリカのAmazonからBlu-rayを取り寄せ購入したので既に自宅では鑑賞済みなのですが、ファンとしては見に行くしかありません。ということで公開初日の16日に見に行こうとも思ったのですが、ちょうど家族旅行と重なってしまったこともあり、また恐らく各劇場とも親子連れや若い女性などで満席になっている中いい歳こいた野郎一人というのもハードルが高そうだったので、平日の仕事終わりにすることにしました。で、ちょうど諸事情で明日は休みを取っているので、今日の仕事帰りに行こうと昨夜あれこれ調べてみました。仕事終わりに行くとなると都内なのですが、新宿、大泉、武蔵野3カ所しか上映されていません。後ろ二つは場所が遠すぎて論外ですし、新宿は最終上映の時間が早すぎて仕事が終わってからでは間に合いません。というわけで、千葉・埼玉・神奈川辺りで探してみると、越谷レイクタウン内にあるイオンシネマで20時40分というスケジュールがあったのでそれに決定。終了が22時を回ってしまいますが、ここなら自宅最寄り駅まで30分程度で帰ることが出来るので問題ありません。
仕事を定時に終えてすぐに会社を出発し、19時半過ぎぐらいに到着。

まずチケットを買ってから、レイクタウン内にあるシネマチケットで割引のきく飲食店でのんびり夕飯を食べる時間を取ることが出来ました。

映画

夕飯を取る店を探す際にレイクタウン内をあちこち歩いてみたのですが、今年の1月の日曜日に車で行った時に比べると、経営が心配になるぐらい店内がガラガラですな・・。まあ20時という買い物時間もとっくに過ぎ去った微妙な時間帯であることを差し引いても、これじゃ維持費の方が売り上げを上回るんじゃないかと余計な心配までしてしまうぐらいの寂しさです。そして、時間になって再度イオンシネマのある場所へ。

一応上映中なのでこういうポスターは貼ってあるものの、他の映画と違ってポップや大看板は見あたりませんでした。まあ、他と比べるとニッチな作品なので仕方ないかもしれませんが。せっかくなので、記念にパンフレットを400円で購入し、入り口で本作専用の3Dメガネを受け取って座席へ。中に入ってみると、観客は小学生の女の子の親子連れと自分の2組だけ。平日の遅い時間なので客が少ないのは予想していましたが、まさかここまでとは・・・。
お互いに若干気まずい空気を感じつつも、せっかく3D特別上映のために割り引きも効かず2,000円も払ったので気にせず鑑賞することにしました。内容自体は上述の通り既に自宅でBlu-rayで見ているので、3D効果がどの程度のものかというのが期待ポイントだったのですが・・。正直に言うと、主な客層が小中学生女子だと言うこともあり、所詮子供だましレベルだろうと期待していなかったのですが、実際鑑賞してみて、あまりの臨場感にびっくり。最初から3D上映をすることを前提に多数のカメラが入った状態で行ったというライブは、スクリーンで平面の動画を見ていると言うより、スクリーンの形に切り取った窓から、実際に今そこで行われている本物のコンサートを見ていると錯覚してしまうほどです。
特に、ステージ中央に設けられた花道に出てきてカメラに接近する際の映像は、思わず手を伸ばせば触れられそうな程です。いや、最新の3D技術をなめてましたね。これほどまでとは思いませんでした。2,000という映画1本としては決して安くはない金額でしたが、自宅では決して楽しめないであろうクオリティを堪能できました。満足満足。