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チャンピオンズリーグ決勝・バルセロナ-アーセナル

WC前、最大の大一番!

前半25分ごろ、決定的な1対1、飛び出したレーマンの手がエトーの足を引っ掛ける。それでもボールは無人のゴールに転がり込んだのだがレフェリーはレーマンの一発退場を選んだ。
ベンゲル監督はMFピレスを外し、GKアルムニア(スペイン)を入れる。
ロナウジーニョのFKは(彼には珍しく)大きく外れる……前半最大の山場。
これで10人となってしまったが、レーマンの「退場してまで1点を防いだ目論見」は見事?達成できたわけだ。アーセナルの戦い方は決まった。今日のアーセナルのディフェンスへの集中度なら悪くない選択のように想う。
エブエ(コートジボワール)の突破をプジョルが止め、FK。なぜか全くフリーのキャンベルが頭で決める(37分)。これがサッカーの怖さ
非常に冷静なアンリに対し、フィット感が今一歩のロナウジーニョの出来が気になる……
後半、エジミウソンに変えてイニエスタ、攻撃的布陣のバルサアーセナルの守備へのモチベーションは上げやすい状況かも。あとはそれを上回るバルサの怒涛の攻撃。非常に緊張感の高い試合
76分、オフサイドラインギリギリを抜けたエトー、GKのニアを抜く落ち着いたシュートを決める。1-1。まだ分からない。次の点が試合を決める。
81分、交代して入ったベレッチの一発が雨に濡れたGKの身体を弾き、ゴールベレッチの涙の歓喜バルサの緊張が痛いほど分かる。バルサの面々も追い込まれていたのだ。
レジェスが入る。バルサがボールを回し始めた。現実的な選択。アーセナルは何処まで耐えられるか……
そして試合終了、見事な試合だった。欧州ナンバーワンに最も相応しいチームがその通りに頂点に立った。さあ、次はWCだ。
author:匠武士 *本家webタイで想う日々、日々更新中!