横浜ラフモノクローム、或いはアートフィルターの練習
先週のとある晴れた日、あんまり天気が好いので久々に横浜まで足を伸ばして写真でも撮ってこようかなという気になった。何しろカメラを新しく買ったばかり。使ってみたくてウズウズしている。
で、東横線に乗って遠路はるばる横浜にたどり着いたのだけど、…あれ?曇ってる⁈ 東京はあんなに晴れてたのに、なんじゃこりゃあ...せっかく横浜の青い海と青い空を撮りに来たの、このびゅうびゅう吹きまくる身を切るように冷たい風と鉛色の海は何なの?
でもいつまでも打ちひしがれている私ではありません。寒々とした曇天の横浜には曇天の横浜の撮り方がある。
という訳で急遽予定を変更してオリンパス名物アートフィルターの練習をして来ましたよ。
以下アートフィルターの一つ、ラフモノクロームの作例です。
あんまり寒いので誰もいない新港パーク。昔は倉庫の建ち並ぶ埠頭で、近くを通りかかると紅茶の香りがぷうんと漂ってきたりしたものです。今は確かにキチンと整備されて小綺麗だけど、あの頃の方が港らしい本当の風情があったなと思う今日この頃です。
大岡川を下って来て港に出て行った小型ボート。後ろに広がる波紋が綺麗でした。乗ってるオヤジがいかにも寒そう。
横浜曇天。地平線の近くには青空が覗いているのに頭上はしっかりと雲が居座って太陽を隠している。呪われているとしか思えません。
海際に続く高架式の遊歩道。元々は埠頭に通じる引込み線だったんですけどね。自分が横浜に引っ越して来た頃にはまだ貨物列車が走ってましたよ。
大桟橋の根元に昔からある観光客向けの雑貨店。周囲が象の鼻パークとして整備されたので更にリニューアルしたもよう。
隣にあった崩壊寸前の廃屋も飲食店に化けたもよう。相変わらずボロ屋だけど。
横浜港最大のお薦めポイントはこの大桟橋。ここからの港の眺めは最高だし、建物自体の造形も風変わりです。写真を取り始めるとなかなか飽きません。
水先案内ボートの専用岸壁。その向こうは警察のパトロール船の専用岸壁。こういうのを見ると横浜はまだ港として現役なんだなと感じる。
で、数時間写真を撮って夕方東京に戻ってきたわけですけど、電車を降りて空を見上げたら…晴れてる。何故か横浜だけ曇ってたみたい。
写真を撮れたのは良いんだけど、それにしても自分は何の為にわざわざ横浜まで行ったのか、どうにも釈然としない思いが残りましたよ、正直言って...orz
written by iHatenaSync
我家の家宝を紹介します
これ我家の家宝なんですが、皆さんにお見せしても、その素晴らしさがまず分かって貰えません。
全体像は以下の通り。
ソースはこれ↓
- 作者: ますむらひろし
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 1999/11
- メディア: 文庫
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今から35年前の漫画です。当時からマイナーでした。けれども好きな人はとても好きな類。当時好きだった人は今でも懐かしく思い出してくれるんじゃないかな。
その漫画の主人公である「ヒデヨシ」という名前の猫なんですよ、コイツは。酢蛸と蝉の天麩羅が大好きな怠け者のデブ猫。
一見フィギュアに見えますが実はオルゴールです。ビートルズの「The long and winding road」のメロディーに合わせてヒデヨシがクルクルと回転します。
ますむらひろしの『アタゴオル物語』のファンだったらその破壊的なまでに凄まじい素晴らしさを分かっていただけるはずなんですけど…分かんないですよねぇ普通。そんな昔のマイナーな漫画のことなんか知るわけありませんよね。当然なんですけど…
このオルゴール自体はこれまた25年ほど前に横浜駅西口にある普通のおもちゃ屋のショーウィンドウの片隅で偶々見つけたものです。当時でさえちょっと昔の、それもあんなマイナーな漫画のこんな出来のいいオルゴールが、しかもビートルズのあの曲のオルゴールが、どうしてこんな所にあるのか、全く摩訶不思議としか言いようのない状況でした。いまだにこの謎は解けません。世界は神秘に充ちています。
…そんなバックグラウンドはさておいても、造形として物凄く出来がいいですよね、これ?
written by iHatenaSync