ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

1998-08-31 0015

takanabe1998-08-31

CD「Heavenly」AIR

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リリースを来月に控えた3rdアルバムからの先行シングル。ミディアムなテンポと裏腹に何度も表情を変えるドラムパターン、そこにたゆとう風のような声が気持ちいい。


AIRと言えば、偽フリッパーズとまで言われたギターポップユニット「スパイラルライフ」を突然に解散して、甘いだけのメロディや緻密なアレンジなんかよりもっとロックの初期衝動を取り戻そうと始めたひとりユニットなんだけど、ここまで来てやっと「今じぶんが表現したいこと」と「今の自分が表現できること」がかみ合ってきた気がしたね。


1stMaxi、1st、2ndとどれも違った趣があって僕は好きだけど、最初の2枚のおもしろさが「スパイラルでため込んでたフラストレーションの発散」、3枚目が「音楽的ビット数を下げて、身も心も猿になろうっていう前向きなやけっぱち」だとすれば、おそらくこのシングルから先に見えてくる景色は「すべての殻がはがれ落ちた等身大の自分」なんだろうと思った。


AIRであることの我が人生」ってなタイトルが付いた前のアルバムだけど、それはむしろ今作以降にふさわしいタイトルになるだろう。むやみに叫んだり、たくさんのノイズをかぶせてみたり、中学生みたいなパンクもいいけど、それらはどれも過去を否定し捨て去るための通過儀式だったってことが今わかる。この歌にはスパイラル初期の頃のみずみずしさにも似た「車谷の音楽」が溢れている。今までのすべての自分が等距離にいて、そっと井戸をのぞき込んでいるような静寂、落ち着き。


「TODAY」「MY RHYME」の時には正直言ってほとんど伝わってこなかった彼自身のピュアネスが、抜けた肩の力のせいか、遙かなリアリティを持って語り始めた。

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夏の湿り気を残した夕暮れの公園を歩いた。
犬を連れた女の子の影を見ていた。僕はひとりだった。

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1998-08-30 0014

takanabe1998-08-30

夢と現実。

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現実に追われ過ぎちゃって、夢を追いかける暇がないです。小説とか表紙の絵のネタとか、だいぶたまってんだけどね。9月末までおあずけ。かっこわるいなぁ、社会人。

漫画「フラグメンツIII」 山本直樹

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今日この本が手に入らなくても、今日は山本直樹のことを書こうと思っていた。「セックス」についてってことになるのかなぁ。


山本直樹のお話にはいつもセックスが出てきて、セックスしないときがないんだけど、ほかのどんな人が描くセックスより、山本直樹の描くセックスは自然というか必然性があるというか、いつもそういうもんだよなぁという気になれる。ちょっと分析してみた時期もあったんだけど、多分どのセックスも悲しみに彩られているせいだと思う。


この本のなかに「みはり塔」というエピソードが入っている。僕は今までの中で一番好きになったかもと思えた作品。会社で読んで実際泣きました。


浪人生の家の元に突然帰ってきた出戻りの親戚。ふたりは幼なじみで、何年ぶりかの数日間抱き合ってばかりいるんだけど、結局何も起こらない。浮ついた幻想だけを抱えて、別れの時間まで村外れの何も見るものがない「展望台」でずっとお互いの手を握る続けるというお話。


なんでこの話が一番いいかっていうと、山本直樹が描く「セックスの悲しみ」の図式が一番はっきり表れていると思えたから。


それは「埋められない距離のためのセックス」を描いているんだと思う。ホンの一瞬の幻でもひとつになるためのセックスじゃなくて、ふたりを引き裂く縮まらない距離をはっきりと自覚してしまうようなセックス。それって悲しいよなぁ。


ここに描かれる主人公達はみんなイケテナイ男の子で、女の子は自分の意志とは切り離されたような不透明ないやらしさで溢れている。普段のままじゃ縮まらなかった距離をセックスを通じて埋め合わせようとする。でも何も変わらない。縮まらないと知った自分の悲しさだけが唯一増えた気がするくらい。


魔法を信じる自分と、現実を突きつけられる自分と、動物としての自分。26才になる今年、オトナ風味なことはえらそうに言ったりするこの頃だけど、その3つの自分は少しもまとまろうとする気がない。僕が惹かれるのはそういうオトナになる過程に突き当たるそういう種類の悲しみで、それをちゃんと描き続けてくれる山本直樹がホントに好きだなぁと思えた。最近再発になった「YOUNG & FINE」「守ってあげたい」あたりが、僕の目指す「イイタイコト」の線にかなり近いと思います。興味がある人はぜひ。

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雨が降ると大きな水がめのことを考える。
静かな水面、煙った景色、古びた畳の部屋、彼が握るカメの蛇口。
吐息、吐息、吐息。

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1998-08-27 0013

takanabe1998-08-27

嘘と魔法

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嘘つきと嘘が嫌い。でも魔法ならよし。これが僕のモットー。


もうちょっとだけ詳しく説明しよう。嘘って言うのはどこから嘘かって言うと、その事実とは違うことを伝えられた相手が普段信じている「リアリティ」を損ねたと感じた瞬間から嘘だわね。ばれなきゃ嘘じゃないって言うけど、二重否定から入るものじゃなくて多分そういうことのはず。


一方僕の言う「魔法」は多分構造上は「嘘」と同じ素材で出来ているんだけど、ある一定のリアリティを満たすことにひたむきなものということになるのかな。仮に「損得勘定のない嘘」とか、「ポエムなココロのある嘘」とでもしておこうか。


魔法がないデザインには魅力がない。同じ素材を使った同じ様な製品をとっても、そこに魔法を込めた人と、現実と夢の線引きとして割り切った人とでは伝わる「リアリティ」が全然違う。


アップル社の宣伝とか割とこのテーマに近いかも。「世界を変えられると信じた人が、本当に世界を変えてきた」みたいなやつ。


考えてみれば、恋をしている時っていうのは魔法の力しか信じてない時で、そのときの無敵さ加減が「リアリティ」なんだと言えば少しは伝わる?


その昔、夜の海を歩いていたら「砂浜って波が風化して出来たんだよね?」って言われて、かなり魔法だなーとうれしくなった覚えがあります。日々の魔法は僕を幸せにする。

タピオカミルクプリン

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病弱ってほどでもないんだけど、食欲とかいつもあんまりない。食べなくていられる満腹薬とかあったら、わりと使ってしまうかも知れないくらいどうでもいい時がある。


でもそういう生きるための動物としての食事とは別に、歯や舌を通して体に入っていくことがうれしい食べ物っていうのはたくさんあるね。蒟蒻ゼリーとか、アロエヨーグルトとか、ハーゲンダッツの「クッキー&クリーム」とか、マックフライポテトや、お稲荷さんなんかは、僕の場合、体よりココロを補う食事という意味あいが強い。ときどき食べてすごくほっとしたりする。きっと栄養がまったくなかったり、体に害があっても食べるんだろうな。


タピオカって言うのはココナツミルクで味を付けているので、ココナツが嫌いな人には全然受け付けないクセの強いものなんだけど、僕にとってはこの世からなくなって欲しくないもののひとつ。学校とかさぼって大好きな娘と昼間っから抱き合っているような、匂い立つ甘さと贅沢さと馬鹿さ? そういうのがめいっぱいに詰まっている気がして好き。しかもこの場合、大好きなプリンテイストでいけちゃうわけで、まろまろした食感には目がない僕としては、2重の喜びですわ。例えれば、ふたりして毛布の中で転げ回るような感じ? まぁ、食べてみって。

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小さな秘密と赤い花びらを抱えて彼に会いに行く。
ちゃんと微笑んであげられる?

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1998-08-26 0012

takanabe1998-08-26

愛される?

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ピカチュウに言われたんだけど、BBSのみなさんの書き込みを見ていると、僕がすごくすごく愛されてる感じがすんだって。多分ちょっとしたジェラシーを抱いたんだろう。でもあんまり自覚がない。僕はそれを聞いてコイビトにいつもそういうことを言われるなぁと思った。


僕は生まれつき体が弱いので、ものすごおく過保護に育ったんだわね。「あまりに愛に溺れて愛に気づかないくらい、あなたは愛されたのよ」と母親に泣かれながら言われたこともあったなぁ。


最悪なのはそれにいつまでたっても気づけない僕がここにいるってことなんだけど、愛されてるか、あるいは愛されてないかってどこに判断基準があんのかね。「僕たち付き合ってます」みたいに共通の一方向幻想を抱くのとはまた別のもんなのかな。


よく人のホームページなんかをのぞくと「私は親に愛されたことがない」みたいな文章にかなり頻繁に出会う。そう言い切れる人は「愛してくれる親」像をちゃんと知っているっていう裏返しになるはずなんだけど、そういう詮索は意地悪すぎるか。


確かに会ったこともない人に頻繁に伝えたい気持ち(書き込み)があるっていうのはそれだけですごいことだよね。自分もお気に入りのリンクを日々たどりながらそう思うことがある。お客さんが毎日ひとりでも来てくれるからこそ、僕のつぶやきも成立するわけだし。


そう思うと愛されるって言葉は、必ずしも双方向じゃない気がするね。まぁ、愛にもいろいろ種類があるんだろうけど。もっと浮ついて、ここに来てくれる人たちがいつも縁側の猫を撫でるような気持ちになってもらえるようにしたい。そうした中で漏れるいくつかのコトバは、僕の想像する愛にかなり近いんだけど、そのへんどうでしょう。

バイオハザード2(デュアルショック・バージョン)

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痛いのとか暗いのとか怖いのとか気持ち悪いのが苦手。表現は常に壮快感や快楽に繋がってて欲しいって思うタイプなんだわね。だからこのゲームがいくらもてはやされても、きっとずっと手を出さないと誓ってた。ゾンビとは言え、人をたくさん撃ち殺さないと生き残れないような世界(しかも死に方は相当リアルで重々しい)にわざわざお金を払って入る気がしなかったんだ。


でもお店のデモンストレーションを呆然と眺めてたら簡単に気が変わった。直感的に「あ、リアルってこういうことだ」と思えた。


前にも話したけど、ファミコンの頃にはハードの性能から受けるデザイン的制約があまりに多くて、それが結果的に程良くアフォーダンス恣意性)の効いた記号性の高い画像になってたんだ。それがその世界の成り立ちやルールを表し、その世界で自分が何をすべきかを明確にしていた。仮想世界でのリアリティとはまさにそう言った高度な象徴性の上にしか成り立たない部分があって、そこが人間の知恵を感じるかっこいいとこだと思うし、ただ絵を細かく綺麗にしたからってリアル感が増すとは限らないのはそういうことなんだ。


で、バイオハザードに話しが戻るけど、このゲームのリアル感はそういう「次に何をしたらいいかわかる高度な象徴性」の上にちゃんと成り立っているんだわね。例えば、初めてドラゴンクエストをして城を出て、遠くに街が見えたときのような、スーパーマリオで大きく口を開けた土管の上に乗ったときのような、頭のあたりに「?」と書かれたボックスがきらめいている時のような。


そういう単純で当たり前のサインが、ゾンビに荒らされ、スラムのようにとっちらかったリアルな画面の中でちゃんと両立できているのがすごい。ファイナルファンタジー7とか、リアルなのかも知れないけど、画面のにぎやかさだけで自分がどこにいるのかわからなくなるくらいだったから、ホント大違いです。いいわけみたいにオプションで矢印で指し示す機能まで付いてた。デザインってそう言うことじゃないだろ!


あらかじめ100万人以上を対象にしているせいか、謎解きに関しても作り手のひとりよがりな部分がなく、普段ほとんどゲームをしない僕でも、その仮想世界にいる自分の境遇を「楽しむ」ことができたよ。マニアにはマニア向けの難しい条件設定や、主人公ごとの裏面のストーリーも用意されてて、さすがのサービスぶり。もう「ストリートファイター」だけの会社じゃなくなったね、カプコンは。これで4800円って言うんだから、売れないわけがない。画面のリアルさを初めて必要だと感じたゲームです。文句無しの名作。

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君に残した赤い印。
ちょっとやそっとじゃ消えないように。
首筋に咲いた小さな夏の花。

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1998-08-25 0011

おまけ

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お菓子のおまけが楽しい。あんぱんマンの人形が入ったラムネ菓子。15センチくらいもあって、ソフトビニールの頭とフェルトの体がついている。クレーンゲームのものより全然よく出来てる。なんとこれが300円なんだな。会社の机にドキンちゃんを置いてみたところ、そのサイズや質感がものすごくしっくりきて、今日はあんぱんマンを朝、買い足してきました。あとは食パンマンとメロンパンナちゃんで勢揃いですが、1200円で全種類すぐそろうじゃんとか思わないようにしているあたりが、僕に残された最後のけなげさだと思っています。大人げないよね、経済力で欲望を消化しちゃ。


他にもポケモンの小さなダッコちゃんがつきのラムネや、メダルのついたポケモンオレンジジュースなんかにも手を伸ばしてみたね。揃えたりする気はないんだけど、会社の机が日に日に華やいでくるのは楽しいもんです。仮面ライダーの人形付きの奴もかなり精巧でよかったんだけど、昔からあの虫っぽいデザインが怖くてどうもだめなんだわね。やっぱりぶにぶにした感じの形が好きみたい。抱きしめて柔らかそうだから?

「セシルのブルース」小島麻由美

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セシルのブルース

セシルのブルース

3rdアルバムの「さよならセシル」がヒット中の小島麻由美のデビュー作。ジャケットを見てもわかるように、元気な少女が駆け回っているような若さと勢いにみなぎるすばらしい出来。ホントに新人だったの? 僕は3rdより好きかも。これをオンタイムで聴かなかった当時の自分の感覚の鈍さがちょっと悔しいぐらいの感じです。


スキャットムード歌謡ジャズなんかのある一定の世界の色で塗られている彼女の音楽性は、もちろん単純な好みの上でそうまとめられているのかも知れないけど、そこに溢れる無限とも言える広がりはけして閉じられたマニアだけにしか届かない耽美的なものではない。そこにあるのは愛すべき自分の才能とはまったく別の冷やかなプロデューサーとしての彼女の視点だ。とても普段聴く音楽はほとんど自分の作品だけって感じの人とは思えない。まぁある意味、度をすぎた完璧主義者なのかも知れないけど。


「恋の極楽特急」とか「結婚相談所」とか「皆殺しのブルース」とか、タイトルに溢れるぶうこっぷり(注・僕の理想の女の子像、一般的な時流とはちょっとズレた感じの才能が溢れる天然ボケと言った感じ?)も当時からフル回転で、彼女の口からこぼれる単語の響きひとつひとつににやにやしてしまいます。小島麻由美を中心に置いたいろんな風景が頭の中にめまぐるしく繰り広げられてその楽しいこと楽しいこと。


最近小器用で見栄えばかりいいランチに飽きて、がつんと来る音楽的焼きおにぎりが足りない君には是非!な一枚になると思います。

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この痛みが消えると夏が終わる? 幻じゃない思い出を抱きしめる?
届かない永遠の季節にそっと近づいてゆく? 僕はただ前を向く。

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1998-08-24 0010

海に投げ続ける石。

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メールの返事をなかなか書かなくなってしまった。昔は毎日書いてたのに。仕事がかなり忙しいのはあるけど、そんなのただのいいわけ。だってホームページはほとんど毎日更新してるもんね。手紙の何倍も手間をかけて。


インターネットに繋がったばかりの頃は、距離のない世界の顔のない友人達っていうスタンスが新鮮で、気がついたら週に50人くらいを相手にメール交換なんかをしてた時期もあった。でも、そんなふうに気持ちの拡大大量生産をしている内になんかココロがすり減ってきて、単純に体力が続かなくなってきたんだわね。


それに相手のはっきりしない手紙ってどんなに長くても心を打たない。対岸の火事を見るように遠くのどこかで起こったらしい事実をただ呆然とふーんって思うくらい。暇つぶしにはなっても、そんなのワイドショーとかとなんら変わらない。それが不毛で悲しい感じがしてならないんだ。


で、何が言いたいかって言うと、ホームページはその辺がアバウトと言うか、あらかじめ会ったことない人を前提にしているから気が楽でいいなぁと言うこと。僕や僕の言うことに興味がある人が、興味のあることだけを勝手にのぞいて通り過ぎてゆく感じ。日常のちょっとした余り時間を僕にちぎって分けてくれる感じ。買い物のついでに見つけた小さな雑貨屋のような。その気の迷いにも似たひとときの素敵な時間こそが、ふつうのコミュニケーションの始まりって気がするね。誰も傷つかないし、僕も幸せだし。そのときの浮ついた気持ちをいかに豊かで実りのあるものにするかが、僕のサービスで、ここのスタンスなんだっていつも思っている。と言っても何の役にも立たない小物の位置を昨日と変えて見栄えをよくしたりとかその程度だけど。


そん中で出会う人達をこれからとても大事にしていきたいなぁと思うのです。書き込みとかね、そういう日々の生活のリズムや土地土地の季節感みたいなものが感じられて、書いてある内容云々よりとにかくまずうれしい。結局はメールも同じことを書いてくれてるはずなんだけどなぁ。なんでだろう。


誤解しないで欲しいのはホームページを誉めて欲しいって話しじゃないですよ。お互いの好きな時間の重なりみたいなものを、もっと気楽に交換したいなぁということ。そのタイムラグの少なさが、僕の感じるインターネットの一番すごいとこだと思うわけ。実際、向かい合いたくなった人とは僕は個人的に会い行ったりしてるしね。その中でかけがえのない友達になった人も何人かはいるよ。


つまり僕は毎日海に向かって石を投げ続けるから、たまたま近くを歩いてたりして気が向いたら声でもかけてよ、ぐらいの感じだなぁ。思うことあれば、座り込んで長い長い話し(メール)もいいよね。そんときはばっちり返事書きます。つーことで。

小説「ゴー・ゴー・ガールズ(⇔スウィングアウト・ボーイズ)」平中悠一

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もうずいぶん昔の本だね。なつかしい。そもそもは雑誌「オリーブ」の連載から始まったものらしい。で、2年ぐらい書いてだらだらとなし崩しになったいたものを再編し、大幅に書き加えて、ワンパッケージにしたのがこの本「ゴー・ゴー・ガールズ」です。もう典型的な「ボーイ・ミーツ・ガール」ストーリー。


平中悠一の文章というのは、僕にとっては相当いやみでかったるい感じなんだけど、僕が昔初めて書いた長編小説をコイビトに読んでもらったとき、出てきた言葉が「うーん、なんか平中悠一みたい?」だったので、かなり因縁深い感じなんですよ。勝手にライバル心とか燃やしてたりしてね。


今読み直してもそのカタカナ文化の威を借りたというか、「外車、夜遊び、ブランドもの」みたいな前時代的なもてる男像描写みたいな部分にかなり抵抗を感じますけど(実際バブルの終わりだったし)、この長編小説「ゴー・ゴー・ガールズ」に流れている雰囲気はその辺を差し引いてもあり余るものがあるね。


出てくる女の子たちはみんな美人で、そろって主人公に思わせぶりな態度をとるし、主人公の前では女であることを強く主張したがるんだけど、そうした若い時間の勢い余って空回りしている感じとか、翌朝の徒労感&軽い罪悪感みたいなものが、近年まれにみる的確さで描かれている。目の前に溢れるネオンやなんかのきらびやかな世界がほんのひとときの幻でしかないことを、その幻をしょせん幻だよと否定するのではなく、強く肯定して生きるために今日という日があるということをはっきりと感じさせてくれる。


オリーブ少女が当時ここから何を感じていたかはまったくをもってわからないけど、ここにちりばめられた「どこにもないあの夏」の感じは、女の子達よりきっと僕らの琴線に触れると思う。今月幻冬社から文庫版が出たので、暇があればぜひ手にとって欲しいね。夏の終わりのさみしさをかみしめるには充分すぎる一冊になると思う。ちなみに僕の小説とは似てないですよ? いやホントに。

マニマニ夢日記

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学校のプールにいた。僕は心臓が悪いのでホントは一度も入ったことがない。でも水着を着て泳ぐことを強要された。平泳ぎ。空は高く、ぎらぎらした太陽が照りつけていて、泳げない僕を笑うみんなの声が水面に反射していた。となりには練習用のもうひとまわり小さなプールがあって、そこに友達と笑いあっている世界で一番好きだった女の子が見えた。すごくかわいい。足を浸して水に遊ばせながら、スイムキャップに後れ毛をしまいなおしている。僕はこっちに彼女が来ないといいなぁと思いながら、ぎこちない平泳ぎばかり練習している。

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眩しさに目がくらんでしまわぬように、夏の温度をちゃんと確かめる。
時間を圧縮した魔法の部屋で、足りなかった分とこれから足りなくなる分と。
今言えることは、ほんとに些細でわずかなことでしかないけど、
それだけは混じりけなく信じられるように、ちゃんと磨いてきたはずだよ。

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1998-08-23 0009

もてなす

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自称詩人チャイナドレスが家にやってきた。詩人は持参のビールを空けながら、新しいデモテープのチラシのコピーを考えていた。チャイナは大きく空いた背中に汗の玉を浮かべながら、僕の描きかけのイラストにちいさく手を加えていた。僕は指先ひとつで未来のレース場や、スキー場を駆け抜けた。


僕らはコトバを交わさなかった。母親がそれを見てせっかく家に来てもらったんだから(向かい合って)お話でもしたら?と言った。僕らは苦笑いした。好きなもの同士は同じ空間にいることでもう充分なんだ。そばにいるだけで会わなかった間のことなんかわかるし、これからお互いがどこに向かっていくかも感じていられるのだ。僕らはそれぞれの未来を向いていた。


もてなすっていうのは人それぞれだ。僕らはまたいつか3人で同じような時間を積み重ねるだろう。そんなことは約束しなくたってわかるし、その時同じくらい成長しているはずのお互いをまた感じ合うことだろう。信頼って言うのはそういうことだと思う。

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ぼくの電話は「現在、気持ちが届かないところにあります」と言われる場合があります。

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1998-08-21 0008

空を飛ぶ

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僕が主催する集まりのひとつに「夢実現委員会」と言うのがある。読んで字のごとく「夢」を「実現させる」為の委員会。まぁ会社の飲み仲間なんですが。


コンセプトはすごくはっきりしていて「誰もが一度考えたことがあって」「なおかつ実際に叶えた人を身近に見たことがない夢」を「本気で実現させちゃう」こと。ちなみに結成第一回目の企画は「ブタの丸焼き」だった。ブタを一匹鉄ぐしに刺して、焚き火の上でぐるぐる焼いた。23人もお客さんが集まって、それはそれは楽しい一日を過ごしたのでした。


で、そのあまりの成功ぶりに2回目がとどこおちゃったんだな。もう完璧な成功例ができあがっちゃったから、安易な企画が全然通らないの。ひょっとしたらこのまま解散かというムードが黙ってても感じられたね。


だけど今日になって次の企画がやっと軌道に乗り始めました。「気球に乗って空を飛ぶ」という夢。何度かの交渉の結果、ある団体から10月に乗せましょうという快い返事をもらったのです。うれしい! 忘れない夢は叶うもんだ。たくさん夢を見よう。


翼やエンジン音のしないもので空を飛ぶのはほんと長年の夢だったよ。しかも気球なら空や雲に手を伸ばすことだって出来るじゃないですか。高木ブーのかみなり様のかつらだって取れるかも。とにかく久々の野望に僕はうれしくて仕方がないのです。

CD「陽はまたのぼりくりかえす」ドラゴンアッシュ

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陽はまたのぼりくりかえす

陽はまたのぼりくりかえす

高校野球に出ている選手はおそらく高校生のはずなので、下手すると僕より10才近く年下ということになる。その感覚が未だにつかめない。スタジアムやテレビという晴れの舞台に立つ彼らは、観客席やテレビのこっち側でぐんにゃり寝そべっている僕よりずっとずっと輝いている。ひと夏のことかも知れないけど、大事な時間を生きているという充実感が伝わってきて、嫉妬深い僕はとても暖かい目なんかで見ることができないのだ。


最近興味があることをしている人や尊敬できる人も年下ばかりになってしまった。僕がもう心中を決め込んだ「スーパーカー」も19才だし、この「ドラゴンアッシュ」についてもそう。彼らはバンドを結成してまだ2年目で、デビュー当時は17才だった。17才。僕が何となくアトリエなんかに通い始めた時期に、彼らはもう自分のやりたいことを見つけ、表現し、それを普通の人にまで伝えるだけの力量があったってことになる。


もちろん若いだけはあって、音楽的な完成度やそこに描かれるメッセージには、あせりや迷いや矛盾が感じられる。でもそこにはそんなことはチャラにしておつりがくるほどの盲信や勢いや熱意が溢れている。そこがかっこいい。


ドラゴンアッシュに初めて出会ったのはテレビ番組「ファクトリー」の収録だった。今年デビューしたばかりのスーパーカーよりも先に演奏していたのだから、そうとう扱いは低かったんだと思う。でもそこでこの3人が作り上げた空間は目を見張るものだった。


僕はその時ドラゴンアッシュなんて名前ぐらいしか知らなかったし、まったくをもって思い入れもなかったのに、たった3曲の演奏で僕は完全にノックアウトされてしまった。司会が紹介を終え、ステージに降谷建志が現れただけで、そこに命が宿るように強い光が射した。ヒップホップのループのリズムに彼の生き生きしたギターが乗り、少なくとも3分の2はファンじゃないオーディエンスに向かってアジテートする。その言葉には音楽はみんなで体験して肌で感じるものだというやさしさが満ちている。みなぎる生命力と溢れ出す音とリズム。ライヴという一種の祭壇で、完全にシャーマンになって見せた降谷建志はその日多くの新しいファンを得たと思う。


その時の一曲目と三曲目に演奏されたのがこのマキシに(2.1)収められている。もう半年近く前に出したものだからか、あの日空から降りてきた神様は、残念ながらここにはほとんど感じられないけど、これからの彼らの成長と活躍を予想するには充分すぎる出来になっていると思う。

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たくさん気持ちを吹き込まないと、やさしくないカエル。ちぎれて飛んだ僕の分身。

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1998-08-20 0007

健康第一、ラヴ第二。

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好きな人がいると元気になるね。昔は好きな人に会いに行くために、命を削っているような時もあったね。でもなんか最近そういうことにがむしゃらになるほど、力が入らなくなってきた。「愛に生きる」とかゆうくせにね。


悩み事もここ何年か聞いてあげる一方。まぁ僕はそもそも悩みを人に言ったりしない人なんですけどね。深夜とかぶーんって電話が鳴って、それぞれの背負い込んだ想いをただ聞いてあげてるだけなのに、相手はすっきりして、なんかいつもの自分を取り戻せるらしい。ココロの健康。


動物的なラヴとかもだいぶどうでもいい。性欲が宇宙の中心みたいな頃があったような気がしたけどな。もうじじいも間近か? でも10代の恋ってほんとに恋だったのか?と疑いたくなるくらい、今のラヴとは質が違うね。


ちなみに10代の頃ははやくじじいにならないかなーと毎日のように思っていた。なんかやさしさとかより、体や、脳味噌でも動物的な部分が自分の感情や愛情にノイズを混ぜてる気がして、とてもそれがうっとおしかった。


で、その頃想像してた未来に僕は今いるわけだけど、いいね、かなりいい、素敵。単純に体力とか落ちたし、仕事で自分の時間がなくなるくらいがんじがらめになったり、学生の頃みたいに好きな人にも毎日会ったりできないけど、僕は今、いまだかつてない感じのラヴに満たされてるね。スピリチュアルで、奥行きのあるラヴ。別に「文通は清い!」とかの話しじゃないですよ。


お互いを取りまく社会の中で、お互いがより健康に生きてゆくための相棒と言った感じかなぁ。わがままとかも時々は言いたくなるし、言われるとかわいいなと思うこともあるけど、もう誰にも渡すもんかと首輪を付けるような真似をしたり(例えば毎日電話が日課とか)、ふたりだけの世界で延々閉じこもったりとかは、今気分じゃない。体とココロの健康があって、それを支えるラヴが周りにある感じ。幻想かも知れないし、激しく燃え上がったりもしないけど、炭火みたいにずっとやさしく暖かい気持ち。恋における永遠とかの幻想さえどうでもいい今日この頃だけど、今ここにある気持ちはものすごく気持ちいい。

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秘密の部屋で待ってた君はネガだった。
痛み、不安、インモラルな悲しみ。
そんなに怖がることないよ、
とっちらかってもおびえなくていいよ。
どれも全部君だって、言わなくたってわかってる。

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1998-08-18 0006

今週の第5位

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アトリエ時代の友人で、ギター弾きで自称詩人の現マッサージ師から深夜電話が。「デモテープを3種類作ったからレーベルのデザインをしてよ」。二つ返事でオーケーするも、その内容が気になる。「いつもの通りだよ。今度コンピレーションのCDにもなるんだ。あ、今、茨城ローカルのラジオでさ、デモテープトップテンみたいなのがあるんだけど、オレ今週5位だったんだよ」。すごいのかすごくないのか、いまいちわかんなかったけど、自分のつくったものが自分の知らないところまで届くのは気分がいいよな。自分の子供を見るようと言うより、いつか孫とか出来たときの感じなのかなと思う。一年ぶりに会う約束をしました。

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コトバじゃないコトバ、声のない声、形のないやさしさ。
少しずつ、少しずつ。
秘密の部屋を作るの、と彼女は言った。ふたりだけのね。
多分スピリチュアルで、とてもいやらしい部屋になるだろう。

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1998-08-17 0005

takanabe1998-08-17

変わらないこと。

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「変わんないねー」と昔からよく言われる。多分あんまりいくない意味だと思うけど、実際変わってない。写真なんかを見ても中学生ぐらいの時から顔の輪郭以外全く変わってない。強いてあげれば高校に入って眼鏡をかけたぐらい?


性格にしてもそう。25才はもうオトナじゃなきゃなぁと自分に言い聞かせながらも、欲しいものや信じているもの、気持ちのいいこと、悲しくて涙がでるようなことはほとんど全く変わってない。むしろ抱えた問題がそのままスケールアップして、日に日に純度を増してく気さえする。


その一方で子供の頃の初期衝動のようなものを抱えたまま目を輝きを失わない人達を見ると、胸が踊る。ブランキージェットシティとか、リュックベッソンとか。自分だけにしか見えない星をずっとずっと追い続けている気がする。周りがどう見ようとかまわないという姿勢、スピード。その姿がかっこいい。


とても彼らには遠く及ばない僕だけど、表現について、最近好き勝手にやるほど、好感色が得られることが多くなってきた。「らしさが出てるよ」なんて言われたりしてね。ひょっとしたらほめてないのかも知れないけど。


「変らなきゃ」とか、むやみにエステや習い事を始めるのも前向きのひとつとは言えるけど、志を変えていくよりは、自分をより自分らしく表す方法を工夫する方に力を入れたほうがいいのかもと思う今日この頃です。

「AVファミコン」任天堂

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4560円だった。すごい。


現在の日本のテレビゲーム産業がここから始まったことを思うと、その功績はホント掛け替えがない。だって子供の頃にファミコンがなかったら、僕が今の会社(ゲーム会社)に入るはずもなかったわけだし。


面接で確か僕はヴァーチャル・リアリティの話しをした。これからどんなに技術が進歩しようとも、ファミコンの頃感じていたリアリティはもう簡単には超えられないだろうと言う話し。今でこそハリウッド映画のように大作志向のマーケティング的なゲームや、コンピューターの描画能力、処理能力そのものの宣伝のようなソフトばかりになってしまったけど、ファミコンがもてはやされた頃は発売されるゲームがすべて新しい遊びの「発明」だった。


子供の玩具として精一杯コストダウンをしたために極限まで削られた色数と音源。そこで表現される世界は1600万色を超える現在のテレビゲームよりはるかにメーカーの「デザイン力」を強いた。そこからしか生まれることがなかった任天堂の「マリオ」というキャラクターの愛嬌は言うまでもない。あのキャラクターが当時の表現力を最大限に生かす為に、色数とドット数から逆算的に生まれたデザインという話しは有名だ。


僕は今でもゲームとは「アソビの仕組みそのものの発明」だと思っているし、そこ表される世界は「コトバの説明のいらない高度な記号」を模しているべきだと考えている。それらが一致して初めて「仮想世界」の「現実感」が生まれるわけだ。


ファミコン時代のソフトを十数年ぶりに取り出してみて感じるのは、そんな当たり前のことが出来てないソフトが現在あまりにも多いと言うこと。当時のハードの制約からは一方的に「発明」であり「記号」であるゲームしかつくれなかったことが、むしろ僕らにとっての幸運だったことが今、痛いほどよくわかる。


押し入れからよみがえったカセットは、まだとうぶん僕を眠らせてはくれそうにない。

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夏の子供達が封じ込めたストーリー。印画紙の上と、二人の中にと。

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1998-08-16 0004

takanabe1998-08-16

ナツヤスミの終わりについて

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僕のナツヤスミが今日で終わりです。サラリーマン的にはみんなそうなのかな。今年は梅雨明けもないそうで夏らしい夏じゃなかったけど、ナツヤスミの終わりはいつもちょっと悲しいね。夏には魔物がいて、それが僕をぐらぐらと翻弄したり、ほんのちょっぴり強気にしたりするもんですが、短いなりも今年の夏はよかったなぁ。掛け替えのない小さな魔法があったね。わりとたくさん。思い出すだけで何つうか、こう‥ あ、いや、教えてあげないけど。


もうずいぶん昔の話しだけど、フリッパーズギターという人たちがいてこんなことを唄ってたね。「ホントのこと知りたいだけなのに、ナツヤスミはもう終わり」。思い出してちょっと胸キュンな感じ。彼らはいつもどこにもない、いつかの夏を唄ってたような気がするね。

CD「SKY」ラヴォルタ

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シーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーのアイハと、シャカゾンビのツッチー(しりません)で作ったユニット、ラヴォルタのアルバム。この全然売る気のないインディーズ感覚丸出しなジャケットデザインとは裏腹に、甘えのない緊張感にみなぎるスーパーハードなアルバム。ドラムンベース以降のロックを問う、文句なしの大傑作。


ユニットという普段と違う血を入れているせいか、シーガルでやってるときより実験性は若干抑えられているものの、そこに程良いポップ感が生まれていて気持ちいい。ドラムのループもこの二人なら全然違った強さを持つし、ひずませたギターにもけして自己陶酔することなくジャストな意味を持たせることができる。


中でも衝撃なのは3曲目の「FAITH」。これ昔ヒットしたジョージ・マイケルの曲のカバーだよ? もうなんかブランキーがデビュー前にCMで「MY WAY」(シナトラ)をカバーしてたのとか思い出すような戦慄。矢野顕子ジャズピアノ版「すばらしい日々」(ユニコーン)とかね。もう存在そのものがアート。原曲と比べる意味がまるでない。どっちが作曲者だかわからないぐらいのものすごい存在感です。(ちなみに上記3曲とも僕はカバーの方を大絶賛する人ね。)この曲の為だけにこのアルバムを買いに行っても僕は充分価値があると思うね。


シーガルは一度だけテレビ収録のライブで見て、その圧倒的な演奏力と存在感に衝撃を受けた。ステージで轟音を鳴らすアイハは途方もなくかっこよくて、僕は彼女を見上げながら、このひとだけには嫌われたくないなぁと思った。自分の力だけでこれだけ硬質で揺るぎない世界を作り出せる表現者は、例えばコイビトに何を求めるのだろう。そんな変なことも考えた。


彼女の作る音には「レコードを売ってお金をもうける」という意識がない。ただ完璧に磨かれた音が燦然(さんぜん)と並んでいるのだ。その音を磨くために彼女はきっと誰よりも練習を惜しまないだろう。しかしその磨いた音をみんなに見て欲しがるような気持ちさえないのだ。それはほめられたがりでしようがない表現者の僕としては、おそるべき完璧さに感じられる。こんだけすごいのを聞いてしまうと、普段いかに自分が甘えや計算の中に生きているかを反省せずにはいられないのです。

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おはようから始まる一日。寝ぼけまなこで僕もおはよ。
顔は見えないけど、前よりずっとそばにいる感じ。

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takanabe1998-08-15

世界の終わりについて

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オープン記念、3日目です。最後のサービス過剰気味。変わってから初めて来た人、まだ多いんだろうね。急がないと置いてっちゃうよ?(すぐ追いつかれるけど)。


今日は「世界の終わり」について考えてみました。まぁ、世紀末だしね。2000年も近いしで、言っておきたいこと&ひとまとめにしときたいこともあるわけです。それではどうぞ。

映画「ディープインパクト」

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ディープ・インパクト [DVD]

ディープ・インパクト [DVD]

20世紀も終わり間近で、世紀末以外の何者でもない今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしですか。表現の分野ではここぞとばかりに終末感溢れる物語が大流行りです。「タイタニック」や「エヴァンゲリオン」はもちろん「アルマゲンドン」てな映画もあるそうですね。その中でも一番ストレートに地球の危機をテーマにした映画がこれ「ディープインパクト」ですよ。


後から別に述べるノストラダムスの関連があるかどうかはわかりませんが、これはある日空から巨大隕石が落ちて来るって話です。で、どうしよっかっていうのがこのお話の軸になるんだけど、核爆弾を積んだ宇宙船でその隕石を壊しに行くんだ。でも失敗するの。で、もう手がないよ、どうしようって世界中のみんなが動揺するんだけど、僕が感動したのは滅亡のシーンとかそういうことより、こっから先の登場人物の気の持ち方だよね。


もうあと10日ぐらいで隕石がぶつかって、どう避難しても2年間は地表に住めなさそうな感じってわかった人たちは、今まで自分たちを覆っていた個人レベルのいざこざをすべて許したり、自分を支えてきてくれたものや人に感謝したり、ほんとに愛している人に愛してるって全身全霊を掛けて言うし、自分が選んできた様々な人生上の選択を肯定するわけ。で、それは物語の悲劇さと相まってものすごく涙を誘うんだけど(つーか、僕も泣いたけど)大事なのはここで感動してただ泣くことじゃないんだ。


ここで語られる3つの気持ち「サンキュー」「アイラヴユー」そして「プライド」は、例え明日世界が終わらなくたって一番大事な気持ちに決まっているわけさ。映画を見てわんわん泣いて、よかったねで終わるべきじゃなくて、自分の日常に毎日に還元しなくちゃいけない大原則なんだ。これは明日がもうやってこないからみんなにやさしくなるんじゃなくて、今ここにある今日をやさしく生きれば、明日がいつなくなろうともきっと悔いなくだいじょぶじゃん、という論法です。


そこを軸にして映画を見るとものすごい完成されたものになっている。もう隕石がぶつかろうとぶつかるまいとホント全然関係ないわけ。津波を前にお父さんと娘が抱き合うだけで充分なわけ。未来のある赤ん坊を抱いて逃げるので充分なわけ。


だから、この物語が多少ご都合主義風に終わることに文句を言わずにいられないお客さん達はわかってないなぁと思った。そういう人はバンジージャンプでもスラム街の怖いとこ巡りでもなんでもしてくればいいのに。


僕はこの映画を見て、今日を生きる大事さを再確認したし、たくさんうれしかったよ。退屈だったのか、隣でいびきを掻いて熟睡してたどこかのコギャルが妙に象徴的だったけどね。

本「ノストラダムスの大予言 最終回答編」五島勉

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1973年の暮れなんだって、初刊が出たのは。センセーショナルだった。世界が終わるなんて信じられなかったし、信じられないからこそ知りたいと思ったよね。僕が読み始めたのは小学2年生の頃で、そこに描かれる地獄絵図になんかとりとめもないリアリティを感じていたんだ。他の人が描いた解説本も読んだけど、なかでも五島勉の書いたものは読み解き方に無理が少なくて説得力があった。


この本はその10巻目に当たる最新作で、なおかつ完結編らしい。だって予言に記される年号が西暦ならあと1年切っているわけですよ。予言っつーか、もう現在じゃん。すごいな。そんな日がホントにやってくるなんて夢にも思わなかった。


にやにやしながら「ちゃんと当たるかね、予言」と言うようなスタンスでいる人ほどこの本を読んで欲しいと思うのですが、この最終巻に描かれていることは実はたったひとつ「25年前に私が読み解いた未来をみんなは妄想だと笑ったけど、自然環境を中心とした現在の異常は私の警告に限りなく近づいているじゃないか」ということなんです。


1999年の7の月に空から降って来るであろう「恐怖の大王」には73年当時、核戦争説が一番有力だったはずなのに、五島勉だけが複合汚染や強力紫外線説を唱えていたんだよね。インドあたりの核実験とか、ダイオキシン環境ホルモンオゾンホールを見てもそのどれにも当てはまる気がするけど、やっぱりすごいのは高度経済成長のさなかに「公害でやばくなるって!」と言い切っていた五島勉の先見の明だよ。これだけはホント否定できない。それは何百回も版を重ねた初刊をぜひみんなに読み直して欲しいくらい。


これってつまり「ノストラダムス」は触媒でしかなくて、むしろ五島勉予言書だったって方が正しい。解釈が無限であるとされる四行詩から、これだけ的確な未来予測をしたんだもん。なんでもっと評価されないんだろう。不思議でしょうがないよ。


誰が何を信じるかって言うのはこの際問題じゃないよね。宗教も関係ないし、予言が当たるかどうかにも僕はほとんど興味がない。そしてわりとふつうに2000年もやってくるだろうことも個人的に信じてる。でも「予言」とかいうキーワードだけに反応して、ほとんどの人が未来を真剣に考える人のメッセージが25年経っても受け入れられなかったっていうのはなかなか悲しいことだと思うよ。


誰が何を信じ、何を触媒にしようとも、そこからちゃんと前向きなメッセージや建設的な発想が生まれるなら、ハルマゲドンだってそう捨てたもんじゃないよなと思うのです。

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とおくてちかくてかなしくてうれしくてながくてみじかくてつめたくてもいつもちょっぴりあたたかい。

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1998-08-14 0002

takanabe1998-08-14

ノンデザイン

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オープン記念、2日目です。サービス過剰気味。記事たくさん書いたよ。いきなり表紙まで変えてみました。もうね、これからはノンデザインですよ。意味なし、根拠なし、ムードありってとこを目指す。だってもうすぐ2000年だよ? な。君も僕も。


それはそうと、今日雨上がりの坂道を自転車で下っていたら、信用金庫の前に店長っぽい人が息を切らせて立っていて、その手にはよく使い込んだ木刀とピンクのゴムボールが握られていた。それまで一体どんなことが起こっていたのか、興味津々でした。

漫画「TOKYO TRIBE 2」井上三太

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帯にね「これは面白い!!」って書いてあんの。反則だよな。


井上三太はまだいくつかしか読んだことがなくて、「隣人13号」とか、すごく心に残るけど気分が悪いなぁと否定的だったんですが、これはいいね、かなりいいです。


シヴヤ、シンヂュク、ブクロ、ムサシノクニという、実際の東京とはちょっとだけズレた世界に生きる「トライブ」(族)達の終わりなき抗争というお話。テーマ自体は「友情」とか「仲間」とかそういう割とコンテンポラリーなところで攻めてるにもかかわらず、独特の節回しやコマ割で最後まで息つく暇もなく、盛り上げてくれます。


家出少女を囲う風俗店や、街の惨事を見て見ぬ振りをする警察官や、今は敵(かたき)の大親友とか、裏で手を引くやくざとか、もうベタな要素でめいっぱいのはずなのに、そこに嫌みを感じさせないのは殺人なんかを含むすべての事象が並列で、その世界を泳ぐ主人公達の行動の中にちゃんと意志が感じられるからなのかな。

マニマニ夢日記

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僕はDA PUMPのメンバーで、どこかのビルの屋上でテレビの収録を受けている。できないはずのバク宙とか大サービス。でも他のメンバーとは仲良くない。撮影の合間を縫って、階下をのぞいていると、ゆったりした紺色のワンピースを着た(妊婦のような)深津絵里が階段を歩いていて、子供の手を引いていた。ボーズの子供らしい。気づいてしまった僕のせいで、わっと群がるワイドショー連中にちょっと閉口してる。僕は責任を感じる部分もあって助けに行こうと階下に急ぐのだけど、髪の毛がもじゃもじゃの占い婆みたいのがぷんぷんしてて、僕にテーブルの上の灰皿とか紙コップとか片づけろとうるさい。

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新しい景色、初めての景色。恋の始まりにはたくさんの奇跡が咲き乱れる。怖がらずに前だけを向いていればいいよ。今の僕らは無敵なんだから。

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1998-08-13 0001

takanabe1998-08-13

再スタートのコトバ。

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改めましてこんにちわ。今日からリニューアルオープンしたホームページにようこそ。久しぶりに来てびっくりしちゃった人は、ごめんなさいね。一身上の都合で今までの記事は全部放り投げてしまいました。


新しいページになって、安ーいティッシュみたいな感じにしてみました。がっくりですね。でも内容は今までの2割増しぐらいで暴走します。特にラヴ度と妄想度に関しては飛躍的なアップ。誰にもわかんなくても、僕が今書きたいことだけを書きます。興味がある人だけついてくればいいやというこの投げやりでしかも最高速な姿勢を貫くためには、この情けないデザインがどうしても必要だったのね。いや、嘘ですけど。


このページは鮮度が命ってことで、ひとつき前以上の記事はどんどん捨ててこうと思ってます。リンクとかに関しても同様ね。だから容量とかもそんなに気にしないで、フットワーク軽めでいけるんじゃないかと未来の自分にちょっと期待。絵とかやっぱりでかい方がいいよね? 僕はそう思うんだけど。


と言うわけで今日から再スタートです。オープン記念にたくさん記事を書いてみました。楽しんでもらえるとうれしいです。それでは最後にもう一度ご挨拶を。


改めましてこんにちわ、僕がタカナベヒロユキです。これから始まるホームページラヴフール」をどうぞよろしくお願いします。

「ダブルキャスト」(プレイステーション用ゲームソフト)

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久々のゲームレビューですよ。緊張すんなぁ。


えーと、98年現在、ゲームの進歩の仕方には今二つの大きな勢力があって、ひとつはスクウェアの「ファイナルファンタジー7」に見るような、超ハイテク紙芝居路線と、任天堂の「スーパーマリオ64」や「007」に見るようなゲームの仕組みそのものを深化してく路線という風に分けられるんじゃないかと思います。そこへ別次元からすんなりと程良いバランスで切り込んできたのが、ソニー・コンピューター・エンターテイメントの「パラッパラッパー」や「IQ」なんかに見る、ゲームそのものの仕組みはけして新しくないけど、演出力にテクノロジーを使って昔ながらのゲームの面白さそのものを思い出そうと言った路線。そうだよねー、いくらゲーム機が優秀になったって、むやみに絵がきれいなだけとか、誰もついてこれないくらい複雑なゲームとかは誰も欲しくないもんな。


そこでその一大勢力である「超ハイテク紙芝居」の路線をソニーが逆手にとって生まれたのがこの「やるドラ」シリーズですよ。ディスクを入れるとアニメビデオよろしく1時間半もののドラマが始まるわけ。それを見るのが動作のほとんどなんだけど、とてもCDロムとは思えないストレスのなさはほんと圧巻です。待ち時間いっさいなし。偉い! 寝っころがってリモコン片手にテレビを見るのと同じ姿勢で、ゲームがさくさく楽しめます。こりゃ幸せだわ。どきどきシーンではコントローラー震えまくるし、ストーリーも程々にエッチだったりとサービスも満点。こんなのが4800円で買えちゃうってのはやっぱりプレイステーションの強みだよね。ライトユーザーの味方って感じ。コンビニとかでソフトを手に取る人の気持ちも分かるってものよ。ゲームとしての奥行きのなさは否めないけど、こうしたソニーの脳味噌の柔らかさには、なかなかどうしてかなわないもんですよ。ぜひ見習いましょう。

「ポケモンスタジアム」(ニンテンドウ64用ゲームソフト)

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で、次が僕の20世紀中はナンバーワンと決めたコイビト、ニンテンドウ64の新作「ポケモンスタジアム」です。ぱちぱちぱち。まぁ「ポケモン」自体、僕は去年の終わり頃にやり始めたので、レベル38位でそんなに進んでないんですけど、こんな風にゲームとゲームが内容を共有して行ったり来たり出来るっているのは、やっぱりゲームを家庭に持ち込んだ老舗としての貫禄っつーか、すごさだよね。テレビゲームの未来を一番真剣に考えている会社という気がします。ホントはドラクエロクヨンDDで作りたかった堀井氏の気持ちもわかるってもんですよ。


本来「ポケモン」自体通信ケーブルで対戦はできるので、「ポケモン」が指相撲だとすると、この「ポケモンスタジアム」はそのリングになっているプラスチックのオモチャのような関係にあるわけですが、6800円もするこの特設リングがなかなかどうしておもしろい! 小学生がどういう気持ちで「ポケモン」をやっているのかわかってないと、こういう商品は生まれようがないよ。というのもこの「ポケモンスタジアム」自体は信じられないほど空っぽの中身のないゲームで、みんなの遊び方や感情移入そのものにゆだねてしまうことに徹底しているからです。誤解がないようもう少し補足しますけど、このゲームの醍醐味はもちろん今まで苦楽をともにしてきたマイ・ポケモン達を、ポリゴンという晴れの舞台で戦わせる事ができる点です。つまりキャラクターの愛着があって初めて成立する喜びなわけ。白黒のドットで見慣れたあの技も、超ドハデな演出に変わって実況付きで繰り出されるわけ。ピカチュウとかかわいいぜ、ホントに。自分で名前を付けているポケモンなら初期設定より微妙に色が変わって登場したりもするんだよ。なんか自分の子供が幼稚園の演劇に出ているのを見守るような緊張や興奮があるね。一応このソフトだけでも自己完結できるよう「レンタルポケモン」なんて仕組みもあるけど、ナンセンスだよ。おもしろいはずがないもん。むしろ必要なのそのはどきどき出来る気持ちを共有できる友達(ポケモン・トレーナー)の方。夏休みの子供にはかなわないけど、僕も戦いに混ぜて欲しいもんです。きっと夏の夜の終わりなき戦いが全国で繰り広げられていることだろう。僕も鍛えておきたいね。なんと言っても友達いなさすぎが悲しいとこですが。

2000年ラヴ計画日報

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それは2000年から始まるかも知れない恋の物語。その日がやってくるのかは神のみぞ知る。だからこれからここに描かれる数々のシーンは、そこに辿り着くまでの長すぎるプロローグということになります。

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