宇宙ニュースの小部屋 RSSフィード

2018-08-18-Sat

SpaceX社,Crew Dragon用の乗員搭乗アームの射点据付準備中

NASA Spaceflight(8/17)

無人試験飛行を8月に計画していた当初は、無人試験飛行後に据付予定だったが、試験飛行が11月に延期されたことから、試験飛行前に据え付ける計画。

Boeing社,SLSエンジンセクションの開発を加速中

NASA Spaceflight(8/16)

2月に配管内のコンタミが発見されたことによる作業の遅れを取り戻すべく24時間体制で作業中。

Aerospace Corp.,60〜80kg級衛星の標準仕様案Launch-Uを提案

SpaceNews(8/16)

Cubesatと同様に標準化することで、別のロケットへの載せ替えを容易にするための活動。SpaceX, ULA, Virgin Orbitなど、複数の打上げ輸送サービスプロバイダが賛同。今後、産業界のフィードバックを受けて制定したい意向。

Boeing社,Millennium Space Systems社の買収計画を発表

SpaceNews(8/16)

株式非公開の軍用衛星製造会社。設立は2001年で従業員数260人。これまでに50kg〜6000kgの衛星を製造してきた。Boeing社では既存の衛星ラインアップを補完することができるとして買収を決定。

Ariane 6開発完了後に向けた欧州の動き

SpaceNews(8/15)

ArianeGroupではAriane 6の改良に向けて3つのプログラムを実施中。

  • Prometheusエンジン:LOX/メタンの低コスト1段エンジン
  • 第1段ステージの再使用
  • 上段ステージ構造への複合材適用

いずれもESAからの契約で開発中。特に上段ステージ軽量化では打ち上げ能力を1ton向上させられる見通しで、2025年の導入を目指している。

中国OneSpace社,Series B資金調達で$43.6Mを確保。2018年末の衛星打上げに向け進捗中

SpaceNews(8/14)

OneSpace社の調達額はこれまでの合計で$116Mとなった。同社は5月にサブオービタル試験機OS-Xを打ち上げて高度40kmに到達しており、次はOS-M1ロケットによる衛星打ち上げを2018年末に計画している。OS-M1は固体ロケットで、打ち上げ能力はLEO 300kmに205kg、SSO 800kmに73kg。

Interstellar Technologies社,MOMO2号機打ち上げ失敗の報告書を公開

インターステラテクノロジズ社プレスリリース(8/11)

新規採用したバーニアエンジンのGGが作動範囲外の高温領域で作動して配管が溶融し、漏洩した高温ガスがメインバルブ(空圧)駆動用配管を焼損してバルブが閉となり、燃料供給が停止。

GGインジェクタに、温度上昇により流量係数が低下する特性があり、かつ、地上試験時より混合比が高くなっていて温度が上昇したことが原因と推定。

コメント

大昔から言われるように、新しいものを採用するときには、"Test as you fly, fly as you test" を地道に実践すべきということでしょうね。

2018-08-12-Sun

ULA社,Delta IV HeavyロケットでNASAのParker太陽観測衛星を打上げ

SpaceNews(8/12)

標準のDelta IV HeavyではΔVが不足しており、Northrop Grumman社製のキックステージ Star 48BVも搭載。この後、金星フライバイを行って太陽の近傍に接近する。最接近では太陽から610万kmまで接近(訳注:水星の太陽からの距離の約1/10)。

NASA,商用技術開発に6社と10個の契約を締結

SpaceNews(8/10)

"Tipping Point"プログラム。商用利用直前の技術開発への支援を行う。

主な領域は月着陸機で、Blue Origin社が合計$13Mの2つの契約を獲得(着陸機用極低温推進システム開発と着陸用センサ開発)。同社はNew Shepardを使って技術実証を行う計画。Astrobotic社は同社のPeregrine月着陸機用航法システムの開発に$10Mを受注し、同社のランダーにエンジンを提供するFrontier Aerospace社もエンジン開発費として$1.9Mを受注。

ULA社はロケット関連技術で合計$13.9Mの3つの契約を受注した。ACESの極低温推進薬に関わるキー技術開発の契約が2つ、NASAが開発したインフレータブル減速装置を使った空中回収システムの試験の契約が1つ。

SSL社は電気推進装置の開発で$2Mの契約2件を獲得。Paragon Space Development Corp.は宇宙空間での極低温ステージの断熱システム(Cryogenic Encapsulating Launch Shroud and Insulated Upper Stage = CELSIUS)開発に$1.6Mを受注。

SmallSat2018関連情報

SpaceNews(8/6-9)

コメント

個別に紹介していない記事はこちらから。

仏電気推進スタートアップThrustMe社, ECから2.4Mユーロを獲得

SpaceNews(8/8)

電気推進装置を開発中。現在開発中のエンジンは質量1kgで推力0.9mN。まず10〜50kg級衛星用の30〜70W級スラスタを開発し、その後、200〜300kg級衛星用300W超級スラスタを開発予定。また、現在はキセノンを推進薬に利用しているが、将来はヨウ素を使う計画。

Capella Space社,小型SAR衛星コンステレーションの最初の衛星をこの秋に打ち上げ予定

SpaceNews(8/8)

衛星は40kg。軌道上でアンテナを展開し、アンテナ面積は8m^2。1号機は試験用で商業利用はしない計画。2号機は来年初頭に打上げ。来年末には6機の衛星を2つの軌道面に投入し、最大回帰時間6時間を実現する計画。第1世代衛星の解像度は1m程度で、第2世代には50cm以上となる予定。

Rocket Lab社,Ecliptic Enterprise社とキックステージに搭載するホステッドペイロードに関するMOUを締結

SpaceNews(8/8)

Ecliptic社は四半期に1回キックステージにホステッドペイロードを搭載して打ち上げる計画。2019年1Qに計画されている最初は2kgのペイロードで、その後、25kgまで質量を増加させる計画。

同様のミッションは次のElectronの打上げでも計画されている。ドイツのHigh Performance Space Structure Systems社がNABEOと呼ばれるドラッグセールの技術実証を衛星分離後のキックステージを利用して実施予定。

CSICE,情報収集衛星光学4号機の運用を終了

内閣衛星情報センタープレスリリース(8/8)

平成23年9月23日に打上げ。設計寿命は5年。電源系異常の復旧可能性はないとして運用を終了。

伊D-Orbit社,VegaによるCubesat相乗り打上げ契約をスイスAstrocast社と締結

SpaceNews(8/7)

D-Orbit社の小型衛星相乗り打上げ契約の2件目。同社は初期には通常のディスペンサ DPOD を採用するものの、現在、自律飛行型のディスペンサ Ion を開発中。

コメント

D-orbit社はもともと軌道離脱用の小型固体スラスタの事業化を目指しており、現在も製品ラインアップに含まれていますが、現在では、これとは別に、小型衛星相乗り展開サービス InOrbit NOW をプロモートしています。

Firefly社,1年前の倒産直前の状態から復活。Alphaロケット初号機は2019年9月に打ち上げ予定

SpaceNews(8/6)

ロケットは2段式で、1段は4基のReaverエンジン(40klbs/基)、2段は1基のLightningエンジン(15klbs)を採用。2段ステージの燃焼試験を年末にかけて実施。

射点はVAFB SLC-2W(旧Delta II射点)を借用済で、東海岸の射点も調整中。

また、コアをクラスタ化してLEO 4,000kg の打ち上げ能力を有するBetaロケット構想も発表している。

2018-08-05-Sun

NASA, Commercial Crewのスケジュール見直し結果を発表

SpaceNews(8/2)

試験飛行予定:

  • CST-100: 無人 2018/末〜2019/初頭,有人 2019/半ば
  • Crew Dragon: 無人 2018/11,有人 2019/4

CST-100では、先週報道されたサービスモジュール燃焼試験での推進薬漏洩への対応として運用手順の変更やバルブのマイナーな設計変更を実施中。また、全体の開発計画を、パッドアボート試験・無人試験飛行・有人試験飛行の順番から、無人試験飛行・パッドアボート試験・有人試験飛行の順番に変更した。

関連記事:

中国Landspace社, 2018年4Qに Zhuque-1ロケットを打ち上げ予定

SpaceNews(8/2)

LandSpace社のロケットZhuque-1 (ZQ-1)は3段式固体ロケットで、打ち上げ能力は高度500km SSOに200?, 高度300km LEOに300kg。同社では液体推進薬を使った2段式ZQ-2ロケットも計画している。

コメント

本文中に過去に報道された中国の民間小型ロケット開発メーカの状況のサマリも記載されています。

Telesat社,LEOコンステレーション概念検討の2社目としてAirbus DS社と契約

SpaceNews(8/1)

7/30のMaxar/TASグループに続く2つ目の契約。概念検討結果からの絞り込みは2019年半ばを予定。Telesat社のLEO衛星はフェーズドアレイアンテナや機上でのデータプロセッサを有することからOneWeb衛星より大きくなる見通し。

なお、現在軌道上試験中のプロトタイプ衛星は、Airbus社の一部であるSSTL社が製造した。

中国,長征4Bロケットで地球観測衛星Gaofen 11を打上げ

Spaceflightnow(7/31) SpaceNews(7/31)

今年22機目の打上げで、これまでの中国の最大年間打上げ機数に並んだ。中国は今年35機程度を打ち上げる計画。

Maxar社,SSLのGEO衛星部門を縮小して小型衛星専門の新部門を設立予定

SpaceNews(7/31)

旧SS/L社のPalo Alto工場を縮小する代わりに、San Jose近郊の小型衛星を取り扱う新部門を拡大中。新部門では100〜500kg程度の衛星を取り扱う予定。

Palo Alto工場縮小の一環として、Maxar社ではこの夏に5%の人員削減を行うとしている。

なお、同社予測では、今年の全世界でのGEO通信衛星の発注数は昨年と同じ8機と低迷状態が続き、当面回復の兆候はない。

中国,長征3BロケットでBeidou衛星2機を打上げ

Spaceflightnow(7/30)

中国はこれまでにBeidou衛星27機を打ち上げているが、一部は技術試験衛星で、一部は既に機能を停止している。Beidouコンステレーションは完成するとMEO 27機, GEO 5機, Inclined GSO 3機で構成される計画。

Telesat社,LEOコンステレーションの概念検討契約をMaxar-Thales Alenia Space社チームと締結

SpaceNews(7/30)

System Design and Risk Management Projectでは、コンステレーションシステム全体(衛星・ゲートウェイ・ユーザターミナル・運用拠点・地上ネットワーク・等)の設計を行う。

2018-07-28-Sat

Virgin Galactic社,SST Unityの3回目の試験飛行を実施

Spaceflightnow(7/28)

3回の飛行試験で徐々に飛行領域を拡大。

  • 1回目(4/5): 高度25.7km, M1.87
  • 2回目(5/29): 高度34.3km, M1.9
  • 3回目(7/26): 高度52 km, M2.47

JAXA若田理事(宇宙飛行士)のインタビュー記事

SpaceNews(7/27)

日本がLOP-Gへの参画で注力する分野として以下の4つを挙げています。

  • deep space logistics supply
  • landing on the moon’s surface
  • transportation or roving capability
  • environmental control and life support for long-duration human missions

民間SSAスタートアップLeoLabs社,シリーズAで$13Mを調達

SpaceNews(7/26)

フェーズドアレイレーダで低軌道の衛星とデブリのマッピングを行い、衛星運用会社・保険会社・政府などへのデータ提供を行う計画。主要な出資者は東京のWERU InvestmentとAirbus Ventures。

同社は現在はテキサスとアラスカにレーダーサイトを有しているが、最終的には世界6箇所にレーダーサイトを設立する計画。

Arianespace社, Ariane 5 ES最終号機でGalileo衛星4機を打上げ

Spaceflightnow(7/25) SpaceNews(7/25)

ヒドラジン推進薬を利用した上段ステージを使ったA5ES形態の最終号機。今後のAriane 5はすべてLOX/LH2上段ステージを利用したA5ECAを利用する。

Galileo衛星は今回を含めて26機が打ち上げられているが、現在運用中の衛星は14機。残る12機のうち、今回と前回に打ち上げられた8機は運用準備中、1機はアンテナが故障して運用中止、1機は軌道上予備、残る2機は2014年のSoyuzの打上げ失敗で中間軌道に投入された衛星で運用方法を検討中。

Maxar社,大型通信衛星製造からの撤退を含めて事業構造の変更を検討中

SpaceNews(7/24)

Maxar社(SSL社の親会社)は、LEOコンステレーション衛星需要の高まりと大型静止通信衛星需要の低下を受け、事業構造の変更を検討中。選択肢は、1.大型通信衛星製造からの撤退、2.他の衛星製造メーカとの協業、3.GEO衛星事業規模の適正化(縮小)、の3つで年末までに結論を出す計画。ただし、政府需要・LEO通信衛星・地球観測衛星の需要は伸びていることから、当該分野には従来通り取り組む方針。

通信衛星需要は近年急激に縮小しており、過去には年間約20機が発注されてきたが、2015年は19機、2016年は16機、2017年は8機となっている。2018年はこれまでに5機。

Maxar社では市場が戻る見通しは低いという見通しに基づいてリソース配分の見直しを進めている。

SpaceX社,Falcon 9ロケットでIridium NEXT衛星10基を打上げ

Spaceflightnow(7/25)

1段ステージは回収。フェアリング回収には失敗。

今回はフェアリング回収用ネットを大型化していたが海も荒れていて回収はできず。

フェアリング回収船 MR STEVEN:Spaceflightnow(7/24)

Cubesat用電気推進装置の最新状況

SpaceNews(7/23)

Enpulsion社, Phase Four社, Mars Space社などの紹介記事。小型化のためにキセノンなどの希ガスではなく、液体金属やテフロンなどを推進薬に使うシステムも開発されている。

Boeing社,CST-100用アボートエンジンの燃焼試験でエンジン停止時に推進薬漏洩のトラブル

SpaceNews(7/22)

ヒドラジン用バルブが適切に閉まらなかったが是正処置は設定済。開発試験スケジュールへの影響は不明。アボートエンジン用の推進薬バルブは、アボート推力への要求に対応するために新規設計されたもの。

ロシア大統領,Roscosmosに対して品質確保と開発スケジュール達成を指示

SpaceNews(7/20)

ロケット関連では、Angara 5は2021年, Soyuz-5は2022年, 超大型ロケットは2028年に初号機を打ち上げる。640機の衛星コンステレーションであるSphere計画は、2022,2024,2028年に衛星を打ち上げる。Sphereは民間や海外からの関心も高いことから、プログラム実施を急ぐように指示。

2018-07-21-Sat

ロケットエンジンへのAM製造技術適用の状況

SpaceNews(7/19)

現在は従来通りの設計でコスト低減と製造期間短縮のために使われているが、今後は、(既存の製造方法の制約を前提とした)従来の設計にとらわれない、製造方法を活かした設計が出てくるであろう、という主旨。

Maxar Technologies社,欧州の衛星サービスミッション開発に参入

SpaceNews(7/18)

最近買収したNeptec robotic technology社を通じて、英国Effective Space社が開発中のSpace Drone計画に参入。

Neptec社買収のニュース(買収額$32M):SpaceNews(7/16)

英国Orbex社,Lockheed Martin社と共同でスコットランドから小型ロケットを打ち上げると発表

Spaceflightnow(7/16) SpaceNews(7/16)

英国宇宙機関が射点整備費用として2.5Mポンド(約$3.3M)を拠出。また、Orbex社に5.5Mポンド、LM社に23.5Mポンドをロケット開発費の一部として補助金で拠出。Orbex社とLM社は異なるロケットを同じ射場の複数の射点を使い分けて打ち上げる構想。

Orbex社はPrimeという超小型ロケットを計画。打ち上げ能力はSSO 500kmに150kgでElectronと同等で、LOX/バイオプロパンを推進薬に使う。タンクは同軸型タンクを採用し、機軸中心にプロパンタンク、その周りにLOXタンクを配置。開発費は$70-75Mを想定。

LM社はElectronロケットの派生型を使用する見通し(同社はまだ決定はしていないと発表している)。LM社はElectronロケットを開発したRocket Lab社に出資している。また、LM社は最大6機の衛星を異なる軌道に投入可能な上段ステージとしてSmall Launch Orbital Maneuvering Vehicle (SL-OMV)を開発予定で、開発メーカはMoog社。LM社は、英国から打ち上げる試験機を、小型衛星による気象観測コンステレーションを計画しているOrbital Micro Systems社と共同で打ち上げる計画で、2020年に運用を開始したいとしている。

関連記事

・Orbex社の詳細記事:SpaceNews(7/18)

・LM社のロケット選定に関する記事:SpaceNews(7/17)

・英国政府による射場選定の記事:SpaceNews(7/15)

2018-07-14-Sat

Blue Origin社,New Glennロケットを5機打上げ後にデュアル打上げをオプションとして計画

SpaceNews(7/12)

最初の5機で性能マージンを放出し、6機目からはデュアル打上げにも対応することを計画。New GlennのGTO打上げ能力は13tonの予定。

AR社,RS-25(SSME)の製造再開に向けて設計変更エンジンの燃焼試験を継続中

NASA Spaceflight(7/11)

RS-25はSSMEの再利用だが、長年製造されていなかったため、サプライチェーンの再構築と最新の製造技術の適用を進めている。

エンジンはオリジナルSSMEの111%の推力レベルで運用され、主燃焼室(MCC)にHIP接合を採用したり、POGO抑制装置にAM製造を適用したりと、新たな製造技術を適用している。

GAO,Commercial Crewの2社とも1年以上スケジュールが遅れる可能性を指摘

SpaceNews(7/11)

現在、Boeingは8月に無人試験飛行、11月に有人試験飛行を、SpaceXは8月に無人試験飛行、12月に有人試験飛行を行う計画だが、2018年4月のNASAの評価では、このマイルスートンを達成できる可能性は0%と評価していた。GAOは、NASAによる認証が完了する期待値として、Boeingは2019年12月、SpaceXは2020年2月としている。

これを受け、GAOはNASAに対して認証が2020年にずれた場合のコンティンジェンシープランを立てる必要があると指摘している。

NASA, ISSに結合したCygnusによるリブート試験を実施

Spaceflightnow(7/11)

CygnusのBT-4メインエンジン(IHIエアロスペース社製)を50秒噴射。ISSの軌道は約90m上昇。

今回の試験の成功を受けて、今後、リブートを前提に推進薬を増加させたミッションも計画されている。

DARPA/AR社/Boeing社,Phantom Express用AR-22エンジンの10日間10回の燃焼試験の完了を発表

SpaceNews(7/10)

従来エンジン試験後17時間かかっていた水分除去工程を工夫により6時間に短縮したほか、ヘルスマネジメント機能も組み込み。

中国の民間企業、メタン/LOX推進のロケットを2020年打上げを目指して開発中

SpaceNews(7/10)

Landspace社のZhuque-2 (ZQ-2)ロケット。直径3.35m、全長48.8mで長征2号に似ている。打ち上げ能力は高度200kmのLEOに4ton、高度500kmSSOに2ton。

なお、同社では今年9月にも3段式固体ロケットLandSpace-1(LS-1)による衛星打ち上げを計画している。

NASA, SLS Block 1を2機追加

SpaceNews(7/10)

Block 1B用の新ML製造の予算がついたことによる。Block 1の上段はICPS (Delta IVロケット2段の改修ステージ),Block 1Bの上段はEUS。

SLS初号機のEM-1は公式には2019年12月だが、2020年半ばにずれ込むことがNASAや民間企業のプレゼンテーションで示唆されている。遅延の主な要因はタンク溶接姿勢を水平から垂直に変更したことによる技術的課題の解決に時間を要したこととのこと。

LeoSat社,Hispasat社の出資を獲得

SpaceNews(7/10)

スカパーJSAT社と同規模。Series A調達ラウンドの目標金額$100Mが見えてきた。

中国,長征3Aロケットで32機目のBeidou衛星を打ち上げ

Spaceflightnow(7/10)

今回打ち上げられたのは第2世代のBeidou衛星で、第1世代の衛星を置き換える。

ロシアEnergomash社,米国のロシア製エンジン禁止は2020年から同社の経営に影響を与える見通しと報告

SpaceNews(7/10)

同社はAtlas V用のRD-180,Antares用のRD-181を製造しており、アニュアルレポートによれば、売上の半分は海外との契約に依存している。製造基数としては海外依存度はさらに大きく、2018年の19基の製造予定エンジンのうち17基は米国向け。

ロシア国内向けにはAngara用のRD-171を製造しているが2018年の製造予定は2基のみ。今後のProtonからAngaraへの移行やSoyuz-5へのRD-171採用に期待をつないでいる。

中国,長征2Cロケットでパキスタンの衛星2機を打ち上げ

Spaceflightnow(7/9)

主衛星は地球観測衛星 Pakistan Remote Sensing Satellite 1 (PRSS 1)(CASTの子会社が製造)、相乗り衛星はパキスタン国内で開発したリモセン実験衛星PakTES 1A。

ロシア,Progress宇宙船を打上げから3時間40分でISSにドッキングさせることに成功

Spaceflightnow(7/9) Spaceflightnow(7/11)

これまでの最速記録。地球を2周回してISSとドッキング。打上げ時刻を正確にISSの軌道面が射点を通る時に設定することで実現。

2012年までロシアはドッキングまで2日間かけていたが、2012年に6時間でのドッキング(地球4周回)に成功して2013年には有人輸送にも適用を開始。

ロシアは昨年にも2周回ドッキングを計画していたが、計画通りに打ち上げられなかったため、2日間でのドッキングに変更して打ち上げていた。今後、貨物輸送で何回か試験をした後で有人輸送にも適用予定。

Virgin Galactic社とVirgin Orbit社, ASIとイタリア企業との協力合意を発表

SpaceNews(7/8)

ASIとAltec社とSitael社との間で"framework agreement"(枠組み合意)を締結。SSTをイタリア南部の空港から飛行させることを検討。今回の合意は、既に締結されているAltec社(ASIとTAS社の合弁企業)とVirgin Galactic社のMOUに追加されるもの。

ロシア,超大型ロケットの試験飛行を2028〜35年に実施する計画

タス通信(7/3)

Energia社のアニュアルレポートによる。超大型ロケットはSoyuz-5を組み合わせて構成する構想。1段は2028〜2032年に、2段は2032〜35年に開発予定。

また、Soyuz-5は2022〜2025年に開発試験を実施予定。

キヤノン電子やIHIエアロスペース社,小型衛星用ロケット打ち上げを2021年度に開始と発表。事業会社名はスペースワン

日経新聞(7/2)

2017年8月に設立した開発企画会社で事業性を検討してきたが、事業化に踏み切る。資本金も1億円から14億円に増資し、事業会社として、名前も「スペースワン」に変更。射場は和歌山県を有力候補。打ち上げコストは1回あたり10億以下をターゲット。20年代半ばに年間20機の打ち上げを目指す、とのこと。

プレスリリースはこちら:https://www.canon-elec.co.jp/news-backnmbr/detail/20180702_pressrelease.pdf

事業会社の公式サイトはこちら:https://www.space-one.co.jp/

2018-07-07-Sat

インド,有人カプセルの射点アボート試験として模擬カプセルと組み合わせたLAS作動試験を実施

Spaceflghtnow(7/6) NASA Spaceflight(7/4)

射点でLASを始動して模擬カプセルの離脱を確認。ISROは2020年代に有人飛行を検討しているが政府の予算承認は下りていない。

コメント

NASA Spaceflightの記事中に、Soyuzの有人打上げ直前の射点火災で実際に使用された射点アボートのときの動画があります。

中国,大型ロケット長征9号と再使用型ロケット長征8号の検討状況

SpaceNews(7/5)

CALT設計者のプレゼンテーション。

長征9号は2030年頃の試験飛行を目指すが、直径10m鍛造材の開発や大型エンジン開発が課題。

長征8号は1段回収を想定したロケットで初号機は2021年を計画。長征7号の1段ステージと長征3A号の2段ステージと固体ブースタ(長征11号?)の組み合わせで構成され、1段と固体ブースタを垂直着陸で回収するとのこと。長征8号は当初極軌道用中型ロケットとして計画されていたが、再使用技術の習得を目的に変更された。

Telesat社とMDA社,LEOコンステレーション構築のための資金としてカナダ政府の補助金申請予定

SpaceNews(7/5)

2018年度予算に計上された、LEO衛星や地方ブロードバンドのための補助金CA$100M(5年総額)に対して、Telesat社はCA$20Mを、MDA社は金額未定だがある程度を、申請する予定。

Telesat社は自社LEOコンステレーションを構築中、MDA社はOneWeb衛星用アンテナを開発・製造中。

DARPA/Aerojet Rocketdyne,スペースプレーン開発試験としてAR-22エンジンを10日間で10回の燃焼試験を実施中

SpaceNews(7/3)

AR-22はSSMEに新しいフライトコントローラを搭載したもの。Boeing社がDARPA契約(The Experimental Spaceplane, 旧XS-1)で開発中の有翼1段ステージを使った小型衛星打上げ機Phantom Expressの主エンジン。

Boeing社はPhantom Expressのハードウェア製造を開始しており、複合材LOXタンクを製造中。タンク以外のサブシステムも現在CDRを実施中で、システムCDRを2019年はじめに実施予定。飛行試験は2021年に開始。

インターステラテクノロジズ社,MOMO2号の打ち上げに失敗

SpaceNews(7/2) IST社プレスリリース(7/3) マイナビニュース(6/30)

打ち上げ後約8秒で地上に落下。エンジン付近で外燃を確認。エンジン燃焼圧データに異常がある模様。

Proton-Mediumの開発は資金不足で中断(再報)

RussianSpaceWeb(6/27)

5月末にInterfax通信が伝えていた件の調査結果。

ILS社は否定しており、現状正式にプロジェクトがキャンセルされてはいないものの、資金不足で事実上の凍結状態とのこと。

ProtonからProton-Mへの変更にはステージ間構造体などの再設計・再開発などの開発作業が必要だが、Khrunichev社はサプライヤから前金支払いを求められている一方、同社は十分な資金調達ができていない状況。Roskosomos社はProton-Mediumへの出資を拒否しており、民間出資者を探す活動も不調。

Roscosmosの新長官,ProtonからAngaraへの移行を加速する意向

SpaceNews(6/26)

ProtonとAngaraの両ロケットを製造するKhurunichev社が$1.6Bと言われる負債を抱えていることや、Protonの打ち上げ失敗の継続を踏まえ、リソースをAngaraに集約すべきとの見解。長官はProton運用終了時期を明言しなかったが、ロシア国内では2021〜25年に終了するとの推測記事が出回っている。また、Angara集約はKhrunichev社のモスクワからOmsk(Angara製造工場のある都市)への移動が完了してからになる見通し。

2018-06-30-Sat

SpaceX社,Falcon 9ロケットでDragonカプセルを打上げ(CRS-15)。Block 4最後の機体

Spaceflightnow(6/29) SpaceNews(6/29)

1段は再使用機体でBlock 4の最終打上げ。Dragonも再使用。同社はCRS-20までの残りのCRS-1契約で使用するDragonカプセルは全て再整備品を利用予定。

Rocket Lab社,Electronロケットの打ち上げをエンジンのモーターコントローラの調査のために延期

Spaceflightnow(6/28)

同社は4月のリハーサル時にこの問題が発生して打上げを延期して是正処置をとっていたが、事象が再現。

独立評価委,James Webb宇宙望遠鏡の打上げは2021年3月になる見通しと発表

Spaceflightnow(6/27)

当初は2018年10月打上げ予定だったが2年半遅れ。追加費用は$1Bで、総費用は運用費を含めて$9.66B、開発費は$8.8Bの見通し。

中国,長征2Cロケットで技術試験衛星を打上げ

Spaceflightnow(6/27)

2機の衛星をフェアリング内にスタック形態で搭載。また、低衝撃衛星分離機構も採用。

Aerojet社の大型固体モータ事業,Minuteman 3代替ICBMの受注に存続がかかる状況

SpaceNews(6/27)

Aerojetが固体モータ事業から撤退すると、Northrop Grumman Innovation Systems (旧Orbital ATK社)のみがサプライヤとなり、軍は競争環境がなくなることに警告を鳴らしている。

Boeing社,自社コンステレーション用衛星開発には未着手

SpaceNews(6/27)

2年前にFCCに対してLEOインターネット衛星コンステレーションの申請はしたものの開発には移行していない。

タイの新興企業 mu Space社,衛星調達のRFPを発出

SpaceNews(6/27)

2021年にNew Glennロケットで打ち上げ予定。衛星調達予算は$100〜150M。

Planet社とAirbus社,両社の衛星を利用した衛星画像利用製品開発で合意

SpaceNews(6/25)

Planet社の低解像度画像でターゲットを選定してAirbus社の衛星で詳細画像を取得することなどを想定。

2018-06-23-Sat

米政府,地球近傍物体(NEO)対処方針を更新

SpaceNews(6/21)

National Near-Earth Object Preparedness Strategy and Action Plan はホワイトハウスが発表した18ページの資料で2016年にオバマ政権が発表した文書の更新版。地球近傍物体による脅威への対応方針を示したもの(訳注:小惑星の地球衝突に対する対策)

5つの目標を掲載

  • Goal 1:Enhance NEO Detection, Tracking, and Characterization Capabilities
  • Goal 2:Improve NEO Modeling, Prediction, and Information Integration
  • Goal 3:Develop Technologies for NEO Deflection and Disruption Missions
  • Goal 4:Increase International Cooperation on NEO Preparation
  • Goal 5:Strengthen and Routinely Exercise NEO Impact Emergency Procedures and Action Protocols

NASAの2019年予算要求ではNEO防御用に$150Mが計上されており、このうち$90Mは Double Asteroid Redirection Test(DART)という、キネティック弾による小天体の軌道変更試験ミッションに充てられている。また、NEOCamという衛星によるNEO観測ミッションも概念検討中。

中国,Tiangong-2実験船をデオービットさせる準備をしている模様

SpaceNews(6/20)

従来高度380〜390kmに維持されていたが、最近、292x297kmの軌道に低下。また、高度低下の前には、通常実施される高度維持のための加速も実施されていなかった。公式発表はなし。

Virgin Orbit社,LauncherOneロケットの初号機打ち上げに向け試験継続中

NASA Spaceflight(6/19)

7月には推進薬を充填したロケットを母機(B747-400,Cosmic Girl)に搭載して飛行させる試験を開始予定。LauncherOneはSSOに300kgを打ち上げ可能で価格は$12M。同社は既にESA,NASA,DODからの打ち上げを受注している。

米下院でNASAの費用超過・スケジュール遅延問題のヒアリングを実施

SpaceNews(6/15)

NASAの監査官は「楽観的な文化と技術の複雑さの過少評価」が課題と指摘。

That culture of optimism, he said, is rooted in NASA’s success in the Apollo program nearly a half-century ago. “NASA’s ability to overcome obstacles has become part of its can-do culture,” he said. “However, our work has shown that this attitude contributes to development of unrealistic plans and performance baselines, particularly with respect to its largest projects.”

これに対し、上院側では、過去の実績をベースとした見積もり手法の見直しの必要性も示唆。

2018-06-16-Sat

Astranis社,ECAPS社のグリーンプロペラントを静止衛星コンステレーションに採用

SpaceNews(6/14)

Astranis社は300kg級静止衛星のコンステレーションによる高速インターネット通信網の構築を目指しているスタートアップ企業で3月にSeries A資金調達ラウンドで$18Mを調達。なお、ECAPS社は昨年7月にBradford Holding Company Ltd.に買収されている。

中国,Chang'e-4用通信中継衛星をEML2周りのハロー軌道に投入完了

SpaceNews(6/14)

衛星はQueqiaoと名付けられ、直径4.2mのパラボラアンテナで常時地球と通信可能。

ロシア,新型有人宇宙船の風洞試験を実施中

NASA Spaceflight(6/12)

Soyuz宇宙船の後継となるFederatsiya (=Federation)宇宙船は、現在、遷音速風洞試験中で、引き続き、M10.5までの超音速風洞試験に移行。並行して内装設計の確認会も実施。

ロシアはFederatsiya宇宙船による月有人探査を2028年に実施する計画で、これに先立って、Soyuz-5ロケットとFederatsiya宇宙船によるLEOへの有人打上げを2022年に実施する計画。

SpaceX社,打上げ機数増加のためにKSCにコントロールセンターを追加することを検討中

Spaceflightnow(6/11) SpaceNews(6/11)

空港の管制タワーのようなタワー構造内部に、ロケットとドラゴンの管制室・技術者控室・顧客控室などを準備する計画。併せて、機体整備と回収機体再整備用建屋やビジターセンターも設ける構想。

Spaceflight社,Rocket Lab社と3機のElectronロケットを契約

SpaceNews(6/11)

Spaceflight Industries社のBlackSky地球観測衛星が1機目で、キヤノン電子のCE-SAT-I Mark 2が3機目で打上げられる計画。2機目の顧客は公開されていない。

PLD Space社,再使用ロケット開発費として$10Mの追加出資を獲得

SpaceNews(6/11)

9Mユーロを獲得、うち7.1Mが民間で1.9Mが官。PLD Space社はサブオービタルロケットのArino 1と軌道投入ロケットのArino 2を開発中。Arino 2ロケットは、当初150kgをLEOに打ち上げることを想定していたが、ESAがFLPP計画の一部に採用した2月以降再設計を進めていて、9月ごろに新しい形態を発表予定。