意外とかんたんな確定申告(e-Tax初級編)


今年も確定申告の時期になりました。
毎年この時期は、領収書や帳面とにらめっこをする大変な作業です。それでもここ数年e-Taxが始まり、また毎年それが改良されていく中で、かなり簡単に確定申告ができるようになりました。
そこで、一足早く、とっても簡単な確定申告の方法をご紹介します。


今回の記事の対象者は以下の通りです。

一か所から給与を得ているサラリーマン × 年末調整が済んでいるから確定申告自体が不要です。
去年途中で退職した人 源泉徴収された税金の一部が還ってきます。
医療費が沢山かかった人 医療費(自己負担分)の多くの部分が還ってくる可能性があります。
バイトで源泉未調整の人 すでに納付済みの税金が還付される可能性があります。
フリーランス・自営業者 今回の記事の対象ではありません。(収支報告書を作成する必要があります。)

それでは、まず確定申告の意味を簡単に確認しましょう。
税金の中に所得税とよばれる税金があります。これは、個人一人が一年間に得た所得に対してかかる税金で、最低5%〜最高40%までの税率がかけられます。この税率は一年間に得た所得金額によって変化するわけですが、この所得金額を確定し、それを国に申告する作業が確定申告です。
なお、1年の期間は、1月1日〜12月31日と決まっており、平成21年1月1日〜12月31日(つまり去年一年)の確定申告は平成22年(今年)の2月16日〜3月15日までにしなくてはいけません。(還付の申告は2月15日前でも受け付けてもらえます。)

さあ、確定申告の材料を集めましょう。

  1. 源泉徴収票…あなたの職場から届くA6サイズの小さな紙です。(同様なものが職場から税務署・各市町村にも送られています。)
  2. A4サイズの封筒1枚(税務署へ確定申告書を郵送します。)
  3. 定型郵便の封筒1枚(確定申告書の控えを送り返してもらいます。)
  4. パソコン(ネットにつながるもの。Internet Explorer 6以上もしくはFireFox 3.5、Safari4以上のブラウザがインストールされていること、Adobe Reader 8以上が入っていること)
  5. プリンタ(モノクロでもOK)
  6. 切手(120円と80円、郵送用と返信用)
  7. あと控除に利用する領収書など(医療費控除ですと医療機関からの領収書、詳しくは中級編でご紹介します。)

以上です。

それでは、スタートです。
続きは明日。