た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

人間臨終考

人間臨終考

人間臨終考

ググって見つけた紹介記事:「人間臨終考」森達也氏|日刊ゲンダイDIGITAL
この記事にも出てくるけど、

互いに忖度*1し合いながら集団は暴走する。

とのこと。ナチスもオウムもそうで、これは世界中で普遍的な現象、とのこと。僕は、これは日本特有の現象か、とも思ってたが、言われてみれば確かにナチスもそうだもんね。
元は、Web で連載していた記事らしい。本との偶然の出会いを│P+D MAGAZINE
まぁ狂人としては、こういう本の話はどこまでが事実でどこからが創作なのか判別つけがたくウーン、と腕組みする部分もあるんだが。
wikipedia:豊臣秀吉の話で、

二世、三世も困るが成り上がりも始末におえない。

なんていう話には、ニヤリとさせられた。
screenshot

メディアによって与えられる情報は、常に四捨五入されてわかりやすく再構成されていると、情報を受ける側は考えるべきなのだ。

別な個所では、

コップは下から見れば円だけど、横から見れば長方形だ。どこから見るかで全然違う。(中略)正確無比で寸分たがわない描写など、(神ならざる)人には不可能だ。

とも。
*2るとか、一般的ではないと思われる漢字にちゃんとフリガナふってあるのは良いね。と思ったら、振ってない漢字*3もあったorz
wikipedia:井上義啓氏曰く、「プロレスは底が見え見えの底なし沼」だそうだ。だから勝敗の結果じゃなくて、対戦の過程を楽しまなければいけないんだと。
著者曰く、「男は女によって造形される」とのこと(もちろん逆の場合もある、とは付け加えていたが)。ま、いいや。狂人の今の目標は、名を残すことじゃなくて、生き延びることだし。
wikipedia:ベレー帽は、wikipedia:バスク地方の民族衣装(の一部)なんだそうだ(ソース)。
この手紙(の一部)も引用されてた。チェ・ゲバラ 別れの手紙 :: ゲバラ語録:名言・言葉をとおして知るチェ・ゲバラ像
表紙のイラストは、(右上から時計回りに)wikipedia:グリゴリー・ラスプーチンwikipedia:チェ・ゲバラwikipedia:アンドレ・ザ・ジャイアントwikipedia:坂本龍馬
ちなみに図書館では、隣に

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)

人間臨終図巻1<新装版> (徳間文庫)

シリーズがあった。
てなとこで。

*1:そんたく

*2:えぐ

*3:ページ数の記録を忘れたので詳細不明orz