聖闘士星矢Ω#1「星矢によって救われた命!甦れ聖闘士伝説!」(新)

 旧作は初代の原典のみ知っております。アニメも最初のTVシリーズはリアルタイムで見ていたはず。ただし、いずれも完結までは追いかけませんでした。派生作品や後のOVA等はほぼ知りません。

 そんな状態で見ましたが、いやー、懐かしかった懐かしかった。なんだかんだで当時はだいぶハマった時期もありましたから。ええ。薄い本を買ったりもしましたから。ええ。
 旧キャストと新キャストが入り混じっているのは、若干混乱しましたけれど。っていうか中川翔子……いや嫌いじゃないけど、やっぱりどうしたって、本職と比べると……うううん。
 まあいいや。象徴的な存在であることを投影しているのだろう。うん。

 オープニング継承とか、サブタイコールとか、ラストに「つづく」とか、あっちこっち懐かしい要素が散りばめられており、かつてのファンへの心配りが感じられました。
 けれど、基本的にはこれ、少年向けアニメの正統なる系譜を意識しているのかな?
 主人公の修行とか、反発とか、ラストの覚醒とか、とにかく王道であり、正統派であり。今の時代には、少々合わないような気がしますが……だからこそ、この泥臭さを前面に押し出した作りに、逆に意気込みを感じたりも。
 その主人公の光牙は、なかなか良い少年マンガのヒーローしていて、好感が持てました。緑川光のこんな少年声、久しぶりに聞いた気がするけれど、未熟な熱血少年をきっちりと演じつつ、元からの独特の色気もあって、実に良かった。

 とりあえずストーリーは、過去の作品の流れを知らなくても……あるいはうろ覚えでも、ちゃんとついていけるものになっていて、一安心。主人公を新世代にするのは、やっぱり正義だな、うむ。星矢の扱いも、象徴的な意味が大きそうで、よいかんじです。
 まずはあまり小難しい理屈については考えずに、まっさらに見て言って大丈夫かなあ、と。
 仲間キャラが揃ってからが本番だろうし。というかOP映像を見るだけで、仲間キャラの充実っぷりにどきどきわくわくなのです。

 馬越嘉彦キャラは、今だとどうしてもプリキュアを思い出してしまうんですが、荒木キャラテイストもしっかり出してあるので、どんどんこなれていくことでしょう。そしてこれから先ずっと、馬越作画による聖闘士のアクションを堪能出来るのは胸熱すぎる。第1話でも見どころがいっぱいありました。
 これから先、いろんなキャラのいろんなアクションや、聖衣装着シーンにも、期待&注目。最近貴重な、子ども向けの変身ヒーローアニメとして、どうか成功して欲しい。
 楽しみに来週も見ます。

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 おさらいするなら、まずはここからでしょうか。原作の文庫版。出来れば大きい画面で読みたいところですけれども。
 今ならまだマケプレの中古本がお手頃価格で入手可能な模様。しかしアニメ開始でボッタ移行も秒読み……でしょうか。すぐに変動しちゃうからなあ。

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