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2008-03-01 そとのせかいのはなし

そのせかいのきみへ

アイドルマスター】 翼をください 友P

【アイドルマスター】 翼をください

 すごいのきてた。

 物語とか演出とかどことってもスゴい。

 ドキドキする。

 たぶん、10番煎じくらいの解釈を書いてみる。

 ネタバレ&自慰的な文章の羅列なので収納。

 

 

 雪の降る町で亜美が地面に倒れている。

 しずくが一滴落ち、波紋を広げ、亜美は立ち上がる。

 亜美が自分の死の記憶を取り戻す。

 彼女は自分の精神世界の中で、自分が死んでしまったことを知る。

 

 次のシーン。

 机につっぷす真美。うとうとと。

 その窓の外を鳥が飛び去りる。

 この鳥はおそらく亜美。

 

 鳥が消え、かわりに光の中から亜美が現れる。

 亜美は二重三重にぶれ、すくなくとも生きている人間のていをなさない。

 そして亜美は、机につっぷして眠る真美を見て、祈りをささげる。

 

 亜美の祈りがはじけ、亜美は空を飛ぶ。

 亜美は夢を見る。

 空を飛ぶ夢を見る。

 アイドルとして生活していたときの思い出を背景に空を飛ぶ。

 

 泣いている真美。

 フェードアウトしていく。

 これはたぶん、亜美の最後の記憶。

 

 雪が上っていく。

 悲しげに立ちすくむ真美のまわりを雪が上っていく。

 真美の手のひらから光の粒がとぶ。

 きらきらと舞う光の粒はおそらく亜美。

 光は雲を越え、大空を飛んでゆく。

 

 雪の町を車が行き交う。

 ここは真美の世界。亜美のいない真美の世界。

 

 亜美と真美が交差する。

 緑から青、そして赤へ。

 二人の世界が交差する。

 もう触れ合わないはずの二人の世界が。

 

 町が構築されていく。

 外面から順番にパタパタと、無から有へと。

 そして亜美が構築されていく。

 ここは亜美が再び存在しえる夢の世界。

 机につっぷした真美が見る、悲しい世界。

 シルエットだけの亜美の胸に光るものが。

 はじめの場面で一滴落ちた雫。

 

 暗い道を車が走る。

 あの不幸のときへと続く、車が走る。

 その上を飛んでゆく鳥。翼がほしい。

 真美の願い。亜美を助ける、翼がほしい。

 

 しかしそれはテレビの中のような夢物語

 ひとりぽつねんとテレビを眺め続ける真美。

 亜美はそれをただ黙って見ていた。

 ひざを抱え、見ているしかなかった。

 そして彼女は立ち上がる。

 再び光の粒になって、真美を救うために。

 

 暗い水の奥底へ、光の粒が沈んでいく。

 うっすらと見える車。

 そして豪雨の町へ。あの日の町へ。

 

 車。車。車。

 そして夢の世界が再び崩れ始める。

 遺跡も、車も。ほどけ、消えてゆく。

 

 振り返り笑う亜美。

 真美がもつ、亜美の最後の記憶。

 

 鳥が羽ばたく。

 街頭の灯り。

 ふたつのあかり。

 ひとつ、きえる。

 

 待って。待って亜美。

 呼び止めようと立ち上がり、真美は手を伸ばす。

 届かない。届かない。

 笑ってきびすを返そうとする亜美。気付く。

 

 深い水のそこで亜美がゆらめく。

 淡く消えゆく光。

 

 真美は眠る。ベッドにもぐりこみ。

 嫌なことも辛いことも忘れるために。

 フラッシュバック

 亜美のまわりに広がっていく血。

 もう、現実なんていやだ。

 みたくない。

 悲しみなんてない、夢の世界で、私はいい。

 亜美と一緒にいられる世界に、私は生きたい。

 

 車が迫る。

 亜美がゆっくりと振り返る。

 あぁ、あぁ、あぁ。

 迫る。

 そして。

 

 暗転。

 

 広い夜空を飛ぶ光の粒。

 自由に飛んでゆく光の粒。

 

 ベンチに座り涙を流す真美。

 あの日のベンチに座って。

 

 部屋でぽつねんとテレビだけを眺める真美。

 その後ろから、やさしく抱きしめる亜美。

 そして亜美は泡になり飛んでゆく。

 

 絶望にのまれ、一人ベンチに座る真美。

 周囲に、影がひとつ、ふたつ。

 みっつよっつ。

 よく見るとそれらはどこか見知った形をしている。

 そう、どこか見知った。

 そう、真美は一人じゃない。

 あの日のこと、覚えてる?

 あの日私が言ったこと。

 ねぇ。

 

 アイドルになってみようよ 真美

 

 翼。

 真美は飛翔する。

 亜美のように翼を広げて空を舞う。

 

 そして笑う。

 初めてのように。

 これまでのように。

 真美が笑う。

 

 影が本当の姿を現す。

 はるるん、ちはやお姉ちゃん、あずさお姉ちゃん。

 ミキミキ、まこちん、いおりん。

 ゆきぴょん、やよいっち、りっちゃん

 

 暗く重苦しかった町が青空にとけていく。

 広がる空。

 

 亜美はいなくなってなんてない。

 真美のそばにいる。

 二人で笑っていられる。

 胸には二人で作ったたくさんの思い出があるから。

 

 暗い水の底からの浮遊。

 光が満ちる。

 その世界で亜美は一人、真美の髪留めをつけて空を見上げる。

 高く、自由な空を。

 

 私たちはずっといっしょ。

 ずっと双子のままだよ。はなれていても。

 

 

 

 うへ。超長い。

 しかも超厨二病

 実際に、自分であの動画を見て書き下ろすのならまた違う文章になるかなぁ。

 でも今回はあの動画の自分なりの解釈ってコトだからこれでいいと思おう。

 ダメなら今度書き直そう。

 

 あらすぢで社長に影が落ちているのは、

 そういう二人の境遇を知っていたからという解釈。

 

 個人的によくわからないのが、中盤の

 真美が光る窓の外へ飛び出していってしまうシーン。

 私は、あれが亜美のいる世界、亜美といられる世界に行こうという

 真美の意思だと思ったのだけれど。

 

 そして最後のシーン。

 順当に考えるなら真美の髪飾りを、亜美の場所につけた真美と考えるべきかと思うんだけど、

 でもあの世界はすぐに端っこがきていて、見るからに閉じている。

 となると、やっぱり最後に出てきたのは亜美かなとも思う。

 解き放たれたのは真美だけじゃなかった。

 そういう解釈かなぁと。

 

 なんにせよ強烈な作品でした。いやぁ、スゴい。

MASTMAST 2009/02/02 16:07 初めまして。翼をくださいの解釈を検索したらここに行きつきました。

動画と見比べてみましたが、大方合ってそうな感じですね。
ただ私も同様に、真美が窓に飛び出すシーンがよく分からないです。

また別の解釈では真美が身投げしたということも考えられますね。
翼で飛び立つのも亜美と重なりますし、悲しみのあまり亜美を追ってしまったとも。
ただ、この解釈だと最後のシーンの説明が全くつかなくなりますが。

ちなみに私も最後のシーンの解釈は、水の底と途切れた世界の描写があるのであれは亜美であるように思います。

しかし、友P自身何を意図して描いたんでしょうね。それが何にせよ、この作品はすごいと思いました。

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