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t-wadaの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2007-11-29

S2REST(仮)をseasarのsandboxへ申請したいと考えています

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JSR311はJavaでRESTfulなサービスを作るための仕様案です。yone098さんもJSR311に興味を持っているみたいですね。


意外とまだ変更が多いJSR311

実はJSR311のアノテーションは、trunkでもう変わってしまっています。

https://jsr311.dev.java.net/

https://jsr311.dev.java.net/svn/jsr311/trunk/src/jsr311-api/src

具体的には、UriTemplateとUriParamとHttpMethodの各アノテーションが無くなったり(!)、使い方が変わったりしています(「Path系」に変わっています。詳しくは、このエントリのコードサンプルのところをご覧ください)。

ここ何ヶ月かJSR311のtrunkを追っているのですが、結構変わります。そういうきっかけもあり、このエントリを書いています。


RESTful-Dao/RESTful-Buriの再構築

RESTful-DaoやRESTful-Buriと呼んでいたものを、いま、Seasarプロジェクトの下でオープンソースにしたいと考えています。


RESTful-Buriをお披露目したのは前々回のSeasarCon、Seasar Conference 2007 Springでした。それからもぶり祭りなどのイベントに合わせて(イベントドリブン)開発をしてきたのですが、特殊な規約ベースのライブラリ設計に少し限界を感じていました。これは私の設計の問題ですが、制約が強く、汎用ライブラリと言うよりもアプリケーションという側面が強かったのです。突貫部分で作ったコードもテストしにくい設計になってしまっていました。


また、今年初夏にRESTful Web Servicesを読んだのも影響があったと思います。

このためライブラリのコアの部分をアーキテクチャから設計し直してコードをゼロから書き直す決断をし、少しずつコードを書いていました。

Restful Web Services

Restful Web Services

コードを書き直す際には、Routerの独自実装をやめ、Restletと呼ばれるRESTフレームワークをベースにしました。

Restletのアーキテクチャは、まさにRoyFのREST論文の内容をJavaで実装しましたという感じになっており、正直その頑固さに感心しました。これも一種のopinionated softwareといえるでしょう。また、RestletにはURI-TemplatesJava版実装をベースにしたRouterがあり、URIへのマッピング機能が強力です。


再設計の結果アノテーションベースの設計に変更し、実装をしていましたが、そのうちJSR311のアノテーションと大きくは違わない形になってきました。ではいっそJSR311の実装にしてしまおうかと考え、JSR311のSeasar版実装(というかSeasar版アダプタ)を開始し、現在に至ります。


機能としてはJSR311のアノテーションをクラスやインターフェイスに付けることによって、アノテーションの付いたメソッドをリソースとして認識し、URL経由でアクセスできるようになるというものです。

つまり、Daoのインターフェイスにアノテーションを付ければRESTful-Dao相当のものになり、Baoのインターフェイスにアノテーションを付ければRESTful-Buriのサーバサイドの基盤部分になるわけです(RESTful-BuriのUIはS2RESTをつかったアプリケーションという位置づけになるでしょう)。


また、URIマッピングは、SeasarのSMART deployとAutoRegisterで自動的に行います。


コードサンプル

たとえば最小限の記述を行うと、次のようになります。

package com.example.service;

import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.PathParam;
import javax.ws.rs.ProduceMime;

import com.example.entity.Employee;

@Path("employeeService/{empId}")
@ProduceMime({"application/json","application/atom+xml"})
public interface Jsr311EmployeeService {
    
    @GET
    public Employee findById(@PathParam("empId") long id);
    //引数へアノテーションをつけて、URIの変数部とのマッピングを行っている
}

S2Daoに付けると、以下のような感じになります。(S2DaoのArgumentsアノテーションとJSR311のPathParamアノテーションの二つがついてDRYではないですが…)

package com.example.dao;

import java.util.List;

import javax.ws.rs.ConsumeMime;
import javax.ws.rs.DELETE;
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.POST;
import javax.ws.rs.PUT;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.PathParam;
import javax.ws.rs.ProduceMime;

import org.seasar.dao.annotation.tiger.Arguments;
import org.seasar.dao.annotation.tiger.S2Dao;

import com.example.entity.Employee;

@Path("employee")
@ConsumeMime({"application/json","application/x-www-form-urlencoded"})
@ProduceMime({"application/json","text/xml"})
@S2Dao(bean = Employee.class)
public interface Jsr311EmployeeDao {
    
    @GET
    @Path("list")
    @ProduceMime({"application/json","application/atom+xml"})
    public List<Employee> getAll();
    
    @GET
    @Path("{empId}")
    @Arguments("employeeId")
    public Employee getById(@PathParam("empId") long id);
    //(注意) ArgumentsはS2Daoのアノテーション
    
    @POST
    @Path("list")
    public void insert(Employee employee);
    
    @PUT
    @Path("{empId}")
    public void update(Employee employee);
    
    @DELETE
    @Path("{empId}")
    public void delete(Employee employee);
}

上記のDaoにHTTP GETアクセスしてみましょう

$ curl -i -X GET http://localhost:8020/s2-rest-spike/employee/2
HTTP/1.1 200 OK
Date: Thu, 29 Nov 2007 02:38:50 GMT
Server: Noelios-Restlet-Engine/1.0.6
Content-Type: application/json; charset=UTF-8
Content-Length: 40
Vary: Accept-Charset, Accept-Encoding, Accept-Language, Accept

{"employeeName":"fowler","employeeId":2}
$ 

$ curl -i -X GET http://localhost:8020/s2-rest-spike/employee/list
HTTP/1.1 200 OK
Date: Thu, 29 Nov 2007 02:40:50 GMT
Server: Noelios-Restlet-Engine/1.0.6
Content-Type: application/json; charset=UTF-8
Content-Length: 81
Vary: Accept-Charset, Accept-Encoding, Accept-Language, Accept

[{"employeeName":"kent","employeeId":1},{"employeeName":"fowler","employeeId":2}]
$ 

メソッドの戻り値のRepresentationへの変換については、以下の順番で見つかったものを呼び出そうと考えています

  1. 戻り値が既にRepresentationに近い形式の場合(JSONObjectなど)にはそれを流用する
  2. javax.ws.rs.ext.MessageBodyWriter<T>の自動解決/変換
  3. ProduceMimeによる暗黙の変換

なお実行例で示したDao呼び出しの場合には、1,2に該当しないので3のProduceMimeアノテーションから自動的に変換する機能でJSONに変換し、クライアントに返しています。


JSR311については、詳しくは、以下のサイトを見てみてください。

http://jcp.org/en/jsr/detail?id=311

https://jsr311.dev.java.net/


と、いうことで、これから申請したいと思います申請させていただきました。

興味のある人はぜひコミッタになってください。yone098さんもぜひ。

higayasuohigayasuo 2007/11/29 11:35 おいらもコミッタになる。
もともと、SAStrutsの後は、S2RESTをやるつもりだったから。

t-wadat-wada 2007/11/29 12:07 ひがさんキター!
ぜひ、お願いします。