た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

<科学ブーム>の構造

図書館を歩いていて見かけて手をだしたんだが、はてなブックマークこんな記事もあって、オラは例によって「図書館で見かければ。」なんてつぶやいてたんですが、当然記憶になしorz

(健康食ブームの渦中では)バラエティに富んだ食材で自ら調理したものこそ健康食なのだというあたりまえなこと*1が通らない。

wikipedia:ジャン・ボードリヤールはこんなこと言ってるそうだ。

悪魔のもっとも悪魔的なところは、悪魔が実際に存在していることでは決してなく、そう信じ込ませることだったのと同じように、豊かさは現実には存在していないのだが、この豊かさが有効な神話となるためにはその存在を信じ込ませればよい。

アホノミクスも同じ原理か?
これで言ってる「人間的理解」は、本書では(たぶん)「感覚的理解」となってた。いずれにしろ、科学的理解との間には断絶があるそうだ。
こんなのもあるとか:WHOにおける健康の定義 やっぱり狂人は不健康かなぁ?
wikipedia:マックス・ヴェーバーが(wikipedia:職業としての学問で?)言ってるそうだが、学問の専門化は時代の宿命だそうだ。

アメリカにおいて知が富に変貌したのは、研究促進体制が有効に働いたばかりでなく、意図的に推進された社会の再構築の結果でもあった。

(事実上)アメリカの占領を経た日本も同じ穴のムジナかなぁ?
例によって誤植を指摘させていただくと、「ランドグランド大学」はwikipedia:ランドグラント大学の間違いだね。Google 先生もそうおっしゃる。google:ランドグランド大学
青樹簗一 | 著者プロフィール | 新潮社によると、wikipedia:生態学

さまざまな生物の生活関係をとらえ自然界の構造をきわめようとする自然科学

だそうだ。
wikipedia:ジャレド・ダイアモンドは、

人は自然科学と聞くと、物理学やそれに似た方法論を用いる分野を想像してしまう。そのような分野の研究に携わる科学者たちは、自分たちと同じ方法論が通用せず、他の方法論を探さなければならない分野を軽視する傾向がある

と述べているそうだ。一理あるかな?
wikipedia:DDTの中には DDD ってーのもあるそうで。
wikipedia:ハザードwikipedia:リスクは違うらしい:http://www.foodwatch.jp/strategy/tabledesk/54448
だから、例えば DDT も状況によっては(便益がリスクを上回るならば)使用されるべきらしい:農薬は安全?|教えて!農薬Q&A|農薬工業会
という訳で、前半部を読んで力尽きた…(というか、今日のうちに図書館行って借り換えたいんでorz)
でも最後に「おわりに」読んでたら、wikipedia:レイチェル・カーソンのことばが締めくくりとして使われていたので、またもやデジタル書き抜き:

ヒトは自然の一部であり、ヒトの自然に対する戦いは必然的に自分自身に対する戦いである。

あと、図書館での読みかけ本:

*1:道理、ではダメ?