宇宙ニュースの小部屋 RSSフィード

2016-12-10-Sat

Inmarsat社, Sバンド衛星の打ち上げロケットをFalcon HeavyからAriane 5に変更

Spaceflightnow(12/9)

欧州の規制当局からの当初の打上げ期限は今年末。Ariane 5での打上げは2017年半ばであり期限が延長されたのかどうかは不明。衛星は5.9tonでHellas-Sat社との共同所有。

Orbital ATK社, NROからMinotaur 1ロケット打上げ契約を受注

SpaceNews(12/9)

打ち上げ時期は2年以内だが詳細は不明。打上げ価格は$29.2M。Minotaur 1の前回の打上げは2013年11月。また、同ロケットは、VAFB, Wallops, Kodiak(アラスカ)の3箇所の射点から打ち上げられたことがある。

ULA社, Delta IVロケットで軍用通信衛星WGS 8を打ち上げ

Spaceflightnow(12/8) Mission Overview (ULA)

ロケットは Delta IV Medium+ (5,4)形態で、遠地点高度約44000kmのスーパーシンクロナス軌道に投入。

欧州委員会(EC),欧州共同軍事通信衛星網構想を積極的に検討中

SpaceNews(12/8)

各国がすでに持っている軍事通信衛星をネットワーク化する案と、民間衛星通信事業者に委託する案で検討中

SpaceX社, Falcon 9の飛行再開を1月初旬に再設定

Spaceflightnow(12/7) SpaceNews(12/7)

当初12/16をターゲットにしていたが、9/1の爆発事故に関するFAAからの認可取得に時間を要しており、スケジュールを見直し。

Spire社, 航空機追跡サービスへの参入を表明

SpaceNews(12/6)

Spire Global社はCubesatコンステレーションによる気象および船舶追跡データ(AIS)提供サービスを構築中だが、今後打上げる衛星にADS-B受信機を搭載することで、航空機追跡サービスにも参入すると表明。2017年末までに25機, 2018年末までに50機の衛星を打ち上げ、2018年11月から適用されるICAOの規定「大洋上を飛行する航空機は15分毎に位置情報を提供すること」に対応する。

Iridium社も、子会社のAireon社を通して、Iridium Next衛星に搭載したADS-B受信機で同様のサービスを計画しており、競合することになる。

Iridium社はリアルタイムでの位置情報提供を計画しているのに対し、Spire社はより安価だが頻度の低いサービスを提供予定。

Aerojet Rocketdyne社, デトネーションエンジンの研究状況の解説記事

Aviation Week & Space Technology(12/5)

デトネーション(爆轟)を利用したエンジンは通常のガスタービンエンジンより効率を向上させられる可能性があるため古くから研究されているが、実用化されたものはまだない。

同社では、昔からある間欠作動式のPDE(Pulse Detonation Engine)ではなく、燃焼室内に旋回流を作るRotating detonation engine (RDE)を、ほぼ7年間研究中。PDEと違って最初に着火したら燃焼継続可能。

今後は、開発初期は地上設備のタービン効率向上に利用して将来は航空機のタービンエンジンやエアブリージングエンジンへの適用を視野に入れて研究中。

2016-12-04-Sun

NASA, Orionによる初回の有人飛行を月周回のみに短縮することを検討

SpaceNews(12/2)

EM-2の計画を変更。地球周回軌道で生命維持装置の試験をした後、月を周回して直接地球に帰還できる軌道に投入のみとして、月周回軌道には投入しない計画に見直し。宇宙飛行士へのリスク低減が目的。なお、EM-1は計画通り無人でDRO (Distant Retrograde Orbit) に投入する予定。

スケジュールは、EM-1が2018年末、EM-2が2021年、EM-3が2023年で、以後、1年毎に打ち上げる構想。Gerstenmaier氏はEM-3を2022年に早めたいとしたが予算に課題があるとのこと。NASAではSLS/Orion/地上設備の運用効率化のためのRFIを11月に出しており、シャトルの運用をUSA社に委託したのと同様の枠組みによるコスト低減が検討されている。

ロシア, Progress輸送船の打上げに失敗

Spaceflightnow(12/1)

Soyuzロケットの第3段エンジンRD-0110の燃焼中にテレメトリを喪失し、機体が大気圏に再投入したことが確認された。Progressと第3段が早期分離した可能性があるとの情報もある。ISS搭乗員の補給物資には当面影響はない。

LEOSAT社とGlobalsatグループ、戦略的提携に合意

SpaceWatch Middle East(12/1)

Globalsatグループは音声・データ・M2M/IOTデータサービスを提供する会社。この合意によりLeosat社はLEOコンステレーションによる衛星ネットワークを提供する代わりに、Globalsat社の所有する市場に参入する。

Airbus Safran Launchers社, CNES所有のArianespace社株式を取得

SpaceWatch Middle East(12/1)

これにより同社株の74%を所有することになる。最終的な手続き完了は12/31。

スペインのベンチャー企業PLD Space社, 小型衛星打上げ用再使用ロケット開発に向け推進中

SpaceNews(11/30)

同社は2011年に設立されて、2013年に1.3Mユーロの資金調達に成功。現在液体推進系の開発中。今年、ESAのFLPPの一部である Liquid Propulsion Stage Recovery (LPSR) の取り纏め社に選定された。LPSRでの研究成果は、サブオービタル機のArion 1および衛星打ち上げ機のArion 2 (150kg @ LEO)の開発に適用される。また、同社は、スペイン国内の$1.56Mの再使用技術研究プログラムにも選定されている。この後、さらに資金調達を行う予定。

Arion 1の打上げ目標は2018年、Arion 2は2020年。初期にパラシュートで減速した後に推力着陸する方法を検討している。価格ターゲットは、Arion 1が5000〜10000ユーロ/kg、Arion 2が35000〜30000ユーロ/kg。

ULA社, AtlasVロケットの価格算出用ウェブサイトを公開

Spaceflightnow(11/30)

このサイトによるとAtlas V 401の価格は最低$109Mから。

コメント

Atlas V 551で計算してみると$153M。ULA ADDED VALUEという、信頼性やスケジュールキープ率や軌道投入精度を価格に換算する数字がありますが、$109Mのロケットに対して$65MのADDED VALUEがあるので、実質$44Mです、というのはだいぶ無理があるような気がします。

中国の小型衛星打ち上げ事業会社、高頻度打ち上げと低価格を宣伝

SpaceNews(11/29)

今年初頭に設立された、小型ロケットによる小型衛星打ち上げを行う会社であるExpace Technology Co. は固体ロケットである Kuaizhou ロケットを使って、$10000/kgでの打上げを計画している。

Expace Technology社はCASIC (China Aerospace Science and Industry Corp.)が今年設立した会社で、CAST (China Aerospace Science and Technology Corp.)の一部門であるCGWIC (China Great Wall Industry Corp.)に続く、中国で2番目の商業打上げ事業者。同社ではすでに最初の契約を$14.5M程度で受注済。

最新のKuaizhouロケットは高度700kmのSSOに1000kgの打上げ能力を持ち、2017年に初飛行予定。

なお、CGWIC社は米国輸出規制を避けるために、海外の顧客に対してはロケットと衛星をセットで販売しているが、小型衛星では米国部品を使わないものも多いため、Expace社が衛星を販売していなくても打上げサービスを海外に売れる可能性はある。

MHI,2017/1/24にXバンド防衛通信衛星「きらめき2号」を打ち上げ

防衛省プレスリリース(11/25)

きらめき1号は、Kourouへの輸送中に損傷して修理中のため、打上げは2018年3月〜9月の計画。

Orbital ATK社, ISS離脱後のCygnusから小型衛星を放出

SpaceNews(11/25)

ISS離脱後に高度を上げて、高度500kmにSpire社の小型衛星4機を放出した。

2016-11-26-Sat

ESA,ExoMarsに搭載した火星着陸機の失敗はIMUの出力不良による機体位置誤認識と発表

Spaceflightnow(11/25) SpaceNews(11/23)

Schiaparelli着陸機が極超音速パラシュートとヒートシールドを分離した後の姿勢変化で、IMU出力が約1秒間飽和し、これにより、フライトコンピュータが、まだ落下中に着陸完了したものと判断して、着陸後のシーケンスを走らせてしまったことが原因。

SpaceX社, NASAから地球観測衛星打ち上げを受注

SpaceNews(11/22)

Surface Water and Ocean Topography (SWOT)を2021年にFalcon 9ロケットで打ち上げる

ViaSat社とO3b社,高度8000kmのコンステレーション構想をFCCに提出

SpaceNews(11/21)

ViaSat社はGEOの3機の衛星によるKaバンドサービスを補強するために24機のMEO(高度8200km,傾斜角87度)のコンステレーションを申請。またこのコンステレーションではVバンドを宇宙通信に利用するためのウェーバーも併せて申請。

一方,O3b社は赤道上MEO(8200km)の12機の現有コンステレーションの機数/周波数帯拡張(8機追加)を申請するとともに、高緯度領域へのサービス拡大のための16機のMEO(高度8062km,傾斜角70度)のコンステレーションO3bIと、現コンステレーションとは別の周波数帯を使った赤道上での24機のコンステレーションO3bNをそれぞれ申請。

SpaceX社, 4425機の衛星によるコンステレーション計画をFCCに申請

Spaceflight Insider(11/19)

初期は1600機を展開し、その後に2825機を展開する計画。Ka/Kuバンドを使用してブロードバンド接続サービスを提供する構想。最初の800機を展開した時点で部分的なサービスを開始する構想。

インターステラテクノロジズ, 2017年1月に高度100kmに到達するロケットを大樹町から打上げ

日経新聞(11/11)

全長9.9m, 直径0.5m。エタノール燃料。2020年に小型人工衛星の打ち上げを目指して開発を継続する計画。

2016-11-19-Sat

Vector Space社, 追加出資を確保

SpaceNews(11/18)

総出資額は$2.25Mに到達。これとは別にNASA/DARPAからの契約$2.5Mも受注済。Vector-Rロケット初号機を2017年末に打ち上げるためのRound Aの資金調達は2017年初頭に完了させる計画。

Telesat社, LEOコンステレーションの詳細を公開

SpaceNews(11/17)

FCCへの提出資料で明らかになったもの。117機の衛星を2種類の軌道に投入する。1つ目は高度1000km,軌道傾斜角99.5度で、軌道面は6面、各軌道面に12機を配置する。2つ目は高度1248km,軌道傾斜角37.4度で、軌道面は5面、各軌道面に45機を配置する。同社ではこのシステムは米軍へのサービス提供を念頭に設計したもので、かつ、カナダ政府の計画に沿うものだとしている。

Arianespace社, Ariane 5 ESロケットでGalileo衛星4機を打ち上げ

SpaceNews(11/17)

再着火可能なストアラブル推進系のES形態を利用。4機のGalileo衛星は2機ずつ分離された。Galileo用のディスペンサはAirbus DS社製で435kg。

2016-11-12-Sat

米国防総省,Iridiumの利用拡大を同盟国に呼びかけ

SpaceNews(11/11)

Enhanced Mobile Satellite Services (EMSS)プログラムのGrason氏のGlobal Milsatcom conferenceでの発表。既に利用しているオーストラリア、英国、カナダ、ニュージーランド以外の国も、国防総省が有するゲートウェイを使って定額で上限なく利用可能。米国防総省はIridiumの最大顧客で5年$400Mで無制限の利用権を確保しており、かつ、セキュリティ上の理由でゲートウェイステーションや端末は独自のものを準備している。

宇宙活動法と衛星リモートセンシング法が成立

サイエンスポータル(11/10)

・人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律案 → PDF

・衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律案 → PDF

ルクセンブルク政府,小惑星採掘技術開発に$28Mを投資

Spaceflight Insider(11/8)

米国のベンチャー企業 Planetary Resources 社に投資。同社は2020年までにNEOからの採掘のための最初の商業ミッションを打ち上げることを目指している。

2016-11-05-Sat

ULA社,Atlas VロケットでCygnus輸送船を来年3月に打上げ

Spaceflightnow(11/4) SpaceNews(11/4)

Orbital ATK社がAtlas VでCygnusを打ち上げるのは3回目。情報ではAntaresでの打上げより打上げ能力が上がるAtlas Vでの打上げをNASAが勧めたとのこと。Antaresでの輸送貨物量は5000lbsであるが、Atlas Vでは7700lbsの貨物を輸送可能。ロケット変更による追加費用を誰が負担するのかは情報がない。Orbital ATK社によれば、2017年と2018年の残りのCygns打上げはAntaresで実施する計画とのこと。

ESA,Ariane 6/Vega-Cの固体モータ製造ラインをイタリアとドイツの2箇所に設けることを承認

SpaceNews(11/4)

P120Cモータは現在イタリアのAvio社が開発しているが、ドイツのMTA社が自社での低コスト製造能力をアピールしており、これを2つ目の製造ラインとして承認したもの。ただし、コスト低減で増加する開発費がカバーできるとの想定に基づいており、想定の妥当性は2018年に再検証される。

この決着により、Ariane 6開発費の最終的な支払いに対する制約がなくなり、11/8のESA Industrial Policy Committeeで全額がリリースされる見通し。

中国,長征5Eロケット初号機の打上げに成功

Spaceflightnow(11/3)

初号機は試験機で、2段ステージを搭載して補助ブースタが4本ついた5E形態で実施された打上げ能力はGTOに14tonとされている。長征5号には、このほかに、2段ステージを搭載しないLEO輸送用の5B形態が存在し、打上げ能力はLEOに25ton。

今回の試験飛行では Yuanzhengキックステージも搭載されており、飛行計画から、電気推進試験衛星Shijian 17をGEOに直接投入したと見られる。

ステージ構成は以下の通り:

・コア1段:LOX/LH2, YF-77エンジン(真空中推力71tonf)×2基

・ブースタ:LOX/ケロシン, YF-100エンジン(海面上推力122tonf)×2基

・コア2段:LOX/LH2, YF-75Dエンジン(真空中推力9tonf)×2基, 再着火可能

・キックステージ: Yuanzheng

*ビデオはこちら → Spaceflightnow(11/3)

*打上げ前の情報 → Spaceflightnow(11/2)

*いろいろなメディアの記事:Planetary Society(11/3), Spaceflight Insider(11/3),

MDA社,商業衛星市場は想定ほど伸びないとの予測を投資家向けに説明

SpaceNews(11/1)

RFPはGEO/LEOともに活発だが契約までたどり着く案件が少ないとの分析。商業GEO衛星の今年の契約は世界合計で16件程度に終わるだろうとの見通しで、歴史的な年平均20機に対して2割ほど減る予測。

Eutelsat社,業績回復に向けたコストダウン策を投資家向けに説明

SpaceNews(11/1)

Eutelsat 5 West Bでは、当初計画されていたC帯を削除して電力要求を削減し、Orbital ATK社製バスを用いることでProtonロケットでのスタック形態での打上げとすることで打ち上げ費用も低減。なお、衛星はOrbital ATK社製バスの上にAirbus社製ペイロードを搭載する。これにより、現在運用中の Eutelsat 5 West Aと同仕様で製造する場合より30%程度コスト低減になっているとのこと。

SpaceX社,Falcon 9の爆発事故の原因をほぼ特定,年内に飛行再開を計画

Spaceflightnow(10/31) SpaceX社プレスリリース(10/28) SpaceNews(11/4)

原因は2段LOXタンク内部のCFRP製He気蓄器が充填作業中に破裂したことと推定されており、充填手順の変更で対応できる見通し。CEOのElon Musk氏によると12月中旬に飛行再開できるだろうとのこと。

Aerojet Rocketdyne社, CST-100用Launch Abort Engineの燃焼試験を完了

SpaceRef(10/31)

CST-100のサービスモジュールに搭載される推進薬は、アボート用とミッション用で共用しており、3種類のエンジンを搭載する:(1)アボート専用の40klbsエンジン×4基、(2)軌道制御用とアボート時の低空での姿勢制御用の1500lbsエンジン、(3)軌道上マヌーバ、ISSブースト、および、アボート時の高空での姿勢制御に使用される100lbsエンジン

2016-10-29-Sat

NASA,New Horizonsの冥王星フライバイ時の全てのデータ受信を完了

Spaceflightnow(10/27)

50GBのデータを2kbpsの通信で受信するため、フライバイから16ヶ月を要した。

New Horizonsは現在2019年1月1日のカイパーベルト天体MU69(直径21〜40kmの小天体)フライバイに向けて飛行を継続中。

Roscosmos,新型宇宙船Federationの無人試験飛行を2021年に実施予定

SpaceflightInsider(10/27)

Federation宇宙船は全長6.1m,質量14.4tonで、LEO及び月周回軌道への有人飛行を想定している。打上げにはAngara A5Pロケットが使用され、ISSの1年間係留可能。

中国,Tiangong 2ステーションから小型衛星を放出して自分を撮影

Spaceflightnow(10/26)

小型衛星Banxing 2はステーション周辺を飛行し、可視光と赤外域でのステーションの写真を撮影。質量は47kgでアンモニア推進系を有する。

USAFの退役気象衛星が軌道上で爆発

SpaceNews(10/24)

22年前に打ち上げられたDMSP F-12が軌道上で爆発した模様。本衛星は2015年に爆発したF-13と同じバッテリを使用していたが、F-13が運用中に爆発したのと異なり、既に運用を終了していて安全化処置も終了していたことから、F-13が150個のデブリを放出したのに対して、F-12が放出したデブリは少ない(現在のところ1個のみ確認)。なお、バッテリに同じ問題が潜在している軌道上の衛星は合計7機で、このうち1機のみが運用中。

SpaceX社CEO, Falcon 9の新型バージョン Block 5 の概要を説明

SpaceNews(10/23)

Falcon 9 Block 5は再使用を前提とし、推力が現行より引き上げられ、着陸脚を改善する他、いくつかの細かい改修を行う。Block 5の製造は3ヶ月以内に開始され、初号機は6〜8ヶ月後の予定。また、Block 5運用後には、旧バージョン(Block 3, 4)の1段再使用は数回以上は行わない計画。なお、Block 5の再使用回数について、Shotwell社長は10回としていたが、Musk CEOは適切なメンテナンスと検査を前提とすれば制約はない、とした。

2016-10-22-Sat

米大統領府,小型衛星の開発促進政策を発表

SpaceNews(10/21)

Harnessing the Small Satellite Revolutionと名付けられたイニシアティブは、NASAや国防総省などが実施している複数の小型衛星技術開発計画を束ね、有望な企業に契約で資金援助する。この発表の中ではPlanet社(旧Planet Labs社)に対して国家地球空間情報局(NGIA)が$20Mを拠出することなどが発表された(ただし、これは9月にNGIAの調達仕様に基づいてサービス提供契約を結んだもので新しい資金拠出ではない)。

また、NASAにThe Small Spacecraft Systems Virtual Institute (S3VI)という組織を作り、2017年以降のNASAの小型衛星プロジェクトを統括するとともに、小型衛星技術に関するワンストップショップの役割を果たさせる。S3VIはNASA Amesに設置される。また、NASAは小型衛星に$30Mを拠出($25Mは画像購入で$5Mはコンステレーション技術開発支援)することを確約する計画。

木星探査機Juno, セーフモードに

SpaceNews(10/20)

原因は調査中。現在Junoは木星を周回する楕円軌道に投入されており、今回の近木点通過時に軌道周期を53日から14日に短縮するマヌーバを実施する計画だったが、事前準備でスラスタの推進薬加圧バルブの作動タイミングが遅くなっていることが分かったため中止されていた。

欧露のExoMars探査機,火星周回軌道投入に成功。ランダー試験機は軟着陸に失敗

Spaceflightnow(10/19) Spaceflightnow(10/21)

ExoMarsミッションの火星周回機Trace Gas Orbiterは軌道投入に成功。着陸技術試験機のSchiaparelliは火星大気突入後に信号が途絶し、Mars Reconnaissance Orbiterにより衝突が確認された。

*着陸機の詳細記事:Spaceflightnow(10/17)

Vector Space Systems社, York Space Systems社から$60Mの打上げ輸送サービス契約を受注

Via Satellite(10/19)

6機の衛星を2019〜2022年に打ち上げる契約で、14機のオプション付き。最初の打上げはVector-Hロケット(大型バージョン)の初号機の予定。

コメント

契約額がオプション込みか否かは明記されていませんが、従来、$2M/打上げ程度と報道されています。なお、Vector-Hの打上げ能力はVector-Rの約2倍です。

FAA, 宇宙空間監視業務(SSA)を国防総省から引き継ぐとしても段階的に実施すべきとの見解

SpaceNews(10/18)

9月に議会に提出された報告書ではFAAがDODの担うSSAの役割を果たすことは、法的準備とリソースが確保できれば可能としているが、ISPCSでの講演で、FAAの副長官は、実施は可能だが段階的に実施すべきとの見解を述べた。

Orbital ATK社, 新型Antaresロケットの初飛行でCygnus補給船の打上げに成功

Spaceflightnow(10/18)

1段の主エンジンをAJ26からRD-181に変更したAntares 230形態の初飛行。エンジン性能向上により打上げ能力は20%向上した。なお、2段モータのCastor 30XLも、前回搭載した機体が失敗したため、今回が初フライトとなった。Cygnusの投入軌道は209km x 288 km。

*ロールアウト写真集:Spaceflightnow(10/14)

*機体起立の記事:Spaceflightnow(10/14)

2016-10-16-Sun

SpaceX社, Dragonカプセルを来年にも再使用することを計画

SpaceNews(10/14)

CRS-11で再使用予定でNASAとも調整中。SpaceX社はDragonを再使用可能な設計としているが、NASAとのCRS契約では新品を使うことになっていた。再使用できるようになれば、Dragon 1の製造ラインをDragon 2に振り向ける。なお、CRS-2契約のカーゴ輸送にはDragon 2を利用する計画。

Orbital ATK社, 民間初の衛星サービスミッション用ロケットをILS社と契約

Spaceflightnow(10/14) SpaceNews(10/11)

2018年にEutelsat社の衛星と相乗りでProtonロケットで打ち上げる。Mission Extension Vehicle はIntelsat社の古い衛星とドッキングして、軌道制御を行う計画。衛星サービスミッションは、Intelsat社とOrbital ATK社が共同設立したSpace Logistics LLC社によって実施される。MEVの初号機は2018年第4四半期に打ち上げられる予定。質量は2tonでその半分は推進薬(化学推進及び電気推進)。ドッキングは衛星のアポジスラスタを利用して実施する計画。

Blue Origin社, 2017年に有人サブオービタル試験飛行を実施予定

SpaceNews(10/14)

New Shepardロケットのインフライトアボート試験成功を受けて、同社の社長が発言。試験飛行を2017年中に行い、2018年から商業飛行を開始する。

Axiom Space社とBigelow Aerospace社, ISSへの商業モジュール追加に参入の意向を表明

SpaceNews(10/13)

NASAが商業モジュールの追加に前向きな姿勢を示したことに対する反応。Axiom社はSRRを完了して年内にPDRを実施する計画とのこと。Bigelow社は開発中の2個のB330モジュールのうちの1個をISSに結合する構想。

なお、商業モジュール追加に対するNASAのRFIに反応したのは全11社だが、社名は公表されていない。

中国,世界初のX線パルサーによる深宇宙ナビゲーションに向けた衛星を11月に打上げ

SpaceDaily(10/13)

将来X線パルサーにより深宇宙航法を実現するための準備として、パルサーのカタログを構築するのが目的。データベース構築には5〜10年を要する見通し。

Boeing社,CST-100の試験飛行を6ヶ月遅らせることを発表

SpaceNews(10/12)

運用初号機を2018年末に見直し。その他のマイルストーンは以下の通り:

  • パッドアボート試験:2018年1月(旧:2017年10月)
  • 無人試験飛行:2018年6月(旧:2018年1月)
  • 有人試験飛行:2018年8月(旧:2018年2月)
  • 有人運用初号機:2018年12月

Spaceflight社,相乗り専用Falcon 9ミッションで複数のTerra Bella衛星を打ち上げ

SpaceNews(10/11)

同社が相乗り専用に昨年調達したもの。同ミッション(SSO-A)では20個以上のペイロードを打ち上げ予定だが、Terra Bella社は「Co-lead」になると発表。ただし、具体的な打上げ数は「1個以上」というだけしか発表していない。また、以前、イスラエルのGoogle Lunar X Prize参加企業であるSpaceILを搭載予定との情報もあったが、同社は別のロケットに決定したとのこと。Spaceflight社ではSSO-Aの打ち上げ可能機数の90%を販売済。顧客には米国政府機関、他国機関、商業顧客が含まれるとのことで、商業&国際顧客が全体の3/4を占める。打ち上げは2017年末の計画。

なお、同社は、ESPAに推進系を搭載したSHERPA(+89機の小型衛星)の初打上げもFalcon 9の相乗りでこの秋実施する計画であり、飛行再開待ちとなっている。

中国は国際的な衛星オペレータ買収の意向か?

SpaceNews(10/11)

中国企業によるイスラエルのSpacecom社の買収(同社のAmos 6を搭載したFalcon 9ロケット爆発を受けて中断中)に続き、競争激化している通信衛星オペレータの買収を狙っているのではないか、という予測記事。

保険業界,Falcon 9の事故を受け打上げ前保険料率の急激な上昇を予測

SpaceNews(10/10)

打上げ前保険の年間収入は$10M〜$12Mであり、料率は2倍に上昇する可能性もあるとのこと。打ち上げ後保険料率への影響はない見通し。

2016-10-08-Sat

Stratolaunch社,Orbital ATK社とPegasus打上げで協力関係を締結

SpaceNews(10/6)

「長期的な協力関係の最初のステップ」としているが長期的な協力関係の詳細は開示されていない。Orbital ATK社では同社のL-1011によるPegasus XL打上げはNASA専用とし、その他の顧客にはStratolaunchを用いた打上げを提供したい考え。Pegasusの前回のミッションは2013年6月で、次は2016年11月の予定。

キヤノン,小型衛星を2017年3月にPSLVロケットで打上げ。実証試験開始

日経新聞(10/6)

小型衛星による事業参入に向け、2年間かけてデータ蓄積。同社では衛星ビジネスを2020年に年500億円規模に、2030年に年1000億円規模に育てたい考え。衛星は、分解能1m前後で高度500kmの軌道に投入。なお、3年後に機器を内製化した2号機を打ち上げたい考えで、他衛星への機器供給も行いたい考え。

Arianespace社, Ariane 5 ECAロケットでSky Muster 2とGSAT 18を打上げ。衛星分離後に上段ステージの推進薬挙動確認実験

Spaceflightnow(10/5)

ESAとASL社が、Ariane 6での再着火に向けたコースト中のLH2タンク内の推進薬挙動を確認するためにカメラとセンサを搭載してデータを取得。これまでにも2回の実験ミッションを実施しており、今回が最終回。

Blue Origin社,New Shepardロケットのインフライトアボート試験に成功

Spaceflightnow(10/5)

カプセル・機体ともに回収に成功。今回の機体は5回目のフライト。事前には、機体はアボートモータによる外乱に耐えられない可能性があるとされていたが、機体回収まで成功した。

SpaceX社 Shotwell社長のAPSCCでの発表:再使用Falcon9価格は10% OFF

SpaceNews(10/5)

  • Falcon 9打ち上げは今年中に再開を目標
  • 再使用Falcon 9による打上げサービス価格ディスカウントは10%
  • LEO衛星コンステレーション構想は設計フェーズでユーザターミナルコスト削減が課題

Firefly Space Systems社, 資金調達に失敗し全従業員を一時解雇

SpaceNews(10/3)

シリーズA資金調達先の大手2社のうち欧州の1社が最後に撤退を決定し、これを受けて米国の1社も難色を示したとのこと。同社では一部従業員を再雇用するための資金調達を調整中。Alphaロケット開発継続の他、DODへの技術提供やDARPA契約での技術開発も選択肢。

Firefly社が公開している打上げ契約はNASAのVenture Class Launch Servicesプログラムの1件のみだが、NASAは今年初めにこの契約を地上打ち上げから空中発射に変更すると発表しており、契約額も$5.5Mから$2.4M削減して$3.1Mに変更している。

また、会社売却も選択肢として検討中。

SpaceX社Raptorエンジンの解説記事

NASA Spaceflight(10/3)

本機は、燃焼圧30MPa・推力3000kN。現在試験中のものは1000kNのプロトタイプ。