月世界へ行く

月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)
ネットが繋がらなくなる前に読んでた本で、感想文を書くのを忘れてたので今日書きます。
月に向かって砲弾を飛ばしましょう。ついでに砲弾の中に人間入れちゃいましょう。みたいな話。
ジュール・ヴェルヌの冒険モノですが、物語の9割は砲弾の中の3人の様子とか間近で見る月の描写とか。やたらと科学っぽい話で数式やらなにやらがやたらと出てきます。このへんは全く理解できませんでした。
しかし、宇宙に行ってるのに宇宙服なんて着てないし、食事はテーブルでワインをグラスに注いでって状態で、現代の読者から見ると全くもってアリエネーのです。
一番おかしいのが、死んだ犬を宇宙船・・・じゃなくて砲弾の外に出すシーンで、出口のボルトを外して、パッと開けてポイッと出してすぐ閉める!みたいなことをやってしまうんです。絶対アリエネー。
でもそれが面白かったりするんですよね。
それにしても、100年も前に宇宙旅行を想像でここまで書けるんだからジュール・ヴェルヌってすごいよなー。人類は月に着いたんだよって教えてあげたい。