温泉が好きなんだが、休日も店番をしている都合上
なかなか温泉までいくことが出来ない。
んで、たまには広い風呂にでも入るかと銭湯へ行ってきた。


地元の銭湯に行くのは何年かぶりだ。
小学校の頃は友人たちと銭湯に行っちゃあバカ騒ぎして
怖いおじさんたちによく怒られた。
今となっちゃあいい思い出だ。


久しぶりにやってきた"福の湯"は改装工事をされ
スーパー銭湯へと生まれ変わっていた。
昔ながらの番台はカウンターへと姿を変え
湯上りには食事も取れるようになっている。
小さい頃に来た銭湯とは大きく姿を変えている。
昭和から平成へ、20世紀から21世紀へ。
銭湯も生き残りをかけ、大きく変貌を遂げたみたいだ。


ゆっくりと湯につかり、のぼせ気味になりながら湯から上がる。
昔みたいにがきんちょどもが走り回ってるわけでもなく
爺さんが将棋を打ってるわけでもなく、ただ入浴をして帰るだけだ。
すこし寂しい気もしたが、一昔前より格段に快適になったことは確かだ。


カウンターにロッカーの鍵を返し
視線を横にやるとそこには瓶入りの白牛乳が売っていた。
単純なオレはそれだけで"また、来よう"と思ってしまった。