「夜は短し歩けよ乙女」

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

読了。
ますます京都で大学生になりたい病が亢進。いい歳して。


「四畳半神話体系」もそうだけど、主人公の女性観がかつての私(達)みたいで、

 そもそも私が決定的な手を打つことから逃げている、不要な大迂回をしているという多数の異論はひとまず却下しておこう。それは後々考える。
 まず何よりも分からないのは、彼女が私をどう思っているかだ。果たして私を、一人の男として、いや、せめて一人の対等な人間として彼女は認識しているのか。
 それが私には分からないのであった。
 それゆえに、私は決定的な一打を打てなかったのである。

のようなくだりが、10年以上前の深夜の宮前平デニーズの香りがしてくるので、もおもお会長と某M氏にお勧めしたい。