マンション管理士試験な日々(マン管&管理業務主任者試験)

2012-01-22

マンション管理士試験〜理解型勉強実力テスト

こんにちは

マンション管理士試験〜理解型勉強実力テストをやります。

このテストは、みなさんのマンション管理士試験向けの受験勉強がどの程度、理解型の勉強になっているかを判定するテストです。

問題は10問で、各問題の問いに対して

きちんと勉強して説明できる(完全に正解でなくともよい)場合は、1点

きちんと勉強してないけど説明できる(完全に正解でなくともよい)場合は、0.5点

説明できない場合は、0点

として、その合計点で判定します。

念のために申し上げますが、クイズの答えの根拠を示すのではなく、その理由を説明するのが解答ですので、ご注意ください。

たとえば、

(問)集会の招集の手続を省略するには区分所有者全員の同意が必要なのはなぜか?という質問に対して

(答)区分所有法36条による、と答えるのは解答にはなりません。

それは、ただの丸暗記。

なぜ、区分所有法では「全員の同意」を要求しているのか、その理由を説明するのが、「実力」を示す解答になります。

では、はじめましょう。



<実力テスト>

(問1)規約共用部分は登記できるが、法定共用部分が登記できないのはなぜか?

(問2)重大変更は、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議で決するのが原則であるが、区分所有者の定数は規約で過半数まで減ずることができるのはなぜか?

(問3)管理組合法人は管理者を定めることができないが、それはなぜか?

(問4)団地総会で、「義務違反者に対する措置」を議案にすることはできないが、それはなぜか?

(問5)瑕疵担保責任無過失責任であるが、それはなぜか?

(問6)マンション標準管理規約では、専有部分の修繕等の工事を行う場合、理事長の承認を必要とするが、それはなぜか?

(問7)市街化区域では用途地域を必ず定めるのはなぜか?

(問8)水槽や流しを設置する場合、吐水口空間を確保するのはなぜか?

(問9)屋根の防水層に砂付あなあきルーフィングを用いるのはなぜか?

(問10)コンクリートの中性化の進行によりひび割れが発生するのはなぜか?


 

あえて、やさしい問題にしましたが、基礎は大切ですからね。

判定としましては、

7点以上の場合、順調に理解型勉強ができていると思います。

7点未満から5点以上場合、ある程度は理解型勉強になっていると思いますが、精度がいまひとつですので、もう一息、理解型勉強を進めてほしいと思います。

5点未満から3点以上の場合、かなり過去問丸暗記で処理している部分が多いので、改善が望まれます。

3点未満の場合は、意図的に過去問丸暗記をやっていると思われますので、前回の記事を参考に、勉強方法等の再考が必要なのではないか思われます。

ということです。

解答は、自力で発見する楽しみを奪ってはいけませんので、掲載しませんが、ヒントを書いておきます。

(問1)専有部分と共用部分の違い。登記制度の存在理由あたり組み合わせて説明する。

(問2)区分所有法は、頭数と議決権とで二重の多数決をするが、その意味を説明する。

(問3)管理者制度を説明し、管理組合法人がその代替となることを説明する。

(問4)団地総会と各棟総会の権限の違いを原理的に説明する。

(問5)有償契約における売主、買主の公平(等価的均衡)を保つための制度であるということ。

(問6)マンション標準管理規約の立場では、専有部分の修繕等の工事であっても共用部分の変更等を伴う場合が多い点から説明する

(問7)用途地域の意味は、開発の事前規制の役割である。

(問8)逆サイホン作用の説明

(問9)コンクリート内の水分蒸発によるふくれの防止

(問10)中性化→不動態皮膜の破壊→酸化

というところでしょうか。

 


さて、

前回もお話しましたが、過去問の結論をQ&A方式で丸暗記することは、結局、合格証書を獲得するための「作業」にすぎないということです。

「作業」が100%悪とはいえないし、多少なりとも合格のための方便として、暗記作業に走るのは止むを得ない部分はあると思います。

しかし、現実に、過去問丸暗記型勉強の場合、試験終了後、時間が経過すれば丸暗記知識は忘れてしまいますので、最終的に残るのは合格証書のみです。

それは本当に膨大な時間を投資するに値する行為なのでしょうか?

 

これは、皆さんを難詰しているわけではないですよ。

あえて、良い悪いという次元の話をすれば、皆さんはまったく悪くない。

なぜなら現状で、大多数の受験生が過去問丸暗記型勉強になるのは止むを得ないからです。

いわゆるマンション管理士試験向けの参考書には、過去問の問いと答えが書いてあるだけで、ほとんど内容の説明はないですからね。早い話がクイズのタネ本のようなものです。

「法定共用部分が登記できない」と結論だけが書いてあって、その理由などの説明はない。

だから、そういう市販の受験本を使って理解型の勉強をするには、そもそも無理なのです。

受験本は、ほぼ100%クイズ本ですから、理解型の勉強をするためには、専門書をたくさん入手して時間をかけて調査する必要があります。

それは、忙しい一般社会人には負担が大きすぎるでしょう。費用もそれなりにかかります。

そういうわけで、まあ、やむを得ないところはあるかと思います。

 

しかし、

皆さんに落ち度があるというわけではないですが、落ち度があろうなかろうと、過去問丸暗記型勉強では、何の能力も残らないという事実に変わりはありません。

試験が終わって残るのは、膨大な丸暗記時間の損失だけです。

それは、意図的であろうと無意識であろうと、同じなのです。

だから本当に、そういう過去問丸暗記型勉強で合格証書を手に入れることが、皆さんの希望であったのかどうか思い出してみてください。

受験勉強をしようとした動機は、

1.資格を手に入れること

2.専門的な能力を身につけること

の両方だったはずです。

また、専門的な能力を身につけないで、合格証書だけを手にいれても、あまり意味ないこともよくご存知だと思います。

たまたま市販の参考書が、過去問丸暗記型勉強にしか役にたたないものであったがために、仕方なく過去問丸暗記型勉強をしていたに過ぎないのです。

だから、もう一度、真に勉強する意義を見つめなおして、有意義に時間を投資するような展開をおすすめしたいですね。

 

マンション管理士試験に限ったことではないですが、過去問丸暗記型勉強だけで実務家として活躍することは不可能です。法律などの専門知識の内容を理解していない専門家というのはありえないですからね。

もし、現在でも将来でも資格を活用して、現実社会で成功なり活躍なりを目指す展開になったならば、改めて、理解型の勉強をやり直さなければなりません。

たとえば、過去問丸暗記型勉強で500時間投資して合格して、実務へ行くための理解型勉強を500時間やり直す、というようなことになるわけですが、これはいくらなんでも無駄が多すぎて痛ましいですよね。

はじめから、実力養成500時間やっておけばよいだけの話ですからね。

結局、受験の世界の特殊な論理に染まると、現実社会に出たときに大損することになります。

王道を歩きましょう。王道を。

地道に理解型勉強をして、地道に実力をアップさせ、そして合格する。

それが、一番、時間の無駄がないということを冷静に判断していたきたいと思います。

逆にいえば、大半の受験生は過去問丸暗記型勉強しかしていないわけですから、理解型勉強をして実力者となれば、実務等においても価値が高く、競争にも生き残れる確率が高くなるともいえます。

結局、地道に正統派の勉強を積み上げた者が、最終的には勝者になるということではないでしょうか。

そういう意味で、資格には、まだまだチャンスはあります。

きちんと勉強し、真の前向きを!

改めて、冷静になって確認してくださいませ。

頑張っていきましょう。

ではまた