近くて遠い世界大会

ナゼデスカ?目立つ空席に驚く欧州選手、報道陣TV中継も少ない…(北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070227&j=0073&k=200702278582
いち札幌市民の実感として申し上げますと、「で、どこでやってんのよ?」です。
もう一年以上前から札幌で開催されるのは知っていて、これは見に行かねば!と思ってはいたのですが、いざ開幕してみると分からない事ばかりなことに気づいた。

When → 開催日程・日時
Where → 試合会場
What → 競技種目
Who  → 出場選手・注目選手
How  → アクセス方法、チケット購入方法

以上の4W1Hの観点が決定的に抜けている。
街で目にするポスターには「ノルディックスキー札幌大会開催!!」だけだし、HPを見ても「詳しくは・・・にお問い合わせください。」と、せっかく興味を持って調べているのにたらい回しにされた。
情報があちこちに散らばっていて非常に見つけにくいのが現状。
公式サイトもぱっとしないし、関連サイトも力の入れなさ具合がよく分かる出来だった。
こないだもラッピング広告された地下鉄乗ったけど、こういうのは事前にやっておくことで、開会期間中にやってても効果は薄いと思う。
実際、僕は週5往復する通勤で一回しか乗らなかったし、周りの反応もそんなによくなかった。
当然、全国ニュースにもならなければ、テレビ中継もほとんどない。
せめて深夜にダイジェスト番組を組むくらいはやってほしい。
去年のファイターズはほぼ毎試合深夜放送しているテレビ局があったのにな。残念。
僕みたいな五輪くらいしかウインタースポーツを見ない素人からすれば、大会の重要さとか盛り上がりはやっぱりメディアの露出度や扱われ方がひとつの基準になる。
はじめは興味がなくてもテレビや新聞で紙面を飾れば「そんなに凄い大会なのか」と思うだろう。
この点で言うと、この大会には「特別」な感じがほとんど伝わってこない。
世界大会と名の付くイベントがこんなに身近(家から1分歩けば大倉山ジャンプ台が見える)で行われているのに、こんなに距離を感じるなんて。
残り二日にして凄く惜しい気がしてならないです。
【追記】
とここまで書いてから、スポナビフリーライター宇都宮徹壱氏が取材に当っていることを知る。
さらに記事を読んで、なぜ見に行かなかったのかを悔やむ_| ̄|○