宇宙ニュースの小部屋 RSSフィード

2016-05-22-Sun

Lockheed Martin社, 2028年までに有人火星探査を行う構想を発表

SpaceflightInsider(5/19)

Mars Base Camp構想(LM社の公式ページはこちら)は、NASAの火星探査構想の時間軸を縮めることを提案しているもの。Orion 2機の他、極低温推進薬ステージ、SEP、居住モジュールを有する。

Cloud Constellation社, LEO衛星上にクラウドサーバを置くサービス構想を発表

Satellite Today(5/17)

同社はシリーズAの投資ラウンドで$5Mを調達。2018年末までに衛星を打ち上げて2019年からサービス開始を計画

DARPAの再使用実験機XS-1についてのまとめ

SpaceNews(5/16)

XS-1では10日間に10回フライトさせることを目指しているが、フェーズ2契約では、エンジンを10日間で10回燃焼させて実証することが要求されているとのこと。

中国, 長征2DロケットでYaogan 30衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(5/15)

リモートセンシング衛星とされているが、西側のアナリストからは、Yaoganシリーズは偵察衛星と見られている。

Airbus社, 小型衛星に特化した打上げロケット構想を検討中か?

Bloomberg(5/11)

Cubesat, Nanosatに特化した打上げ手段を検討中との情報。詳細不明(公式発表ではない)

2016-05-14-Sat

Eutelsat社, 売上減少の予測を発表。固定資産投資を大幅に削減する計画

SpaceNews(5/13)

Eutelsat社の会計年度は6/30締め。2015-16年度は計画+2%に対して±0%の予測、2016-17年度予測は計画+4-6%に対して新計画-3〜-1%であり、-7ポイントの大幅な見直し。この発表によりEutelsat社株価は30%下落。

同社が注力している南米市場で、IntelsatやTelesatのHTSとの競争により、想定通りの売上を上げられていないことなどが要因。

これに伴い、従来、2018年までは500Mユーロ/年で実施するとしていたCAPEXを大幅に削減する計画。

NASA, Red Dragon計画でのNASAの支援内容を説明

Aviation Week & Space Technology (5/12)

Unfunded SAAによる協力として$30M相当程度の作業をする計画だが、ロケットエンジンでの着陸時の火星表面への影響などのデータが入手でき、費用対効果は試験機を打ち上げることを考えれば10倍以上としている。

Boeing社, CST-100の有人初飛行を2017年末から2018年2月に延期

Spaceflightnow(5/12)

無人試験飛行を2017/12に実施し、その2ヶ月後に有人初号機を打ち上げる計画。また、アボートエンジン試験は2017/10に計画されている。スケジュール延期の主な理由は、質量軽減対策と打上げ中の空力荷重とのこと。

2016-05-07-Sat

USAF, GPS3次ロットのメーカ選定のための初度検討を3社と契約

SpaceNews(5/5)

Boeing, Lockheed Martin, Northrop Grummanの各社が各$5Mの検討契約を受注。作業完了後、1社が選定される予定。

OrbitalATK社, 改良型Antaresロケットの初号機を7月に打ち上げる計画

SpaceNews(5/5)

2014年10月の打上げ失敗から約1年9ヶ月で、エンジンを変更して飛行再開予定。ステージ燃焼試験は5月で、初号機が成功すれば11月にも2号機を打ち上げる。

SpaceX社, Merlin 1Dエンジンを今年後半から更に推力UPする計画。Falconロケットシリーズの性能/価格表も改訂。Falcon Heavy初号機のペイロードは未決定

Spaceflightnow(5/3) SpaceNews(5/2) SpaceX

CEOのElon Musk氏によれば、推力は約11%UPする予定で、推力UPしたMerlin 1Dは今年後半から適用され、Falcon Heavyにも採用される。同社の性能/価格表の改訂にはこれが反映されている他、フライト実績を踏まえた3σ範囲の見直しが含まれるとのこと。なお、今年秋に予定されているFalcon Heavy初号機にペイロードを載せるか、純粋なテストフライトとするかは、まだ未決定。

同社Web site で改訂された標準価格は以下の通り

  • Falcon 9: $62M / GTO 5.5mT (従来は $61.2M @ 4.85mT)
  • Falcon Heavy: $90M / GTO 8.0mT (従来は $90M @ 6.4mT)

従来、標準価格と一致していたFalcon 9の打上げ能力は今回大幅に引き上げられた。また、火星ミッションの打上げ能力も提示された(条件は不明)。

  • Falcon 9: LEO 22.8mT (旧:13.15mT), GTO 8.3mT (旧:4.85mT), 火星 4.02mT (旧:非開示)
  • Falcon Heavy: LEO 54.4mT (旧:53.0mT), GTO 22.2mT (旧:21.2mT), 火星 13.6mT (旧:非開示)

なお、この能力はブースタ回収を前提としているが、価格には再使用の効果は入っていないとのこと。

ロシア, Vostochnyから打ち上げたSoyuzロケットのブースタを回収

Spaceflightnow(5/3)

打上げは北北東方向に行われ、ブースタ落下地点はシベリアに設定されていた。回収したブースタはVostochny射場に輸送される。

ULA社, Atlas Vロケットの打ち上げ計画を改訂

Spaceflightnow(5/3)

バルブ不適合後の飛行再開計画を策定。6/27にMUOS 5(海軍,通信衛星), 7/29にNROL-61(偵察局), 9/8にOSIRIS-REx(NASA,小惑星探査)。

Airbus DS UK社, ESAの森林・二酸化炭素観測衛星Biomassの製造を受注

SpaceNews(5/3)

Biomass衛星は、森林を透過して地形マッピングをするためにPバンドレーダを使ったSARを搭載するが、この周波数帯は、米軍が利用する地上用のミサイルおよび宇宙空間監視レーダの周波数と干渉するため、北米・英国・グリーンランド・トルコでは観測を行わない。

ESA/ロシア, Exo Mars 2018ミッションの打上げを2020年に延期

SpaceNews(5/2)

機器が準備が間に合わないため。ミッション名も Exo Mars 2020 に変更された。同ミッションでは、約300kgのローバーと約828kgの観測用プラットフォームを火星に着陸させる計画。

2016-05-02-Mon

SES社, O3b社の株式の過半数を獲得して経営権を取得

SpaceNews(4/29)

これまで49.1%を保有してきたが、50.5%に買い増し。同時に、今後IPOを行う決定をしない場合には、残る49.5%を2017年10月までに買い入れて完全子会社にすることも、株主と合意。

ULA社, Atlas Vロケット早期燃焼停止の原因を混合比調整バルブ(MRCV)と特定

Spaceflightnow(4/29)

MRCVの開度制御が飛行後半で異常となった。MRCVの動作不良の原因は調査中で5月初旬には纏める予定。次号機の健全性は射場で確認する。

ロシア, Vostochny射場からの初打上げを成功:Soyuz 2.1aロケット

Spaceflightnow(4/28) Spaceflightnow(4/29)

Volga上段ステージが、3機の衛星を軌道に投入。Vostochny射場は700km2の広さがある。現在は第1段階のSoyuz射点が完成した段階だが、Angaraロケット、超大型ロケット、有人輸送用ロケットの射点を順次建設予定で、最終的な建設費は約$2.7Bに達する見通し。

SpaceX社, 2018年に火星への無人ミッションを実施すると発表

Spaceflightnow(4/27) SpaceNews(4/28)

Red Dragonミッションと命名された計画は、Dragon 2カプセルをFalcon Heavyロケットで打ち上げて、火星に軟着陸させる計画。深宇宙通信などはNASAから支援を受ける。その代りに、同社は、火星着陸時のデータをNASAに提供するとともに、ミッションで得た科学データを6ヶ月以内に公開する義務を負う。

Facebook社, SES社の衛星通信回線のリース契約を締結

SpaceNews(4/27)

Eutelsat社とのAmos-6衛星回線の共同所有契約に続く衛星回線確保。いずれも、アフリカへのブロードバンド回線提供が目的。

TAS社, 高層大気プラットフォーム構想 Stratobusプロジェクトへの出資を確保

SpaceNews(4/27)

高度20kmを飛行する飛行船を使って通信回線を結ぶプロジェクト。飛行船は太陽光を使った推進により位置を維持する。2018年にサブスケール試験機を、2020年にフルスケール試験機を稼働させる計画。なお、このような飛行船は、ITUの分類上は、high-altitude pseudo satellites (HAPS) と呼ばれる。

Vector Space Systems社, 小型ロケット事業への参入を表明

SpaceNews(4/26) Spaceflight Insider(4/28)

LEO 45kg, SSO 25kgをターゲットとした超小型ロケット。打ち上げ費用は$2-3M。$3Mを出した顧客には打ち上げ3か月前の契約での打上げサービスを提供。技術はGarvey Spacecraft Corporation社が開発してきたものを利用することで、2018年には初号機打上げを目指すとしている。他の小型ロケットよりも小さい衛星をターゲットとすることで、ニッチマーケットを狙うのが戦略。

Arianespace社, SoyuzロケットでSentinel-1B衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(4/26) Spaceflightnow(4/24)

この打ち上げでは、日曜日の推進薬充填後のカウントダウン中にIMUの故障が検知されたため、一晩で交換・点検を実施して、翌日の月曜日に打上げられた。

SpaceX社のFalcon 9再使用に関わる試算

SpaceNews(4/25)

再使用化のための打上げ機数を確保するためには海外市場を積極的にとりに行く必要があるだろう、という考察。

米上院, NASA予算のSLS/Orion分を大幅に増額し、他プロジェクトを圧縮

SpaceNews(4/22)

SLS/Orionの予算は、予算要求から$1B増額(SLS:$840M増額して$2.15B, Orion:$180M増額して$1.3B)。全体予算の増額は$280Mであり、差分は他プロジェクトを減額。減額率が最大の航空部門は$790Mの要求に対して25%(約$200M)削減。惑星探査も$160M削減。Commercial Crew は要求通りの$1.18B。

詳細はこちら:

NASA 2017 Request and Senate Appropriations Bill (in millions)

Account FY17 Request Senate CJS Difference

SCIENCE $5,600.5 $5,395.0 -$205.5

– Earth Science $2,032.2 $1,984.0 -$48.2

– Planetary Science $1,518.7 $1,355.9 -$162.8

– Astrophysics $781.5 $807.0 $25.5

– JWST $569.4 $569.4 $0.0

– Heliophysics $698.7 $678.7 -$20.0

SPACE TECHNOLOGY $826.7 $686.5 -$140.2

AERONAUTICS $790.4 $601.0 -$189.4

EXPLORATION $3,336.9 $4,330.0 $993.1

– SLS $1,310.3 $2,150.0 $839.7

– Orion $1,119.8 $1,300.0 $180.2

– Ground Systems $429.4 $484.0 $54.6

– Exploration R&D $477.3 $396.0 -$81.3

SPACE OPERATIONS $5,075.8 $4,950.7 -$125.1

– ISS $1,430.7 – –

– Space and Flight Support $887.4 – –

– Commercial Crew $1,184.8 $1,184.8 $0.0

– Crew and Cargo $1,572.8 – –

EDUCATION $100.1 $108.0 $7.9

SAFETY, SECURITY, AND MISSION SERVICES $2,836.8 $2,796.7 -$40.1

CONSTRUCTION $419.8 $400.0 -$19.8

INSPECTOR GENERAL $38.1 $38.1 $0.0

TOTAL $19,025.1 $19,306.0 $280.9

2016-04-23-Sat

Arianespace社, Soyuzロケットで3種類の軌道への衛星投入予定

Spaceflightnow(4/22) Launch Kit (PDF)

主衛星のSentinel-1Bを高度686kmのSSOに投入した後、高度を下げてCubesatを665x453kmの軌道に投入、次に軌道を上げて、Microscopeを高度711kmのSSOに投入、最後に、Fregat上段ステージをリエントリさせる。

OrbitalATK社, 同社の新型ロケット射点としてKSCを使うことをNASAと交渉中

Spaceflightnow(4/21) AmericaSpace(4/22)

新型ロケット開発に乗り出すかどうかは2017年に判断するとのこと。機体構想は公開されていないが、1段は固体ブースタ、2段は液体ステージを採用する計画(Ares 1 や Liberty と類似の構成)。2段エンジンとしては3種類の候補があるがBlueOrigin社のBE-3が有力、とのこと。

Aerojet Rocketdyne社, NASAから大推力電気推進装置の開発を3年間$67Mで受注

Spaceflightnow(4/21) NASA Spaceflight(4/20)

ホールスラスタ方式。開発完了時にはARMなどのNASAミッション用の推進装置を調達するオプションも含まれる。

ロシア政府, Roscosmosを通じた補助金でKhrunichev社の負債を減額

SpaceNews(4/20)

この補助金で約$300Mの負債が返済できる見通し。ただし、2014年末時点で同社には$1.7B程度の負債があった。

着陸したFalcon 9ロケット1段の再整備状況

NASA Spaceflight(4/19)

着陸脚は取り外して再整備する。ロケットはKSCへ輸送して燃焼試験前の整備中。燃焼試験をSpaceX社が借用したKSC射点で行うか、CCAFSの通常の射点で実施するかは検討中。

ULA社, 米国教育機関のCubeSat 1Uサイズ6個を無償で Atlas V に搭載すると発表

Spaceflightnow(4/18)

今回は3機ずつ2回のフライトで搭載する計画で、2017年と2018年のGTOミッションが想定されている。将来的にはすべての能力余裕のあるフライトに適用したいとの考え。

SpaceX社のテキサス射点からの初号機は2018年になる見通し

Brownsville Herald (4/16)

Boca Chica Beachに建設中の新射点は、現時点でも土地を安定化させるための工事が継続中。2014年の工事開始時点では2016年には利用開始する計画としていたが、現時点では、2018年になる見通し。

ロケットの再使用化がもたらすもの

SpaceReview(4/11)

再使用化で値段が下げたあとで、同レベルの売り上げ規模を確保できるような需要は、現時点では見当たらない、というのが課題

2016-04-17-Sun

NASA, Bigelow社のインフレータブルモジュールBEAMをISSに結合

Spaceflightnow(4/16)

Dragonの非与圧カーゴ輸送部(トランク)から取り出して結合を完了。膨張させるのは5/26を計画しており、輸送時の4倍程度に膨張する。

JAXA, ASTRO-H(ひとみ)の現状を発表。姿勢制御系の不具合で衛星が過回転して一部構造体が分解したと推定

JAXA(4/15)

姿勢基準をIRUからスタートラッカに移行する挙動がうまく行かずに定常回転が残った上に、RCSによるRWをアンローディングするためのコマンドが誤っていて、回転を抑制するはずが回転を加速してしまったものと推定。通信を回復して、枯渇したバッテリの充電を開始する作業を継続中。

Rocket Lab社, Electronロケットの2段ステージ燃焼試験を完了。初号機を今年中に打ち上げる計画と発表

SpaceNews(4/14) SatelliteToday(4/14)

2016年半ばに開始予定。試験機は全部で3機計画されている。商業打上げは2017年から開始し、ほぼ1機/月のペースで打ち上げる計画。

ULA社, VulcanロケットのフェアリングのサプライヤにRuag社を選定。複合材製で米国で製造

Spaceflightnow(4/14) SpaceNews(4/15)

直径4mと5mの2タイプ。開発完了後は、並行運用される時期の Altas Vの金属製4mフェアリングも、本フェアリングに置き換える予定。

Jeff Bezos氏インタビュー

Geek Wire(4/13)

システム構成の思想について

What we use over and over again at Blue is a particular strategy where we choose a medium-performing version of a high-performing architecture, so the BE-4 engine uses the same oxygen-rich stage combustion cycle. It’s a very high-performing rocket engine cycle – the same one that the [Russian-made] RD-180 uses, but the difference is that we operate at lower chamber pressures than the RD-180 and still can get very high performance. It adds a lot of margin when you look at things like wall compatibility and heat transfer rates and so on, to go down from that. When you get into a development effort like the space shuttle main engine or the RD-180, that’s when you are doing a high-performing version of a high-performing architecture. You are getting the last few seconds of specific impulse, and you really pay a very big price for doing the high-performing version.

If you choose a medium-performing architecture or a low-performing architecture, you get cornered into a place where you have to go for the high-performing version of the medium-performing architecture, so that’s why I go for high-performing architectures but don’t go for the last bit of performance in that architecture.

垂直着陸型再使用を選定した理由について

But what’s great about vertical landing is, it’s so scalable. You’re solving the “inverted pendulum” problem. The bigger the inverted pendulum gets, the higher its moment of inertia, and the easier it is to keep balance, and the easier it is to land and to reject disturbances, wind shear and so on.

上段エンジン(BE-3)に液体水素を、ブースタエンジン(BE-4)に天然ガスを使っている理由について

I think the best way for us at Blue Origin to help other space entrepreneurs is to solve that problem of getting payloads into orbit at incredibly low cost, because that would unlock the power of thousands of entrepreneurs. That’s what we are focused on. It’s why we are doing the suborbital tourism mission. It’s why our BE-3 engine is liquid hydrogen, because we know we need liquid hydrogen for our upper stage and in-space missions later. It’s why we are using liquid natural gas [for the BE-4 engine], because our goal is to make spaceflight so cheap that the cost of the fuel actually matters.

Right now, the cost of the propellant is minimal compared to throwing the hardware away. But once we can get to a place where we are not throwing the hardware away, and we have real reusability, then we want to be using a fuel that is very low-cost. And nothing is lower-cost than liquid natural gas.

Lockheed Martin社, NASAのNextSTEPで開発中のCis Lunar 居住モジュールの別プログラムへの適用を模索中

SpaceNews(4/13)

LM社の居住モジュールはOrionをサービスモジュールとして使用することで簡素化を図っており、これが、Orionの使用を前提としない他プログラムへの適用にあたっては課題となる。

ULA社, 2016年と2017年で従業員の25%程度を削減する計画

SpaceNews(4/13)

ULAの現在の社員数は3400人だが、2016年は375人、2017年は400〜500人の削減を計画している。

SpaceX社, 回収したFalcon 9をバージ船から陸揚げ

Spaceflightnow(4/13)

一部の安全化処置は船上で実施されているが、有毒推進薬の排出・火工品のディスアーミング・高圧ガスの排気・推進薬の排出、はクレーンで陸揚げされた後に実施される。その後工場で点検し、燃焼試験を実施した後、うまく行けば、6月にも再打ち上げの予定。

OrbitalATK社, 軌道上サービス衛星の顧客としてIntelsat社と契約

SpaceNews(4/12) Spaceflight Insider(4/13)

同社のMEV(Mission Extension Vehicle)は、静止衛星のアポジモータ部に結合して制御機能を提供することで、寿命を5年伸ばせるようになる計画。初号機のMEV-1は2018年に打上げ予定で、最初に廃棄軌道にある衛星を使ってドッキング機能を検証したあとで、稼働中のIntelsat衛星とのドッキングを行って寿命延長サービスを行う計画。

ULA社, Cygnusを打ち上げたAtlas Vの1段早期燃焼停止問題の調査のため、次の打上げを更に延期

Spaceflightnow(4/12) SpaceNews(4/11)

5/5に計画されていた打上げは、事象判明後に5/12に延期され、その後期限を定めずに延期されていたが、今回、5/27に設定された。

2016-04-09-Sat

SpaceX社, ISS補給ミッションCRS-8でFalcon 9ロケット1段のドローン船への着陸に成功

SpaceNews(4/8) AmericaSpace(4/8) SpaceflightInsider(4/8)

昨年の打上げ失敗後初のISS補給ミッションで、Falcon 9の23号機(Upgradeされた機体の3機目)。また、ドローン船の着陸に成功したのは初めて。なお、Falcon 9の2段はDragonミッションではコントロールドリエントリのために、Dragon分離直後に再着火する。今回のDragonには、前回のロケット失敗時にもカプセル機能が正常だったことを受け、ロケット側の失敗で放出された場合でもパラシュートを開く機能が追加された。

今回の輸送には、Bigelow社のインフレータブル居住モジュールであるBEAM(Bigelow Expandable Activity Module)のプロトタイプが含まれており、軌道上でISSに結合して展開実験を行う。

Moon Express社, 民間月面ミッションの政府認可プロセスをFAAに提案

SpaceNews(4/8)

地球周回軌道以遠の民間ミッションに対する管轄官庁が決まっていないことで来年に計画している打上げが遅れることを避けるため。FAAのペイロードレビューの一部として月面着陸機のレビューを実施することで、宇宙条約の第6条に規定された、国家による監視と指導の要求を満足することを提案。

SES社, In-Orbit satellite servicingへの投資に前向き

SpaceNews(4/8)

サービス分野としては推進薬補給とペイロード交換を想定。Orbital ATK社およびMDA社と調整を開始した。Orbital ATKのVivisat構想は、別途打ち上げた補給機を恒久的に対象とする衛星と結合するもの。MDA社の構想は、サービス衛星がランデブドッキングし、サービス提供後に離脱して別の衛星へのサービスを行うというもの。

中国, 長征2Dロケットで軌道上実験用衛星 Shijian 10を打ち上げ

Spaceflightnow(4/5)

2週間の軌道上実験実施後、回収カプセルを分離して試料を回収する予定。軌道上の機体ではその後も実験が継続される。

Boeing社, ロシアのSea Launch社売却の差し止めを模索

SpaceNews(4/5)

Energia社がBoeing社への負債を返却せずに回収不可能になることを懸念

BlueOrigin社, New Shepard再使用型ロケットの3回目の飛行試験を実施

Spaceflightnow(4/3) SpaceNews(4/2) SpaceflightInsider(4/2)

高度103.4kmまで上昇してから降下。今回の飛行では着陸用再着火を高度11kmまで下げた(着火しなかった場合の地上落下までの時間は6秒)。

2016-04-02-Sat

ULA社, Atlas Vステージの早期燃焼停止の原因を推進薬供給系のコンポーネントに特定

Spaceflightnow(3/31) SpaceNews(4/1)

調査は継続中のため詳細は未発表。なお、調査期間を確保するため、次のAtlas Vの打上げは1週間延期されて5/12以降となっている。

米国の軍事衛星打上げ用ロケットに向けて開発中のエンジン一覧

Aviation Week & Space Technology (4/1)

各エンジンの写真とそれぞれの記事へのリンク:Merlin 1D, BE-4, AR1, 固体モータ, Raptor, Merlin 1D V, BE-3, 8H21(XCOR), RL10C1

ブースタステージエンジンの比較記事:http://aviationweek.com/space/four-engines-competing-send-military-satellites-space

Vulcanの上段ステージであるACESの候補エンジンの比較記事:http://aviationweek.com/space/engine-competition-extends-upper-stages

宇宙関連省庁, 宇宙政策委員会に人工衛星産業振興の目標を発表

Asahi.com(3/31)

海外に売れる部品の開発を集中して進めるほか、10年後を目途に人工衛星を年2機受注する、など。

Urthecast社, 発表済みの16機コンステレーションとは別の8機コンステレーション構想を公開。実現するかは顧客が確保できるか次第

SpaceNews(3/31)

同社は既にSARと光学を組み合わせた16機のコンステレーションOptiSARをSSTLの衛星で構成する構想を発表しているが、今回は、これとは別に、中解像度の光学衛星8機でのコンステレーション(UrtheDaily)を発表したもの。同社では開発費を賄うのに十分な顧客が確保できた時点で製造に着手する計画。

インド, PSLVによる28機の衛星の商業打上げで2013-2015の3年間に$101Mの収入

SpaceNews(3/30)

相乗りでない商業専用打上げの例として、Spot7打上げでは、Airbus社は17.5Mユーロを支払い、その他のピギーバック衛星が0.7Mユーロを支払ったことから、総額は18.2Mユーロとなっている。また、DMC-3打上げ時には、相乗りを合わせて、$28ユーロだった。また、2015年12月にシンガポールの会社がPSLVを1機調達した際には26Mユーロであった。

ロシア, Soyuz 2.1aロケットによるVostochny射場での機能点検と推進薬充填試験を完了

Spaceflightnow(3/28)

一週間の試験シリーズを完了し、ロケットは整備棟に戻されて衛星を結合中。打上げ日は公表されていないが、4月下旬と見られている。

JAXAのAstro-H (ひとみ) X線天文衛星, 通信停止。復旧努力中

Spaceflightnow(3/27) Spaceflight Insider(3/27) SpaceNews(3/29)

通信停止とともに高度が低下し、また、5つの物体が軌道上に放出されているが、その後も断続的に通信は継続している。なお、USAFは観測結果のレビュー結果として、デブリとの衝突を示す証拠はない、としている。

2016-03-26-Sat

ULA社, Vulcan-CentaurのPDRを完了

Spaceflighntow(3/24) Spaceflight Insider(3/25)

エンジンはBE-4がベースライン。同社のマイルストーンによれば、今後の予定は以下の通り:2018:Delta IVのHeavy以外のフェーズアウト、2019:Vulcan-Centaur初号機打上げ、2023:Vulcan-ACES初号機打上げ、2024:エンジン部回収

Rocket Lab社, Electronロケット用のRutherfordエンジンの認定試験を完了。2016年半ばに初号機打上げ予定

SpaceNews(3/24)

Electronは高度500kmのSSOに150kgの小型衛星を打ち上げられるロケットで、打上げはニュージーランド北島の射点で実施する計画。Spire社が12機の打上げ契約を締結している。RutherfordエンジンはLOX/ケロシンの推力約2tonfのエンジンで、ロケットにはElectronロケットの1段に9機、2段に1機(真空中用にノズルスカートを追加)搭載される。このエンジンは、3Dプリント技術を適用したり、推進薬ポンプを電動モータで駆動するなど、新技術が適用されている。

USAF, DMSP-19軍用気象衛星の復旧活動を中止

SpaceNews(3/24)

打上げ後2年でコマンドへの応答が停止したDMSP-19について、USAFは復旧活動を継続してきたが、回復の見込みはないとして、廃棄することに決定。

ULA社, Atlas VロケットでCygnusの2機目を打ち上げ。RD-180エンジンが6秒早期停止したが、投入軌道には影響なし。原因調査中

SpaceNews(3/24) Spaceflihtnow(3/24)

RD-180が6秒早く燃焼停止。CentaurのRL10Cエンジンが60秒強燃焼時間を延長して所定の軌道に誘導した。早期停止の原因は調査中。また、2段の燃焼時間が増加したことが原因で、デオービットバーンが計画より8秒早く停止し(筆者注:推進薬枯渇と推定)、2段の落下地点が予測範囲を外れたが、地上への破片の落下はなかった。

コメント

打上げ後には、通常起こりうる計画飛行経路からの変動の範囲、というULA社のコメントもありましたが、デオービットバーンで推進薬が足りずに落下域を外していることから、少なくとも、飛行計画時の想定変動範囲を超過しているものと思われます。

中国初の民間打上げ事業会社の設立を検討中

SpaceDaily(3/18)

Kuaizhou-11ロケットを民間移転し、これを打ち上げる民間企業を設立することを検討中

2016-03-19-Sat

イタリア宇宙機関, ASL社によるAvio社の買収に強い反対を表明

SpaceNews(3/18)

Avio社はVegaロケットのプライムメーカであり、イタリアの自律的宇宙輸送手段を確保するためにAvio社の買収は許容できない、と主張。Avio社の株式の85%は投資ファンドが保有しており、ここ数年売却先を探している。イタリアのFinmeccanica社が買収意図を示してはいるがこれまで実現しておらず、一方で、Arianespace社を傘下におさめる計画の Airbus Safran Launchers 社も関心を示している。

産業革新機構, 宇宙デブリ除去ベンチャーであるアストロスケール社に3000万ドルの出資を決定

日経ビジネスOnline(3/17)

除去衛星の構想は以下:

除去衛星を打ち上げてデブリに接近させる。数十cmまでの距離に近づいた衛星は、除去用の子機を放つ。子機は独自開発の特殊な粘着剤でデブリを捕獲する。子機を発進させるとデブリは他と衝突しないように軌道から外れ、大気圏に再突入する。その時、デブリと子機は焼失する。除去衛星の初号機は高さ1m、幅と奥行き60cm

ESA, SES社およびOHB社と全電気推進衛星バス Electra の開発契約を締結

SpaceNews(3/15)

計画が立案された2012年には2018年打上げを目指していたが、プログラムは3年ほど遅れており、現在は2021年の初号機打上げを目指している。