サッカーで例えるならメッシ

那須川天心が左ボディブローでアムナットを4回KОに葬った。これにてキックの戦績が18戦18勝14KО。
この戦績、ボクシングであれば日本でも強い選手に時折見る戦績ではあるが、キックボクシングとなると少々事情が違ってくる。18連続勝利がまずあり得ない。うち14KОもキックでは異常なKО率である。キックは3ラウンド制か5ラウンド制しかなく、とりあえずラウンドが短いと。そしてキックがある分間合いが遠くなる。飛距離の長い武器はそのまま最大の防御ともなり得る。逃げられたら捕らえるのは難しい。ボクシングと比べて武器が多い分、ローキックなどで様子を見ながら(図りながら)ゆるりと始まるパターンが多いように思う。いくら強くとも、かみ合う前に3ラウンドあるいは5ラウンドが終わってしまい判定負けなども起こりやすいと言える。上記の理由からKОも出にくい。それでいてこの戦績。う〜む、那須川天心のすごさ・・うまく伝えられん・・・。
サッカーで例えるなら「本田」ではないわけですよ。海外でも活躍する日本人、という枠では決してないわけ。サッカーで例えるならそれはもう「メッシ」。世界のトップ中のトップ、その中でも異次元を行く選手。過去のすべてのスーパースターをも飛び越えて史上最高となるかもしれない、そんな可能性を秘めていると思う。今日の対戦相手のアムナットなんてボクシングの才能の塊みたいな井岡に唯一黒星を付けた選手です(アムナットのコンディションはどうかは?ですが)。そいつを18歳がパンチで、しかもボディブローでKОですからね。本当に那須川大注目です。ロマゴンとは那須川がやりますか(笑)