マンション管理士試験な日々(マン管&管理業務主任者試験)

2012-02-03

素直に実力を養成しましょう(3)

こんにちは

前回、前々回と「素直に実力を養成しましょう」についてお話しております。

主たる内容としては「肩書きのための勉強はやめて、実力養成するための勉強をしよう」ということです。

しかし、最重要で申し上げたかったのは「実力養成」ではなく「素直に」という部分にあり、その話をし忘れておりましたので、今回追加させていただきます。

「実力養成」も重要ではありますが、「素直に」なれるかどうかが、生死をわけるほど、より重要なポイントだということです。

まずは、興味深い本がありましたので、引用させていただきます。


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<大競争時代に必要なのは、実力をつけるための勉強>

これまでの日本社会では、有名大学に入ることが勉強の目的であり、ゴールだった。単純化して言えば、大学へ入るまでがすべてであり、勉強はそこで終わりになった。「一流大学に入学できれば、一生安泰に過ごせるパスポートを獲得できた」と考えられていたからである。これまでの勉強は、そのパスポートを得るための手段だった。

こうしたことが可能だったのは、日本経済が順調に成長していたからであり、しかも、日本の雇用市場を日本人だけで独占できたからだ。しかし、そうした時代は終わったのである。

これからの社会で必要となるのは、入学試験に合格するための勉強ではなく、仕事の場で使える能力を獲得するための勉強である。

実力をつけるための勉強が必要になったにもかかわらず、「お手軽勉強法」の誘惑は依然として強い。「英語は1500語だけで話せる」とか「1分間勉強すればよい」という考えだ。

こうした誘惑に惑わされてはならない。勉強には努力を必要とする。短時間に手軽に済ますことはできない。考えてもみてほしい。もしそうしたことで成果があがるのなら、いまごろ地球上には、天才が溢れているはずだ。そして、人類はとっくの昔に貧困を克服し、神の領域にまで到達していることだろう。

手軽な勉強法を求めるのは、いまだに勉強が試験通過の道具としてしか考えられていないことの反映だ。しかし、勉強の目的が実力をつけることであれば、この類のノウハウは、ノウハウではない。

無益であるばかりでなく、有害だ。

野口悠紀雄著「実力大競争時代の「超」勉強法」(2011年 幻冬舎

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今回、「素直に実力を養成しましょう」の記事を書くにあたって、「肩書きのための不毛な勉強はやめて、真に実力養成するための勉強をしよう」という私の考えと同じようなことを書いてある本をいろいろ探してみたのですが、

一般書では、同趣旨の本は大量にありました。

ありすぎてどれを引用するかに迷って、結局、有名な方の本を引用することにしましたが、どの本でも「肩書きではなく実力」などというのは、当然の前提となっているようです。

その当然の前提をベースにして、どのような「実力」を身につければよいかということを検討するものが大多数です。

といいますか、

当ブログをお読みいただいております皆様も、現実社会で評価されるのは「肩書きではなく実力」ということは、重々、承知のことかと思われます。

くどくどと「資格というパスポートを得るためにその場かぎりの勉強をしても膨大な時間の無駄になるだけですよ」と何度も申し上げているのは、それは資格産業の世界があまりにも非常識でオタクな人だらけで当然の社会常識が当然にならないから、受験生等への警鐘が必要であろうという意味で繰り返しているだけです。

一般社会では、常識に近いようなことであり、いまさら「肩書きではなく実力」と言われて驚くような人はいないと思います。

本当に言いたいのは「肩書きではなく実力」を前提にした、その先の話です。

つまり、「肩書きではなく実力」というのは当然の話であるにもかかわらず、なぜ、未だに肩書きを取るために「試験に受かったらおしまい」式の受験勉強を大勢の人がやるのでしょうか?

不思議ですよね。

  

「学歴というパスポート」で長年オイシイ生活をしてきた人が、「夢よもう一度」ということで、「資格というパスポート」を獲得するために、過去問丸暗記勉強のような「試験に受かったらおしまい」式の受験勉強を必死でやるというのは理解できます。

しかし、大多数の人は、「一流大学に入学できれば、一生安泰に過ごせるパスポートを獲得できた」とは思っていないし、「学歴というパスポート」が、現実社会でそれほど役にたつものではないことを知っています。

また、受験勉強のような「肩書きを取るための勉強」が、とても膨大な無駄になるということは、前回の鎌田教授の本にあるように、普通に高校受験とか大学受験とかを経験して、多くの人が理解していることでしょう。

昔、勉強したことをほとんど忘却しているとか、昔、勉強したことがほとんど役に立っていないとか、よくあることですからね。

「試験に受かったらおしまい」式の受験勉強は、数年後、大多数がそういう結果になります。よく、ご存知ですよね。

にもかかわらず、

どうして、また「お手軽勉強法」で資格取得を目指すのでしょうか?

どうして、また「試験に受かったらおしまい」式の受験勉強するのでしょうか?

どうして、また、過去問丸暗記のような不毛な作業をするのでしょうか?

明らかに矛盾していると思います。

つまり、問題点は、「肩書きのための勉強はやめて、実力養成するための勉強をしよう」とことを理解していながら、現実には、実行できないところにあるのです。

わかっていても、できない。

どこかで、きいたことのある台詞ではないでしょうか。

そう、今回の問題点は、

「人間、「変わる」ことは容易ではない」

というところにあるのです。


 

間違いだとわかっていても、

長年の習慣はそう簡単に変えられるものでない。

一般的に、人は年をとるほど、頑固になり偏屈となります。

年をとるほど、人の話を聞かなくなるし、新しいことにチャレンジしなくなるし、好き嫌いで物事を決めることが多くなる傾向にあります。

だから、良し悪しとかを頭では理解できても、長年、特定の感覚や思想や習慣を身につけてしまった人が、新しく「変わる」のはやはり難しいということです。

「肩書きではなく実力」なんて

当たり前のこと。

分かりきったこと。

当然のこと。

常識。

しかし、

どれだけわかりきったことであったとしても、今までの自分を変えて、新しく努力を積み重ねていくのは容易ではないのです。

実際、「肩書きではなく実力」ということを大多数の人は理解していますが、「実力」の時代に対応するために日々「実力」をつけるための努力を継続しているかといえば、大多数の人は昔のままの流される日々を送っているわけですよ。

わかっていながら、ズルズル流される。

本当に、人間、「変わる」ことは容易ではない。

それが一番の問題なのです。

 

今までは、日本経済が順調に成長していたから「変わる」必要がなかっただけですが、前にも書きましたが(時代の変化に対応したものが生き残る)、時代の変化に対応できないのは、現在の変化の激しい時代には致命傷になります。

しかし、大多数の人々は変化になかなか対応できない。

時代の変化に滅ぼされるまで、古く終わった価値観のまま行動し続ける人が多いということなのでしょう。

遅いか早いかの違い。

かつての

古い封建主義の価値観が捨てられないものは滅び、時代の変化に対応したものが生き残った、幕末から明治にかけての日本のようなものですね。

一刻でも早く、太平の世が終わったことに気づくべき、というのも同じです。

思想とかによって自分を「変えて」世の中の変化に対応することを拒否した人は幕末にも多く存在しました。

そういう人たちはどうなったでしょうか?

世の中の変化に応じて自分を変えられない人は、新しいモノにとって替られ、跡形もなく消えてしまいました。

我を貫いて消える道を選ぶか、変化に対応して生き残る道を選ぶか。

善悪の問題ではないのです。生き残るかどうかの問題。

本当の問題点は、そういうところにあるのです。

 

 

逆にいえば、

チャンスはあるのではないでしょうか。

「素直に」実力を養成しようとする人は、意外と少ないからです。

激しい大競争時代を生き抜くのに、少しでも自らの実力をあげておこうとするのが論理的なのですが、現実の人間は、なかなか重い腰をあげないのです。

ビジネス書を読めば、いたるところに

「行動しましょう!」と書かれてあります。

どんなに良い話を聞いても、

どんなに危機感を感じても、

やっぱり重い腰をあげないで行動できない人が大多数だからです。

だから、余計なことを考えずに

「素直に」実力養成するだけで、

時代の変化に対応できない多く人々との競争で優位に立つでしょう。

「素直に」人の意見を取り入れて、自らを改善していくということは、とても難しいからです。

「素直に」なるだけで、競合優位性が獲得できるのですから、こんなに、オイシイ話はありません。

ということで

「素直に」実力を養成しましょう!



日本では人も社会も「変わる」のが難しいため、多くの人が「変わる」ことを実行できないままズルズル流されることが多いです。

しかし、今は、急激な大変化の時代。

時代の変化に対応して「変わる」ことをしないと、皆さんの地位に「替わる」存在がどこからともなく現れて、あっという間に滅亡への道をたどることなります。

終わってから「変わる」ことの大切さに気がついても遅いのです。

たしかに

人間、「変わる」ことは容易ではない。

しかし、「変わる」努力をして、「変わる」を実現しないと、生き残れない時代になっているのですから、がんばりましょう。

ますは、第一歩

「素直に」実力を養成する!

ということで

ではまた

 

<追記>

 

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いよいよ、もうすぐ第三弾です。

販売開始になりしたらご報告いたします。