マンション管理士試験な日々(マン管&管理業務主任者試験)

2009-03-26

グラミン銀行

こんにちは

みなさんは、グラミン銀行というのをご存知でしょうか?

グラミン銀行とは、農村部の貧しい人々へ無担保融資を行っているバングラデシュにある銀行です。

⇒ グラミン銀行

この銀行が設立された背景には、貧困を減らすには「援助」でなく「融資」が有効であるという考え方があります。

これまで主流だったのは、援助金や物資を送って貧困層を助けるということだったのですが、それではいつまでたっても自立できない。

貧しい人々の生活を根本的に改善するには、自分の力で生活を支えられるように、起業の手助けや融資をするほうがいいということで、この銀行が設立されました。


この銀行の存在を知ったときに、こういうシステム(マイクロクレジットと呼ばれておりますが)は、いわゆる第三世界と呼ばれる国だけではなく、アメリカや日本のような貧困が拡大し続けている国にも有効・有益なシステムではないかと思っていました。

日本にもグラミン銀行があれば、どれだけ多くの人が救われるか・・・



そう思っていたのですが、

昨日、録画してあった「ガイアの夜明け」を見ていましたら、ようやく日本でもこのマイクロクレジットの仕組みが動き始めているということを知りました。

⇒“新マネー”でニッポン救え〜生活守る“おカネのカタチ”

今ごろ知るのは、かなり勉強不足で恥ずかしいですが、

正直、うれしくなりましたね。この試みは最高です。

⇒ 生活サポート基金

こういった貧困に対する前向きな試みに対して、どういう形になるかは、まだ未定ですが、私も微力ながらお手伝いしたいと思っております。


グラミン銀行の理念につきましては、本当に、いろいろお話したいことはあるのですが、私がお話するよりもわかりやすく理解が深まると思いますので、西原理恵子さんの本から引用させていただきます。


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<グラミン銀行が試みていること>

アジアやアフリカの貧困の話をすると「食べるのに困ってるんだったら、難民食を配ってあげればいいよね」と言う人がいる。

でも貧しい国の子どもたちが難民食を配ってもらわないと生きていけないとしたら、せっかくの「配る」という行為も、人を家畜にしてしまうんじゃないのか、ってわたしは思う。

「エサをもらって生きる」だけじゃ牛や馬と同じになってしまう。人でなくなってしまう。

そうじゃなくって、やっぱり「働くことができる」「働ける場所がある」ってことが、本当の意味で、人を「貧しさ」から救うんだと思う。

だから、ただ「配る」「あげる」だけじゃない方法を考えようとした人がいる。人が人でありつづけられるように、「働くこと」を大切なこととしていちばん真ん中にすえた取り組みが、貧困に苦しむバングラデシュから生まれた。

<中略>

グラミン銀行の生みの親であるムハマド・ユヌス氏は、アメリカに留学した経験もあるエリート経済学者だった。でも帰国してから、バングラデシュの大飢饉に直面する。

「自分が勉強してきた経済学が、食費さえ稼げずにやせ細っていく人たちを救えないのだとしたら、いったい、何の意味があるのだろう」

やむにやまれぬ気持ちにかられたユヌス氏は、貧しい村を歩くうち、竹細工で生計を立てていた女の人たちに、自分のお金から材料費として二十七ドル、日本円にして三千円くらいを無担保・無利子で貸してあげた。

これが「グラミン銀行」のはじまり。

グラミン銀行の「グラミン」はベンガル語で「農村」って意味なんだよ。これまで、農村部の貧しい人たちには担保にするものがないから、銀行から融資を受けることもできなくて、永遠に貧しいままだった。「そんなのは絶対におかしい」って考えたユヌス氏は、「弱者のための銀行」をつくる決意をした。

最初にユヌス氏にお金を借りた女の人たちも、ちゃんとそのお金を返済したんだよ。ああ、そうだろうなあって、わたしは母親として思ったよね。わが子をどうにかして食べさせていかなくちゃ、って思ったら、女の人って、死に物狂いで働くからね。

クラミン銀行は融資対象を女性に限定している。バングラデシュは女性どうしのつながりが濃い土地柄だったので、グループごとに返済計画をきちんと立てさせるようにしたからだった。私が思うに、まあ、男の人にお金を貸しても、お酒とかバクチとかで、使っちゃったりしそうだもんね。

それまで銀行が貧しい人に融資しなかったのは、貧しい人は借りたお金を返さない、どうせ返せるはずがないって決めつけていたからだった。

だけどグラミン銀行が証明した。

貧しい人たちだってチャンスさえ与えてもらえば、商売もできるし、借りたお金もちゃんと返せるんだってことを。

九割以上の高い返済率を誇るグラミン銀行のシステムは「小額無担保融資(マイクロ・クレジット)事業」として、今では世界中に広がっている。バングラデシュとは条件がちがう世界の国々で、このシステムがどこまで通用するのか。問題点もいろいろ指摘されている。

でも最初のタネが蒔かれたことを、わたしは、やっぱりすごいと思う。

貧困に追いやられている層の女性が、職業を持てる日がやってきた!

ありえないと思っていたことが、実現した。

貧しい人は永遠に貧しいまま。そんな負のループを断ち切るための試みが、世界中の国々で、どんな成果をもたらすのか。

その行き先を、これからも見届けていきたいと思っている。


出典

⇒ 西原理恵子「この世でいちばん大事な「カネ」の話」

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ではでは