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心はいつも13歳

2013-04-07

翠星のガルガンティア#1「漂流者」(新)

 オリジナルロボットアニメ三連発、第二弾。
 けっこう本命な感じであります。スタッフももちろんですが、バンダイビジュアルっていうのがね。ここ一・二年、バンダイビジュアル作品のBD、やたら買ってるからね。なんか相性がいいというか、たぶん企業の企画の方向性、商材の選択、商品展開の方向性が、好みなのだと思います。

 しかし第一話の放送終了後に、マジェプリもこれも、「明るく楽しいロボットアニメですよ!」みたいなことを公式が言っちゃうのはどうなの。シリアスは受け入れられないと思ってるの。逆に仕込みだと思って警戒すればいいの。どうなの。
 公式ツイッターアカウントの運用って難しいな。とか言いつつ、この二作品いずれも、公式アカウントはいいノリで気に入りです。

 Aパートは正直、初見では、何やってんだこいつら。何言ってんだこいつら。あっこの上官は後半で再登場しますよね。とか、わりと置いてけぼりな気分になりましたが。
 ああこれは導入なんだな、主人公は消耗品な戦士ですよ、ってことと、彼の属する組織(社会)はディストピアっぽいですよ、ってことが分かればいいんだな。と割り切って見ると、これはこれで贅沢かつ面白いなあと。実際、そういう心の余裕を持って視聴した二度目は、なんだか見ていてニヤニヤしちゃいました。

 で、本題に入るBパート。
 漂着、発見。出逢い。正統派なボーイ・ミーツ・ガール(逆か)、あるいは異文化接触。それを実に丁寧に(けれどわざとらしくなく)描いており、ここからどんな物語を展開してくれるのか、期待が膨らみます。
 ちょっと思ったのは、ヒロインがなにやら女の子版パズーっぽいような。それなら主人公は男の子版シータか。シータなのか。なんか凄く違う!

 接触時の主人公の反応がまた、私的には満点な楽しさでした。こういう展開だと、時として、視聴者よりも事態認識が遅い(与えられた情報量が違うのだから当たり前なのだけれど)主人公をじれったく思うこともありますが、これは見ていて全然そんなことはなく、むしろ楽しく見守るというか。生温かく、かつ心温かく見守るというか。

 二回目を見ながらはっきり分かったんですが、Aパートで、友軍を助けようとしていたこと。あれがけっこうポイントなんですよね。「諦めるな!」という台詞とか、命令に従って見捨てざるを得なくなっても後ろ髪を引かれまくっているあたりとか。
 同様に、Bパートでは、見も知らぬ人々を「機密服を着ていない」と気遣っていたりする。
 とても分かりやすく、レドという人物の性質、揺らぎ、危うさを描出している。こういう親切さは歓迎します。なにしろ第一話ですから。

 でもって、レドとチェインバーと会話しつつの情報収集が実に楽しくて。
 だいたい「喋る相棒」ロボットはそれだけで心弾むものですが、四角四面な人工知能の語り口が、なぜかユーモラスな印象に転じる、そこらへんの加減が絶妙。微妙に人を食ったような態度(態度?)がたいへんかわいらしくて。CV:杉田智和の演技に因るところも大きく。
 これ、ダブル主人公っぽく見ていけたら楽しかろうなぁ。などと。

 とにかくチェインバーがかわいくてしょうがなかったこと、レドが良い意味で安心して見ていける「いい子」であったこと、さらに、サブキャラクター全般においても丁寧に描かれていたことで、Bパートは本当に、にこにこ楽しく視聴いたしました。
 ピニオンとか、ああいうキャラクターがしっかりと「ものを考える」人間として描かれているあたりが、なにげに凄くツボってたんだなぁ。と、二回目の視聴で気がついたり。

 画面全体の安定感もあり、世界とキャラクターにじっくり浸って、思い入れて、見ていくことが出来そう。
 楽しいです。楽しみです。

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翠星のガルガンティア Blu-ray BOX 1
 いきなりBOXでの発売。と言っても、収録話数そのものはたったの四話。ただし、ここで初公開のOVAがつきますよ、と。
 なんか凄く思い切った商品構成ですねぇ。OVAはしっかり一話分(24分)あるということなので、お買い得感はありますが、単価の高さがどう響くか。
 第一話・第二話を無料配布したことも含めて、ひとつの挑戦としては、おおいに評価したいです。

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