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旅人生活(タビビトライフ)no tabi, no life 

2015-06-12 オーストリア南部 シュタイヤーマルクのワイナリーTEMENT

オーストリア南部 シュタイヤーマルクのワイナリーTEMENT


お城を後にし、次はスロベニアの国境近くにあるワイナリーTEMENTに向かいます。

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このあたりは余計なものはなにもなく、丘と葡萄畑と可愛らしい村がひたすら続きます。本当に絵本の世界そのものです!

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ワイナリーからすぐ近くはスロベニアとの国境!)

TEMENTさんのワイナリーも3代目の方が案内してくださいました。

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オーストリアの葡萄畑はどこも整然と葡萄が並んでいてとてもきれいですが、ここの畑は特に几帳面な印象です。畑だけでなく整然と並んだタンクや樽もピシッとした几帳面さを感じさせます。

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ワインは白を中心にソーヴィニョンブランにもっとも力をいれて作っているのですが、大樽で42か月間熟成、というのは驚きでした。
普通、白ワインはデリケートなのでフレッシュさとフルーティーさを保つためにできる限り酸化させない還元的な造りをする(=ステンレスタンクを使う)ところが多いです。
その辺は葡萄のもつチカラとのバランスの兼ね合いで、シャルドネなど少し樽の風味をつけたい、酸を柔らかくしたい、など様々な理由から樽で醗酵、熟成させることもあります。

ソーヴィニョンブランという品種は世界中にありますが、どちらかというと繊細な葡萄でフレッシュな酸味を活かした造りをするところが多いと思います。

TEMENTさんのところは「ステンレスタンクだけ」というものもあるし「樽と両方使う」というものもありますが、それにしてもそのソーヴィニョンブランを42か月も樽に入れておけるとは!!
そして、その樽の影響や酸化を全く感じさせない繊細でフレッシュなワインなのです。
「それぐらいの酸素が必要」とワインメーカーのArminさんはおっしゃっていました。

「そのくらいの酸素が必要なぐらいのパワフルな葡萄が栽培できる」ことが一番びっくりです。この土地のテロワールなのでしょうか。

そして、このファミリーのもつ「几帳面」な雰囲気もきっとテロワールの一つに違いありません!

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TEMENTさんのワインは日本でも買うことができます。高価格レンジのワインほど瓶詰後も時間を必要とするようで、まだ時期がきていないワインはやや還元的なことがあると思います。

今回オーストリアワイナリーをまわっていて思うのは、世代交代の時期であること。
お父さん世代の「樽を使ったパワフルなワイン」から、息子世代の「上品で繊細でスタイリッシュなワイン」に移行中という印象です。これからますます楽しみなオーストリアワインです(*'ω'*)

2015-06-11 カプフェンシュタインのワイナリー

オーストリア南部 カプフェンシュタインのワイナリー


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こちらの古城ホテルに泊まった目的のもうひとつは、こちらのワイナリーを訪問すること。
現在の当主、オーナーさん(3代目)自らが案内してくださいました。

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Winkler-Hermadenさんご一家は代々貴族なんですよね。
「貴族」なんていうとびびるけれど、とってもフレンドリーで気さくなご家族でした。

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(HPより写真お借りしています)

家族でこのホテルやレストラン、ワイナリーを維持しています。

三代目当主のマーティンさんと奥さんがこのワイナリーワインショップを営み、3人の息子さんはそれぞれ、レストランのシェフ、ワインづくり、そしてナイフや刀などをつくる刃物職人さん。お嬢さんはホテルのマネージメントをしています。

ワインセラーワイン醸造の設備、畑などをみせていただきました。

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葡萄は有機栽培です。
斜面での作業は大変ですが、素敵な景観の畑です♪

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栽培品種は、白はウエルシュリースリング、ソーヴィニョンブラン、ゲビュルツトラミナール、シャルドネなど。赤はツヴァイ、ピノノワール、メルロなど)

最近一部でブームのアンフォラワインもありました。

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ゲビュルツトラミナールのオレンジワインです♪面白かったので買ってみました。

試飲した時点では、白の方が好みでした。赤はもう少し時間がかかると思いますが、繊細なよいワインだと思いました。

2015-06-09 「ワイン」と「こうのとり」の街、オーストリア、ルスト(Rust)

「ワイン」と「こうのとり」の街、オーストリア、ルスト(Rust)


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ヨーロッパの街って色とりどりでメルヘンちっく^^かわいいですよねえ!
ここはオーストリアでも有数のワインの街、ルスト(Rust)にはワイナリー巡りをしにウィーンから日帰りで来る人も多いのです。(車や電車で2時間弱ぐらい)

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そして、今はコウノトリのシーズンでもあったため、屋根の上にはコウノトリが!

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子育てをしていて数羽でにぎやかな巣もありました。
屋根の上にコウノトリが置物のようにいます(望遠レンズじゃないので見づらいのですが)。煙突の上に巣をつくる場所は人が用意しているそうです。

そしてここには、ハンガリーにまたがる世界遺産のノイジードラーゼ湖(浅瀬がずっと続いているそうです)があります。ここにもコウノトリがいました。

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この湖があるおかげで(湿度が高くなり)、ワインには貴腐菌がつきやすく、美味しいデザートワインができます。

こちらのワイナリーテイスティングをさせていただきました。

Feiler-artinger
http://www.feiler-artinger.at/

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普通のワインももちろん、デザートワインもたくさんあります。

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ルストの街でランチ♪

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肉疲れで「や、野菜…ください…」みたいなモードの私たち…。
サラダ2つを4人でわけました。
ショボイ客ですいません…。

2015-06-07 今日からオーストリア ワイナリー巡りのタビが始まります!

今日からオーストリア ワイナリー巡りのタビが始まります!


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今日から二人のお友達がタビに参加!
4人のタビの始まりです。まずお1人目はフランスの旅を終えて、ウィーンで待ち合わせ♪

3人でカルヌントゥム(Carnuntum)というウィーンのすぐ南(車で30分ぐらい)のワイン産地に車で向かいます。

まずは軽くランチを♪…ということで、カルヌントゥムのホイリゲに行きます!

オーストリアには「ホイリゲ」という文化があります。
ホイリゲというのは、ワイン生産者がやっている居酒屋のようなもので、自家製のワインと料理が楽しめます。(飲めるのはそこのワイナリーで造られているワインだけです。ビールなどはありません)

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ワイン生産者がやっているので、ウィーンのど真ん中などには、なかなかないのですが、郊外に行く機会があったらぜひ訪れてみてください!(お値段もめっちゃ安いです)

平日の昼間から近所の人がワイン&ランチを楽しんでいました。

このソーセージヨーロッパにはよくある「血のソーセージ、ブルンツン(Blunzn)」です。わりと食べやすいお味♪

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訪れたワイナリーはとっても可愛らしい女の人がやっているところで、まだ日本には輸入されていませんが、とても軽やかで透明感のあるチャーミングなワインで日本に入ってくるとうれしいな。

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【WINZERIN BIRGIT WIEDERSTEIN】

このカルヌントゥムという地域は、オーストリアの「ツヴァイゲルト」というブドウ品種(赤)が主に栽培されている産地で、わたしはこの品種が赤ワインの中で最も好きなのです。

バラの香りやピンググレープフルーツ沈丁花などの華やかな香りをもつ品種で、今回ほかの地域もまわりましたが、カルヌントゥムのツヴァイゲトはオーストリアの中でも特に香りが華やかでフレッシュでした。

畑も見せていただきました。

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このワイナリーでは、ワインブドウからブドウジュースも作っています。
名前は「merleめるる」

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そうです!わたしのハンドルネーム「めるる」と同じ名前。
それもそのはず、めるるはメルロというブドウ品種を食べるクロツグミからつけたものなのです。
カワイイラベルですね!

ワイナリー見学を終えて、次は日本から到着するお友達ウィーンの空港でピックアップし、ルストへ向かいます。

2015-05-31

ギリシャのワインとサントリーニ島のワイナリー巡り♪

ギリシャワインサントリーニ島ワイナリー巡り♪

ギリシャは世界中でも一番古くからワインを造っているエリアのひとつです。
ここサントリーニ島にもワイナリーがいくつかあります。

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ギリシャワインを飲むのは初めてですが、想像以上に美味しいモノでした。
シンプルで透明感があってきれいな酸があって、余韻が長い。
そして、ギリシャにしかない地元の品種がたくさんあります。

ワイン単体で飲むとピンとこないものも食事に合わせると本当によく合います!やっぱりその土地のワインにはその土地の料理ですね。
そして、現地の気候の中で飲む、というのがおそらく重要で、旅先で美味しかったワインを日本に持ち帰って飲むとあれ??なんか印象が違う、ということがよくあります。

ギリシャの料理もほとんど初めてといっていいぐらいなのですが、ヨーグルト、チーズなどの乳酸系の酸味が特徴と思います。
そしてたっぷり使われているオリーブオイル
味付けの基本は塩とレモン。
これらの食と合わせるとワインがとたんにイキイキしはじめます。

サントリーニ島ワイナリーをまわろうとツアーなどを探したのですが、どこも1週間先ぐらいまで予約がいっぱいでダメだったので、地元のローカルバスで行くことにしました。

ワイナリーが3か所ぐらい集まっている場所がありました。

Argyros Estate
ここではアポなしでいったのにも関わらず、すごくたくさんのワインを試飲させてくれて、熱心に説明してくれました。

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サントリーニ島で楽しみにしていたのは、ぶどう畑を見ること。

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ここの仕立ては世界の中でも特殊なものなのです。
VSPという仕立て方がもっともメジャーなのではないかと思いますが、ここは葡萄の樹をぐるぐる巻きにして地面を這わせています。なぜなら強風すぎて^^;普通に仕立てると樹が折れてしまうからなのです。

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さらにぐるぐるに巻いた樹の中に新梢を入れて巻いていきます。このような仕立てにすることによって、例の強風から守ることができるのですね。
強い風、強い日差し、少ない雨、火山性土壌などの特徴のほかに、このサントリーニ島は「フィロキセラ」という害虫にやられていません。
フランスをはじめとするヨーロッパワイン産地ではこの害虫でブドウ畑が壊滅寸前まで破壊され、最後に見いだされた解決策が「アメリカの台木に接ぎ木する」というものでした。(フィロキセラアメリカからもたらされたものであるため耐性があった)
というわけで、現在のヨーロッパワインブドウの樹は台木に接ぎ木されたものが多いのですが、ここではフィロキセラにやられていないため、昔からの葡萄がそのまま残り自根で育っているのです。

そして、この自根であることがワインの味にかなり反映されるのではないか、といわれています。

試飲したワインはどれもきれいな造りで余韻が長い。左から2番目のAtlantisは酸を活かしたフレッシュでアロマティックなつくり。そして右から2番目のワインはAssyrtikoというサントリーニ島にしかない品種をフレンチオークで醗酵、熟成させ複雑さを出したもの。どれもおいしかったのですが、この2本が特に気に入って購入しました。

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Art Space Winery


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ここのワイナリーは美術館とギャラリーが一緒になったワイナリーでした。昔使っていたという道具などが博物館のように展示されて、ここの人が案内して説明してくれました。

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ここのワインのつくりは、グラビティ(重力)を利用したものでポンプを使わないそうです。(ポンプを使うと果汁が酸化します。重力でゆっくりやさしく果汁を扱うことでフルーティさを損なわないワインづくりができます。)

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オーガニックやろ過しない、などこだわりのワインづくりをしていました。ここの白ワインは24時間のスキンコンタクト(葡萄の果皮をジュースに浸漬する)をしているとのことで、白ワインでも渋みがあります。ギリシャワインにはわりとこのような渋みのある白ワインがありました。渋いといっても緑茶のような上品な渋みです。

ここの「ニクテリ」という作り方のワインを1本買いました。
「ニクテリ」というのは、品種でもワインでもなく「作り方」の名前で、「ニクテリ」を名乗るには、樽醗酵・樽熟成をしていること、アルコール度数が14度以上であることなど規定があるそうです。

Canava Roussos
こちらも昔からあるワイナリーだそうです。白、ロゼ、赤の3種類を試飲。

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どれもシンプルだけれど余韻が長い。
ロゼというのは、フレッシュで果実味があるものが多いけれど、このロゼはそういったものはあんまりないけれど、後半の余韻がやたら長い、という面白いワインだったので、このロゼを買いました。

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どのワインも古風なつくり。洗練されたワインではないけれど素朴で美味しいです。

ここは屋外に劇場がありました。
ここでワイン飲みながら演劇を鑑賞するなんて素敵ですね。

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サントリーニ島のフィラの街からバスで15分ぐらいですが、景色がずいぶん変わります。
石造りの街に、サボテンがたくさん咲いていました。

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