ガイガーカウンタ

東京の実家の親に「あんた放射線とか測れないの?」と無茶ぶりされたため、ラジオペンチさんのページを参考に急遽ガイガーカウンタを自作しました。実家に帰る直前に急いで制作したため、オリジナルの要素を入れる暇もなく、ラジオペンチさんのもののほぼコピーです。(*_*;)

概要

使用した電子回路などはラジオペンチさんのページにあるものと同じです(ただし、カメラのフラッシュ基板として手持ちの古い型版のものを使ったため、GM管への印加電圧調整用の抵抗(R1, 200k)を、後から調整できるように可変抵抗(500k)に変更しています)。いつものことですが、高電圧を使う回路なので製作する場合は自己責任でお願いします。
GM管はヤフオクで入手したSBM-20で、私が入手した時点では1本 2100円(送料別)でした。電子部品も含め総製作費は3000円ちょいです。
外観はこんな感じ。100円ショップで売っていたペンケースに収納しました。

内部はこんな感じ。GM管はホットボンドでケースに固定しています。

動作の様子

デジカメ撮影のため音が入っていませんが、カウントすると一応クリック音がします。

デジカメの撮影時間制限で動画は1分で終わっていますが、この時のカウント数は1分間で16でした。

ガスランタンのマントルの様な線源があれば良かったのですが、わざわざ買うのも何なので、とりあえずカリウムの多そうなバナナを置いた場合と比較しました。
(念のため書きますが、別にバナナが放射性物質で汚染されている訳ではなくて、バナナに栄養として含まれるカリウムに、自然存在比0.012%で放射性同位体カリウム40が含まれているので使用しました)。

この時のカウントは1分間で21カウントでした。何も無い時よりも少し増えていますが、放射線の検出がポアソン過程だと思えば、Nカウントに対して\sqrt{N}くらいのバラツキ(21カウントなら\sqrt{21}\sim 5)は余裕であるものなので、何も線源が無い時に比べて有意にカウントが増えたとは言えませんね。