B級グルメの聖地

さて、島根までしか書いてませんが、2月12日に、命からがら島根県を脱出した訳です。
道中は今思い出しても背筋が凍ります。

島根県美又温泉で11日の夜の宿泊をした訳です。お部屋にトイレすらない、小学校の時のスキー教室の宿みたいな感じです。
でも、温泉良ければ全てよしですので。

で、12日の朝、のんきに8時過ぎころチェックアウトする予定で、朝の6時半から利用できるとかいう朝風呂に突入したら、窓の外に異変が・・・昨夜のうちに降り始めた雪は止む気配がありません。

・・・ちょっと危険かも・・・

このとき漠然とよぎった不安に、すぐに決断します。もし、このまま雪が止まないと、高速道路が封鎖されます。
そうすると、今宵のお仕事先である博多はおろか、瀬戸内にでることも京都に帰ることもままなりません。
ということで、早々にお風呂を出て、すぐに着替え、チェックアウト。
インター降りてすぐのところにあった温泉なのに、ICまでの道がすでに凍結しています。
ハンドルを取られ、スピンしそうな坂の上にPAのETC入り口があります。こんなところで立ち往生したら、後続車にも迷惑が・・・・
根性タイヤをきゅるきゅる言わせながら、ETC入り口から浜田道に入り込み、すぐに広島に向かって。
この浜田道が今までで一番怖い道路になりました。
なんせ、すでに路面は凍結しており、路肩はおろかガードレールにまで雪が積もり、周りの山々は全て雪に覆われ、標識も雪に埋もれていたのです。
で、このとき吹雪いて目の前も真っ白になりました。
いくら低速とはいえ、時速50kmで走っている車の中で、周り一面が真っ白になると奥行きのある世界がなくなり、方向感覚がなくなるのです。
昔映画でホワイトアウトという映画ありましたね。まさにあれです。
さすがに、このときはなんとか生きて瀬戸内の海を見るんだ、という気持ちだけでした。
高速道路が次々と閉鎖される中、やっと、千代田のJCTにたどり着いた時には、中国自動車道はすでに通行止めになっておりました。
このままでは山陽道も通行止めになってしまう、とそのまま広島北JCTから山陽道へ向かい、朝からずっと我慢していたおトイレに宮島SAで立ち寄った瞬間、山陽道も通行止めとなりました。
しかしながら、博多にお仕事が、夜までに着かねば。
ということで、通行止めになった山陽道を一生懸命走って、山口JCTで再び、中国自動車道に合流したまさにその瞬間、美祢のICの手前で高速道路の本線を封鎖され、強制的に高速道路から排除されてしまいました。
正直、そんな山の中で下道に下ろしてどうしようっていうんだ。高速道路を20トントラックの轍が再び雪に埋もれないうちにトレースして低速走行する方がずっと山の中の雪道走るより安全なのに・・・
とかみついても始まりません。
余計深刻な状態になりました。
なんせ中国山地の山の中に放り出された訳です。
仕方なく、なんとか国道2号線に出ようと試みましたが、ここで次の悲劇が。
2号線方向への交差点から車が前に進みません。
どっかの観光バスが立ち往生しています。
ここで仕方なく、中国自動車道に沿うように走る山の中の国道を選択します。
良い感じで走っていたのもつかの間。
1本道で大渋滞になりました。
30分ほど、何が原因か分かりませんでしたが、前の車が意を決したように、対向車線に出て、そのまま先を進みます。
あわててすぐについて行きました。
するとすぐに大渋滞の理由が分かりました。
100m先の上り坂で、50人載くらいの観光バスが坂を上れずにいます。
その先にも、トラックが立ち往生です。
立ち往生の車を横目に、そのまま対向車線から本線に戻り、さらに進むと、峠を越えた先には、今度は反対車線で建設重機を積んでいたトラックが、路肩につっこみ、さらに重機が荷台から滑り落ちてました。
あと少し決断が遅ければ、山の中に閉じこめられていました。
なんとか、山を越えましたが、降る雪は止む気配もなく、そのまま小郡の町の中まで。
でも、ようやく路面から雪が消えたあの喜びは何物にも代え難い。
下関にたどり着いても、九州へはトンネルを抜けていくしかありません。
ようやく九州に入って再び高速に乗れたのですが、もうみなさん殺気立つような運転(大幅に時間が狂ったのでしょう)で、上も怖いし下道も怖い。
朝の7時に島根でて、ナビは目的地着が12時過ぎになってたのに、着いたのは午後4時半です。
9時間ずっと車の中ですよ。
ようやく仕事を終えて、博多の夜を満喫するばい、とその日のお宿、ハイアットリージェンシー福岡に着いたのは午後6時過ぎです。
正直、お世話になっております今津様への義理で、予約した、普段は泊まらないちょっと高級なお宿でしたが、この日ばかりは、天の配剤。9時間にわたる緊張感を解きほぐすには、高級お宿の高級ベッドしか無いわけです。
とっても寝心地のよいお部屋だったことをご報告しておきます。

で、ここからが本題(なげえ ーー;)
博多と言えば、中州の屋台です。
来ましたB級グルメの聖地
焼き鳥と豚骨ラーメンはかかせんばい。

まずはビール
お酒はそれほど得意じゃないんだけど、焼き鳥だけ注文すると白い目で見られそうやし。

なんと突き出しがキャベツって、
この辺は関西風?串カツ屋で見た光景

もう1個突き出しは火を通したエリンギ

本日はここまで^^
序章が長くて疲れた。
焼き鳥はこの次ぎに。