ラストエグザイル-銀翼のファム-#17「Dynamic possibilities」

　燃えシチュエーションがいっぱい、カタルシスもいっぱい。
　……を、ちからいっぱい圧縮しました！みたいな。びっくりだ……そして勿体無い……。

　とにかくめまぐるしい回でした。
　戦局の動き、各陣営の対立、サーラの葛藤、ディーオとアルの合流とエグザイルについて、諸々、諸々。全体の流れは一応整ってはいるのだけれど、あまりにも猛スピードですっ飛んでいくので、ひとつひとつのシークエンスの重みが減ってしまっているのがとてもとても勿体無い本当に勿体無い。
　戦闘は始まったと思ったら同士討ちだけして終わってしまったように見えたし。
　シルヴィウスの登場は、おおお燃える！と思いましたが、登場して即座に戦闘が終わってしまって肩透かし。

　あああ……。

　思い起こせばこの作品、序盤の三話あたりまでも、物凄い勢いでお話が進んでいましたっけ。
　当時は展開にスピード感を持たせるための選択と思っていたのですが、もしかして普通に尺の配分が厳しいのでしょうか。総集編なんてやってる場合では無かったのでは。いや制作スケジュールの都合だろうということは承知していますが。

　なんだかんだで本筋そのものは面白いし、キャラクターも世界も魅力的なだけに、とにかく超速ストーリーのために個々の要素が薄く軽く見えてしまっていること、せっかくのキャラクターの活躍シーンが全然堪能できず物足りないことが、残念で残念で。
　この回の内容だけで、三〜四話使ってもいいレベルだよなあ。

　とりあえず、ディーオの登場シーンが癒しでした。
　ああ、いいなあディーオ。うっかり死んだりしないでくれよディーオ。一期では生死不明というか明らかに死んだっぽく退場してたんですってディーオ？

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　BD3巻。ジャケットの美しさは相変わらず鉄板。基本的にキャラクターふたりずつ配置、ということかな。ディーオとアルは来るかな。サーラは誰と……ってヴァサントか。女性キャラばかりだけど流石にルスキニアは来るよね？アラウダとセットで。
　ジャケットに来るキャラクターを考えるのって、なにげに楽しいです。

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