昔話

これ、以前ウチの掲示板で披露した話(今じゃぁno follow、no followedなプルップーみたいなもんだけど)。
とっくに削除したと思っていたんだけど、サーバーに残っていたのを発掘したのでご披露。

Short Weird Story
この物語は数週間前、実際に起こった出来事である(酔っぱらいついでに御披露しよう)。


登場人物
女医、看護婦、手間某

女医;あ、凄い。固い。私で大丈夫かしら?(1)
女医;(看護婦に向かって)ねぇ、ちょっと、あなた、手伝ってくれる?(2)
手間某;何事かと足下を見ると、あり得ない光景に驚く(3)
女医;あ、だめよ。ちゃんとこっちを見ていてね。(4)
手間某;まるで麻酔にかけられたように、感覚が麻痺しているのが判る。(5)
女医;あ。うん、そう。もう少し。あ…。(6)
手間某;いよいよ、何が起こっているのか全く判らず。(7)
手間某;(恐る恐る)え、これって、今、中に入っているんですか?(8)
女医;うん。入っているよ。そのままでいてね。(9)
看護婦;あ、やだ。ちょっとこぼさないでよ。(10)
手間某;(看護婦の言葉に戸惑う)え?(11)
女医;じゃぁ、始めるね。(12)
女医;そう。上手よ。うん。良い感じ。(13)
手間某;(上手と言われても、内心困惑するだけ。必死に呼吸を女医と合わせる)(14)
看護婦;そろそろかしら?(15)
女医;(看護婦に向かって)あとちょっとこれだけ…ね?(16)
手間某;それを聞いて、そろそろを終わりを感じ始めた(17)
女医;はぁっ(吐息)。凄い。沢山出たね。よっぽど溜っていたんだ。我慢し過ぎたのかしら?(18)

どう?どきどきしましたかぁ???

では解説です。はっきり申しまして、どなたにでも起こる可能性大です。

前置き。

はっきり言って、ここからは『痛い』話です。覚悟しておくように。

場所は総合病院、耳鼻咽喉科。まず、顔のレントゲンを撮られる。その写真を見ながら、女医さんが「左の頬骨の下の空洞の所に薄い靄みたいなのが見えますよね。左の歯で確かに治療の後がありますね。まず間違いなく、ここから何かしらの雑菌が入ったと思われます。」
「では説明しますね。ふた通りの治療があります。まず、薬で散らす方法。もう一つは鼻を洗浄するやり方ですね。」
これを聞いて、思わず苦笑する手間某。何故なら、自分の症状は大体分かっており、事前にネットで詳しく調べてあったからだ。薬でも何とかなると聞いて、当然、そちらを希望しようと思っていた所。
「あ、説明だけでも聞いてね。」
「洗浄の場合は鼻の上部の軟骨に穴を開けて、そこから管を通して洗浄します。薬で散らしても、もしも明日までに散らせ切らなかったら、明日、洗浄をします」
「え?どっちみち、洗浄する可能性が高いってことですか???」
(休みは今日しか取れないし…ネットで読んだ洗浄の話はちょっとなぁ。勇気入るなぁ。でも、明日、どのみち来る可能性が高いなら、ここで、済ませるしかないか…)と思っていると
女医の最後の一押し。
「相当辛いと思うんですよね」(ハイ、その通り)
「治療は30分ぐらいで終わりますが」(はぁ。観念するしかないか)

で、治療開始。
まず、鼻の奥の奥まで(これが辛いんだな)、麻酔を含んだガーゼを押し込む。
もうこの時点で口からしか呼吸が出来ない状態。相当辛いが、とりあえず、言われた通り、15分、麻酔が効くのを待つ。
で、ここからが本番。
まず、診察椅子に座らせられ、足の方が上がり、頭は下へと下がる。
まず、ここで看護婦の手にある物が目に入る(見たくなかった)。まるで、大きな注射器のような物を持っているよ…。
その機具を鼻(左側)に押し込む。
ここで、ライン(1)の台詞。つまり、軟骨にぶち当った時の女医の感想。
そして、(2)。その時、またもや、イヤな物を看護婦の手の中に見る。木槌である…(えーん、何をするつもりだよぉ)。これが、(3)。で続く(4)の台詞。嫌がおうにも木槌が目に入る。本当は目を背けたかったんだけど、それさえも許されず。グゥ。でもって、聞こえる音。「コンコンコン」。かぁ、やってやがるぜ。木槌で機具の中央に据えられている針みたいな物を叩く。これがライン(5)。ね?クラクラしてくるでしょ?
そして、ライン(6)のお言葉。もう、勘弁してくれよぉ、と心の中で泣く。(7)。
でもって、おもむろに椅子が起こされ、自分がどういう状態でいるのか判らず、思わず、女医に聞く。ライン(8)。聞いている事は当然、機具の事。で、(9)のような返事が返って来る。私の所から離れると女医と看護婦の問答が聞こえる。(10)ですな。その時は何が起こっているのか判らなかったんですが、小さなポンプの中にお湯を入れてあったのがこぼれたらしい。(10)(11)
そして、いよいよ管を針のような物に差し込んで洗浄。(12)
女医「口を開けて、あーって言いながら呼吸を合わせて下さいね」
手間某、とりあえず、目で了解の合図をする。
女医「あー」
手間某「あー」とやりながら、女医がポンプを押す。鼻の中に生暖かい感触が通る。
すると、口と右鼻から膿が流れ出て来る。特に痛みはなし(この時、痛みが走ると、歯の治療が完全に終わっておらず、歯科に通い直す可能性大)。
で、ライン(13)と(14)。兎に角、必死。落ち着きながらも、やり方を変えないように留意する。だって、呼吸がずれたら、痛いかもしれないじゃないかぁっっっっ。
そしてもって、(15)〜(17)。
で、締めに(18)。洗浄しながら、自分でも凄い量だな、と思う。

これが以上『蓄膿』の治療。
先にも書いた通り、歯の治療を中途半端などにしていると、こういった事態に陥り兼ねません。私の場合は幸い、膿から細菌検査をした所、微量という測定が出たので、歯の方では治療は完治。洗浄は一回で済みました。これが、歯の治療が残ったりしていると…歯の治療と平行して、このいやぁ〜な洗浄を何度か繰り返す羽目になります。

皆さん、御留意しておくように。

え?参考にならなかった???こうやって、疑似体験しておくのも良いぞよ。

酔っぱらった、ツイデなんだけどね…。
(11/20/04)


ということで、今回も酔っぱらったついでに載せました。