大野台支石墓群(長崎県佐世保市)

大野台支石墓群(長崎県佐世保市)。
標識。

支石墓群の概略図。

説明板。

名称 大野台支石墓群
住所 長崎県佐世保市鹿町町深江(旧北松浦郡鹿町町深江免)
駐車場 周辺
説明板 大野台支石墓群は、縄文時代末期から弥生時代前期にかけての約二千三百年前の共同墓地跡である。支石墓は、九州の西北部に集中的に分布し、わが国への稲作農業のさきがけとなった人々の墓地であった。今日指定された二地点に四十六墓の支石墓が残存するが、これらは、わが国と朝鮮半島との交流、支石墓の移り変わりを知ることのできる重要な遺跡である。
備考 遺跡は江迎川下流域に沿った丘陵に位置し、A〜Eの 5地点に分かれる。この内調査が行われたのはC地点とE地点であり、共に国の史跡に指定されている。C地点は1966年に長崎大学を中心として調査され、箱式石棺 8基と甕棺 1基が確認されている。E地点は標高が最も高い80mの場所にあり、38基の支石墓が確認された。時期的には何れも縄文時代晩期を中心とするが、E地点には弥生後期に属する祭祀遺構が認められ、中から広型銅矛が出土している。支石墓とは明らかに時期が異なる遺構である。本支石墓の下部構造は箱式石棺が殆どであり、長崎県の支石墓群の特徴を良く示している。

小さな林になっています。その中に点在しています。