フレキソ印刷事情

先日、大阪産業創造館で行われた「どうして世界でフレキソ印刷が求められるのか」という勉強会について内容を少しまとめてみました。(弊社設備の紹介も少し含まれます。)


世界のパッケージ業界で近年最も成長しているのがフレキソ印刷です。欧米先進国では全パッケージの過半数フレキソ印刷で生産が行われているとの事。しかし、日本ではパッケージ全体の10%にも満たず、そのほとんどが段ボール印刷です。


フレキソ印刷は多くの分野で採用されだしています。段ボール、紙器、ラベル・シール、不織布、アルミ箔などなど印刷媒体は多種多様です。そしてインキの環境性が非常に高いのも特徴です。
フレキソ印刷グラビア印刷に比べCO2排出量が半分以下、また水を一切使用しない印刷方式の為、水も汚しません。水を使わないということは印刷色が安定し、色ムラの少ない製品が完成します。


◎しかし、そんなフレキソ印刷が日本で普及していない事情とは
印刷機および周辺機材メーカーが少ない、オフセット・グラビアが強い、消費者の印刷パッケージに対する環境見解が低かった、などがあげられます。


◎なぜ、今フレキソ印刷なのか
パッケージ業界での印刷環境追及、消費者のパッケージ環境の意識、インキ・製版の開発が活発、コストダウンも可能…そして、1回で色々な加工が出来るようになった。


弊社のフレキソ印刷機の特徴は、
【コロナ処理が可能】
コロナ放電により、クリアシートに帯電及びミクロの穴を空け、印刷適性をアップさせる。
【粒子の大きなインキ】
シルバー・パール・メタシャイン(ガラス)等の印刷が可能。
【コールドフォイル】
印刷用の版を使って、ほぼ印刷と同じ絵柄・文字等が再現できる。
【LCコート】
ホロフィルム等の柄を、製品に転写できる。
【疑似エンボス】
UVコート等のコーティングが出来るので、疑似加工が可能。


など、その可能性はまだまだたくさんあります。


フレキソ印刷には、フレキソでしか出来ない仕事があります。これまで出来なかった印刷が可能になります。高いポテンシャルを持つフレキソ印刷で、デザインの幅が一気に広がります。
詳しくはhttp://cosmepackage.com/まで