着るスピーカー

正月早々、衝動買いをしてしまった。
ソニーウェアラブルスピーカー、SRS–WS1という製品。
タオルのように肩にかけるスピーカーだ。
耳元に向かって下から音が聞こえるのだが、不思議なことに音場が立体的にふわっと広がって、ゆたかな臨場感に包まれるのだ。
音楽なら、コンサート会場にいるような錯覚を味わえるし、戦争映画なら、さながら戦場の真っ只中にいるような迫力ある戦闘シーンを楽しめる。低音も、首元にビンビン来る。なんかマッサージされてるような……(^_^;)
これは面白い!ってことで、久々の祭り状態に。iTunesで音楽を聞きまくり、ブルーレイディスクで「ダンケルク」や「ハドソン川の奇跡」を視聴した。
ダンケルク」は、迫力ある射撃音にビックリし、スピットファイアの爆音に興奮した。いやはや、久々に大当たりのガジェットだった。


使ってすぐ思い出したのは、昔愛用したボディソニックだ。
あれはイスにスピーカーが付いていて、体にびんびん震動が伝わってきたものだが、あれからイスを取った感じ。
残念ながら私の広報宣伝活動にもかかわらず、日本でボディソニックは流行らなかったが、こういう形で再登場するとは……感無量であります。


スピーカーとイヤフォンの中間的な位置づけにあるこのウェアラブルスピーカー、隙間商品のようだが、大いに新しい鉱脈を感じる。
周囲の音が聞こえるので、キッチンでお湯の湧いたのもわかるし、ちょっと庭先にも出られる。子育ての人にも便利だろう。
それにみんな、そろそろイヤフォンにも飽きてるんじゃない?
いまこれを買えば、ナウいと言われるぞ(^_^;)