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戯言

20160101

チェルニー30番5 演奏解説

| 22:16

     チェルニー30番の5番を録音、公開した。
     なんとか、指定のテンポで演奏したので演奏解説をしておく。

     楽譜全音版を使う。例によって、演奏する上で特に注意するべきことは楽譜の解説に書いてあるので、その部分は割愛し、もっと瑣末なメカニカルな部分を始め低レベルな解説をする。まともな解説はピティナが行っているのでそちらを参照されたし。
     この曲の課題は左手の速い三連符とその隙間に右手の付点リズムをねじ込むこと。ゆっくり弾く分にはどうということもないのだけど、指定のテンポだとすごく大変。


     解説には上のように書いてある。この曲のテンポが4分音符で76bpmなので、1分間に三連符を152セット弾くことになる。3倍にすると456回/minである。1音当たり60/456=0.132秒の計算になる。三連符の最初の音を起点の0msとして押すタイミングの時間を書き込むと次のようになる。

     三連符がそれぞれ0, 132, 264msである。悪い例Dの右手が330msなので、264〜330msの間に右手の32分音符をねじ込まねばならないということになる。それに許される時間はわずか66ms。常人には認識できない時間差であり、解説にも「テンポが早くなると厳密に区別しにくくなります」と書いてある。ゆっくり弾く場合は正確なタイミングを心がけるとして、指定のテンポまで速めた際は努力目標程度のものと考えることにした。
     結局、正確には弾けないので次のようになってしまう。

     32分音符を装飾音として書いたけど、この装飾音は17番の解説にあるようにちゃんと前打音として弾き、正規のタイミングで右手の16分音符と左手の3連符を合わせること。
     左手の三連符は、僕の演奏上の癖で親指だけが遅れる傾向にあり、左手で1→5指と移る間が短すぎて左手の32分音符を差し込めなくなってしまう。1指を押し切った後に、次の5指が来ることを意識することで改善される。また、リズムを変えて練習するのも効果的。どうしても弾けないならテンポを落とすしかない。

    6〜7小節

     ※右手小説の変わり目。E→Fisの7度を5→2で取ると少し距離があって外しやすいため、ちゃんと手元を見て正確に弾くこと。

    16小節

     ◎16小節頭右手。直前のFisを2指で取ってその指をくぐる形でGを1指で取るので、1子は完全に寝た状態でキーを押すことになる。すると手が鍵盤の奥の方にあるため1指で結構広い面積を押さえることになり、誤って隣のキーを押してしまうことが多々ある。そうならならないようにできるだけ手前の方を押すこと。

    22〜24小節

     ※22〜24小節右手。この部分は指の力が弱いとちゃんと音が出ない。クレッシェンドやfで引くとうまくいくのだが、pなのでそうはうまく出来ない。各拍最初の音にアクセントが付いているので、このアクセントに力を入れることでなんとか乗り切る。

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