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タカのカナダP.h.D留学日記

2016-01-25

プロポーザル完成&リサーチのお願い

 日本はかなり寒波がすごいようですが、モントリオールもいよいよ冬らしくなってきました。気温はマイナス15〜20くらいが冬だと多くて、体感温度はマイナス20を超えますから体につくさしてくるような寒さです。幸い、暖房関係はすごいので家の中は暖かいです。

 さて、PhDリサーチのプロポーザルが完成し、指導教官からOKをいただき、コミティの方々からも読んでいただいています。今学期は秋からの継続のTA, そして統計の授業を1個とることにしたので、リサーチの準備も重なるとかなり忙しくなりそうです。統計はmultivariate analysys (多変量解析)をやっておく必要があったので取りました。もうコースは終わってるんですが、今後の分析に必要だったので取ることにしました。統計との格闘が(笑)またはじまります。。

 現在、リサーチを引き受けてくださる日本の中学(3年)か高校(1〜2年)を探しています。来年度の5月か6月くらい (変更可)に4〜5週間くらいの期間で4クラスを使わせていただいてクラスルームリサーチを行う予定です。1週あたり、例えば「英語表現」の授業の中の30分いただいたりして、週に2〜3回程度指導を普通の授業に組み込みます(時間数は相談させてください)。

 リサーチの主眼は文法項目をcommunicative taskに統合させて練習させることと間違った発話への教師からの2種類のフィードバックの効果を検証することです。タスクはawarness-raising task (dictoglossなど)をしたあと、practiceとしてロールプレイを主体とした即興的なタスク (e.g., 有名人インタビュー)をたくさんして、生徒の発話中の誤りを訂正するfeedbackの効果を検証します。文法を言語活動に取りいれて、いろいろなcontextで発話する練習を授業にたくさん取り入れ、比較的大きい(25-35くらい?)クラスサイズで教師の様々なフィードバックの効果を検証するのが目的です。生徒の個人差要因の影響も検討します。

 なお、普段このような活動を授業でされていなくても構いません。教科書を用いた授業の中にこのような活動の効果を入れていきますので、普段からコミュ二カティブなことをされていなくても大丈夫です(前提条件とはなりません)。実験前には先生方に実際feedbackの仕方を練習していただくトレーニングセッションを行いますからfeedbackのことをあまり知らなくても大丈夫です。

もし詳細に興味がある先生方、または引き受けることが可能かもしれない先生方がいらっしゃいましたらコメント欄に連絡先を添えて教えていたでけるとうれしいです。アドレスなど個人情報のあるコメントは公開はされませんが、公開しないでほしいコメントにはそう明記していただくとありがたいです。ご希望があればさらに詳細な内容を追って送らせていただきます。多忙な現場の先生方とっては負担であることは重々承知の上ですが、これからの英語教育の新しい方向性を考え、提案していくためにはクラスルームでの実証研究がもっと必要です。協力してくださる方からの連絡をお待ちしております。

takaenglishteachertakaenglishteacher 2016/01/26 10:39 お世話になります!

個人メールにいただいたもの,読ませてもらいました。
研究の方向性,そして,現場に示唆できること,で考えると,ここでも書かれているように,本当に意義深い,貴重な研究になりそうですね(偉そうにごめんなさい)!

一方で,現場の先生方で,与えられた条件の下に授業を進行できる(特に,インタラクション等の中で,feedbackをコントロールできるかどうかという部分で)かどうかが,サンプルとなる学校選びでとても難しいところになりますね。

個人としてできる先生がいても,同じ学年を持っている同僚の先生方がどうか,訳読式の授業を展開していると,そもそもそんな授業を普段から行っていない・・・などなど・・・

栃木県内でも,中堅の高校でがんばっている先生がいます。ただ,チームとして・・・となると,どうかなあ・・・

お手伝いできるといいなあ・・・と思いながら・・・

ともかく,研究,すばらしい内容だと思います。

これからも応援しています!!

takachan75takachan75 2016/01/26 11:10 T先生、いつも激励ありがとうございます。また現場の先生からのご意見、感想も本当に参考になります。先生がおっしゃるように、feedbackをうまくコントロールするのが難しそうですね。一応考えている手立てはあるのですが慎重にしないといけないです。学校選びもそうです。指導法の効果をみるので指導が必要な学びにしないといけないので学校の生徒のレベルとタスクレベルをうまく合わせていかないといけないです。学校もいろいろな制約がありますから簡単ではないですよね。ただ訳読式など従来のものを変えたいからこその実験なのでそういう先生がいるところこそやる価値があると思うのですが、あとはリサーチの意義に理解してもらえるかですね。おそらく自分が提案するタスクは日本の中高の多くの学校ではまだあまり注目されていないというか十分されていないと思います。だから普段されていないと思ってタスクを仕組んで先生方にtraining sessionを通してフィードバックの与え方やタスクの流し方をお伝えする予定です。ある程度オーラルの活動に慣れていた方がいいでしょうが、そうでなくてもなんとかする方向で考えています。要は先生がおっしゃるように先生方が興味を持ってくださって協力してくださるかどうかですね。それさえあればあとはこちらの責任なのでうまくいくように仕掛けていきます。またいつでもざっくばらんに率直なご意見を聞かせてください。いつもありがとうございます。

takaenglishteachertakaenglishteacher 2016/01/26 13:32 そうですね!

その通りだと思います。

遠隔地からの指示をどう日本にいる先生方に理解し,実行してもらえるか,また,実行したものの中で,feedbackが意図していたものと本当に言えるかどうか,の検証も,分析に入る前に必要なのだろうと思います。

生徒の適性なども個人差として把握するとのこと,それにも興味があります。質問紙などでその生徒の趣向などを把握するのか,それともテストなどを行うのか,興味深いです。

がんばってくださいね!!

takachan75takachan75 2016/01/27 01:15 T先生、コメントありがとうございます。そうですね、feedbackが意図していた手法で行うかどうかはとても重要です。そのため自分ももちろん日本へ行きますが、実験前に先生方にtraining sessionを行わせていただいてfeedbackの説明と練習をしていただく予定です。自分が帰国まではメール中心のやりとりになるでしょうけど。。taskの流し方やfeedbackの公平さ、正確さ、などもとても重要ですので慎重にいきたいです。あとは大きめのクラスで全部のペアに公平にfeedbackを行う戦略を考えました。これもtraining sessionでお伝えします。個人差は先生のおっしゃるような手法両方で可能ですね。自分はmemoryなど認知的な能力差に関心があるのでコンピューターを使って一斉テストを考えています。