劇場版機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−

東京ファンタの先行上映で劇場版「機動戦士Zガンダム星を継ぐ者−」見てきました。
上映前にトミーノと池田秀一飛田展男古谷徹トークがあったんですが、古谷徹が「今回は主役じゃないんで」としつこい程に言うのが印象に残りましたよ(笑)

最初、12話までの6時間を90分にまとめると言うからどうなるかと思いましたが、さすがはトミーノ、と感じた一本でした。ヒゲ劇場版といい、ストーリーの再構成にかけては今でもピカイチですな。コンテ千本切りの異名を取っただけの事はあると言うか。

ガンダム劇場版三部作とは方向性が違い、戦闘シーン中心にストーリーを追う構成になってます。スーとリー展開はテレビ版と若干異なり、グリーンノア1でMk.IIを2機奪取した後アーガマは直接地球へ進んで、それからジャブロー急襲と中盤のストーリーがかなり省略されてました。月に行ったり30バンチコロニーに立ち寄るところはカットです。なので百式が大気圏突入時に唐突に登場、Mk.IIも説明無しにいきなり白く変わります。
ストーリー省略の煽りでライラ・ミラ・ライラの扱いもかなり変わってます。あと月に行かないせいでウォン・リーさん登場せず、カミーユの修正も当然カット。マラサイも出てはくるけどさして活躍しません(w
クライマックス、ジャブローを脱出してヒッコリーに向かうアウドムラを追撃する、ロザミアのギャプランとブラン・ブルダークのアッシマーとの戦闘シーンはオールカット新作画。特にギャプランの動きが凶悪でした(笑)
映画自体はテレビ本編14話ラストのカットでそのまま終了です。
EDロールの最後で『ZGII』の文字が登場。『Z』にベルトーチカが、『II』にフォウがもたれかかっている、というレイアウトで次作にこの二人が登場する事をアピール(w

全編通してちょこちょこ新作カットが入るのですが、その入り方が結構謎。
旧いカットの次に新作カットが1カットだけ入って、続くカットは旧いカットのまま、という変なタイミングでの挿入が結構ありましたね。
それと新作カット部分、メカはまあいいとしてもキャラ変わりすぎです(w
特に目立つのが、今風の巨乳キャラに描き直されてるエマさんかな(爆笑)
全て新作カットで構成された部分は2シーンのみ。上記クライマックスの戦闘シーンと、カミーユの両親が死んだ後から、レコアがジャブローへ向かって出発されるまで
が新規作画で、オマケにストーリーもまったくに新規に書き起こされてました(笑)

それと声優の変更も目立ちました。聞いてすぐに分かったのはプレックス准将とアポリー、ハヤト、カツ。それぞれ石井康嗣大川透檜山修之浪川大輔に変更されてました。クレジット見て気付いたのはファ、ライラ、ロザミア、カミーユの親父。こっちは新井里美浅野まゆみ浅川悠沢木郁也に。この4人、自然に感じて声優変更に気付きませんでした(w
カミーユ母親は高島雅羅のまま変わってなかったのが謎。とにかくこの分だと、二部以降ではまずマウアーの声優が変更されるのは必然だと思います。あとサラも危ないかも。フォウとハマーンが変わる事はまずないと思いますがね。
ブラン・ブルターク少佐もテレビでは仲村秀生でしたが、聞いた感じ多分変わってる?クレジットに出てないので分かりません(;´Д`)

あと島田敏声にドス効かせすぎ(笑)
最初シロッコが別人のように思えてしまいました。