宇宙兄弟#24「最悪の審査員」
アポ目覚まし、うちにも欲しいです。あ、やっぱいらないです。顔なめられすぎて剥げる……(顔が?)。
六太と日々人がふたりで暮らしている様子って、なんか良いのですよね。
兄弟の気安さと、夢のあとさきと。微妙な空気はあれど、根底には確かな信頼感がある。
それにしてもこの作品、今さらながら、テーマを重ね合わせて描写することが凄く多いな。
月面走行車と草刈り機を対比させたのは、ちょっと笑っちゃったけれど、それ以上にやっぱり面白かった良かった。お互いに、思いをはせている様子も。
ともあれ、六太は最終試験待ちなわけですが、そこに吾妻という日本人宇宙飛行士の大先輩の影が被さる。
ここでもまた、バックアップクルーのローリーを出すことにより、宇宙へ、月へのさまざまな立場、さまざまな役割、段階があることを多層的に見せているのがいいんだなぁ。
あとローリーはちょう和みキャラでした。涼しい、素晴らしい。これが「冷淡」への伏線になっているなんて、誰が気づくか……。
とにかく安定して、安心して楽しめるのがいい。原作つきだから、というだけではなく、すごく安定している……世界に身を任せて、浸って見ることが出来る。
そういう意味では、やっぱり、大人が見て楽しいアニメなんだろうな。と思います。毎度のことながら。
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実写映画版、12月発売予定。クリスマスに合わせて、という感じでしょうか。
話があまりにもダイジェスト、かつオリジナルで原作よりも未来を描いてしまった(夢オチってこともありそうだけれど)のが、微妙といえば微妙ですが。それなりに、普通に楽しめる映画でした。髪型の再現を見るだけで、なんか楽しいってのもあるよね。特に六太。