ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

1998-10-28 0044

シーガルのライブ

|  シーガルのライブ を含むブックマーク



10月26日に渋谷のクラブクアトロで行われたシーガル・スクリーミング・キス・ハー・キス・ハーのライブに行ってきました。最前列、ど真ん中。ダイブの連中に頭を何度も蹴られながら、眼鏡もひんまがったりしたけど、なんとか生きて帰って来れたよ。とにかくすんごいライブだった。


シーガルのことを話そうとすると、Vo.&G.の日暮愛葉の放つ圧倒的な優位性のことばかりになってしまう。SMのような種類のコミュニケーション。0対100の「与えられる」←→「与える」っていう絶対的な構図。そんでそういう中でしか生まれない特殊な緊張感とそれに伴う強い快感。


今回もその認識を深めたのが一番だったな。シーガルのメンバーってステージに上がっても全然笑わない。例えば、お客に向かって「ありがとう」なんて絶対言わない。小休止も兼ねて、ほどよくMCで盛り上げたりすることがあっても「ま、和やかなトークもここまでっちゅうことや」なんて、話題を途中で切り上げたりして、わざと僕らを置いてけぼりにしたりする。でもそんな意地悪な人たちについていきたくて仕方がなくなる。彼女たちの作るグルーヴにはまったくをもって甘えがない。完璧な快感が常に約束されてる。そこに用意されているごちそうに向かって「わー」って群がって行くと「お前らと同じ地面に立ってるなんて思ってくれるなよな」みたいな態度で突き返される。「あんた達が気持ちいいのはこれだろ? これが欲しいんだろ?」そして崖から突き落とされる。真っ白いミニのワンピースと針のようにとがった金色のピンヒールの先で。そしてうなりをあげるのはたくさんのバラの描かれた真っ赤なファズギター。仁王立ちの彼女を舐めるきらめく虹色のライトワーク。これがSMじゃなきゃなんだってんだ。僕は瞬きもできずに冷たく固いフェンス越しの愛葉にただただ手を伸ばす。


アルバムを聴くと、案外スタジオミュージシャンなんじゃないかと思う部分もある。音響芸術的な緊張感は一見すると生演奏で再現不可能だ。でも違った。大傑作アルバム「17」の曲は無理なアレンジのひとつもなく、そこでおんなじように「演奏」されていた。機械のようなベースとリズムのループも、即興や、多重録音にしか思えなかったギターの「ハウリング」や「ノイズ」まで。気を許していい場所なんてホント針の先ほどもない。もう感動はもちろん恐怖も通り越して鳥肌さえ立たない。日々の怠惰な自分を「許して」って跪きたくなるような、強さ、美しさ、気高さ。


「表現」というのは「コミュニケーション」のひとつで、僕のとっては愛のカタチだったりすんだけど、突き放して突き放して、それでもやっぱり完璧な快感を約束してくれる愛葉の表現なんて、きっと誰にも真似ができないし、誰よりも自分に厳しく生きてるひとの証だと思う。

|  を含むブックマーク



初めて会ったとき、とても懐かしかった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981028

1998-10-25 0043

takanabe1998-10-25

チラシ

|  チラシ を含むブックマーク



先日に引き続き、2作目のテープラベルをつくったよ。それとその告知用のチラシ。詩人のツカモト君が発表するデモテープのために作ったモノです。左のイラスト部分は切り絵職人のミヤジマ君にお願いしました。クレヨンです。いいね、アナログ。ツカモト君の狙い通り、ちょい怖目でなおかつ詩的な感じになったんじゃないかな。アングラっぽい未整理感がその筋の人たちの琴線をくすぐることができればなと思います。


マニマニ夢日記

|  マニマニ夢日記 を含むブックマーク



パフィー


六本木WAVEにいた。でも記憶の産物なので内装や設計とか超適当。一階の奥が一段下がってて、なんかわーわー言う声が聞こえたので何気なく見るとパフィーの二人。予想に反してむちゃくちゃ背がでかい。二人とも180くらい? うそー!


とりまきはわーわー言うばかりで近づこうとしない。僕は上の階に行きたくてそこをかき分けてエレベーターに乗ると、期せずしてパフィーと僕だけに。特に興味はないが、適当な世間話をして上につくのを待つ。


由美ちゃんの方がなんかすごい乗り気でやたら僕にかまってくる。これからラジオの公開録音だけど、それが終わるまで待っててくれるよね?とかそんな感じ。僕は亜美ちゃんの方が好みなんだよなぁとか思いつつ、なぁなぁな返事。ちーん、と音がしてそそくさ降りていくと、由美ちゃんは怒って僕の手をつかむ。僕は目の端に待ち合わせのピカチュウを感じながら、何故か強引なチュウに呆然。その桂正和的シチュエーションにどうしたらいいかわからなくて、頭がカーッと熱くなった。

|  を含むブックマーク



透き通る。想いだけがここに残る。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981025

1998-10-22 0042

takanabe1998-10-22

ようこそ。

|  ようこそ。 を含むブックマーク



また更新までに間が空いちゃいました。ごめんね。もう忙しさピークです。来週いっぱいぐらいで、2月から続けてた仕事が、全部まとまって僕の中からアウトプットされるはず。僕の新作が見れるその日まで、あと4ヶ月あまり? 要するに今佳境です。


そんな忙しい中でも、ネットの世界の僕はゆらりとそこにいて、僕が仕事に追われている間にも新しくもすばらしい出会いを導いてくれたりするから、大したモンです。


何が言いたいかっていうと昨日、掲示板に来てくれたヨシカさんね。彼女の作品に心を打たれました。なんか僕も美大生だった頃があったりして、あごに手をやりながら目を細めて美術展を眺めたりしたこともあったもんですが、変な批評眼ばかりが肥えてしまい、なんかこれって違うよなぁと自分自身を見つめ直す日々が続いてました。僕はものつくりの人なので、人にとやかく言う暇よりは新しいモノをどんどんつくって「見て見てー!」ってやって、例え「んー、ちょっと違うよね」とか言われても、懲りずに「今度はどう?」とかって手変え品変えて努力しなくちゃいけないはずなんだよね。で、仕事上ではそういうとこを鍛える場としてもがんばってますけど、修行ゾーンじゃない部分の「usual」な自分の表現とかがなかなかすっと出てこなくて、最近の長い文を見てもわかるように大変混乱している時間が続いてんだわね。


でもヨシカさんの作品を見たら、なんかもっと楽にすればいいよな、と思えた。楽にするって言うのはもちろん手を抜くとか、適当に生きるってことじゃなくて。(実際、彼女の作品はとても完成されてる)。大好きなコイビトや、日々の光や、今までの自分とか、ミルクティや音楽に囲まれて、そこから出てきたモノを自然にちゃんと受け止めていこうと思った。mustではない感じで。オールオッケな感じでね。基本中の超基本ですが。


僕はヨシカさんのことをほとんど全く知らないし、たまたまどこかでどうにかつながった変な瞬間があったってだけのことかも知れないけど、たった数枚の彼女の作品写真達は、あまりに雄弁に僕を励ましてくれたし、とてもハッピーな気持ちにさせてくれたのでした。やさしさとホントの幸せを知っている人の表現だなと言う部分ではちょっぴり嫉妬もあった。きっとヨシカさんはのんびりしたやさしい人だろう。エプロンとか汚いジーンズとかで、真っ赤な顔してガラスを吹いたりね。これからもすばらしい作品を作り続けて下さい。ありがとう。応援してます。

iMac礼賛

|  iMac礼賛 を含むブックマーク



今更と言っちゃ、今更ですがiMacですよ。モノやお金に執着のないピカチュウが何故か目をらんらんと輝かせて衝動買いしてしまったという、みどりろで透き通ったあのおにぎり。っつーか、なんかもう世界中でそういう状態らしいじゃないですか。パソコンなんか昨日まで見向きもしなかった人が、うれしそうにメモリ増設までして(意味わかってんのか?)あのおにぎりの納品を待ってるのね。たったひとつの製品でアップルが持ち直したりしたらうれしいなぁとか思います。


1998年秋の現在、パソコンって言うのは生活や仕事上必要な人にはもう行き渡った時代なんじゃないかと僕は考えています。それってもう、ある大きな転機を待たないと市場的には飽和ってことなんですが「今までなくても生きてこれたし」「何に使うのかよく用途がわからないし」「すぐ壊れるって聞くし」「とにかくいろいろめんどくさそうな」機械をさらに売るためには、今まで興味がなかった人を引き込むのが一番いいよね。でもそういう人達に「クロック数が格段にアップ」とか「メモリの拡張スロットが8本もある」とかって言っても、全然ピンとこない上に難しそうでめんどくさそうな印象の上塗りなので、そこでアップルの創立者であるとこのスティーヴ・ジョブスは考えた訳よ。「今までのと全然違う見た目にしよう!」。


iMacのデザインのことを言ってる話しなんかを見ると、なんかかわいい雑貨やインテリアを扱う文脈で語られたモノが多いけど、その前にこの商品の持つ「今までのパソコンと全く異なるものとわかる印」って言う使命から語られているモノは全然ないね。「何でスケルトン?」とか「なんで丸いの?」とか、そういう視点からすれば、すっきりとわかるじゃんな。今のがそうじゃないからだよ。そんだけ。パソコンに興味のなかった人達からすれば、そういう「あ、なんか違う!」ってムードがまず必要だったんだよね。で、ピカチュウでさえその魔法にはめろめろ来ちゃったわけだ。


そんでもって実際に触れてみたよ。確かにかわいい。ピカチュウは葉山の別荘で普段は優雅に暮らしているんだけど、そこの古ぼけた薄暗い建物の中、それもちゃぶ台の上にちょこんと座った「あいつ」を見るのは、なんか生まれたばかりの子猫とかを見るみたいで、知らぬ間に顔がほころぶね。お尻までちゃんとデザインされてるから、部屋の真ん中に置くと空間を取り込んでものすごく収まりがいい。生活のおへそって言った具合に部屋の中心がとてもよく似合う。


ただ造形的に美しいかというとそれは全然別の話だね。美しくはない、でも他のどれとも違ってて魅力的。500メートル離れたって、他のパソコンとは充分に区別つきます。道具としてはあのまん丸マウスは、とっさにつかんだ時、どこが前かわからないので、ポインタが思いも寄らぬ方向に動いたりします。そこはちょっと減点。


でも商品として、本体、モニター、モデム、スピーカー、CDロムプレーヤー全てをワンパッケージにして、コンセントがひとつとかはむちゃくちゃ美しい。そのコンセントもちゃんとスケルトンだったりするしね。電話線もちゃんと揃えて欲しかったけど、プチっと挿してから2分後には、電話線が外の世界に繋がってたね。これまた美しい。フロッピーもなくてちっとも困らないし。


ただ性能はオーバースペック過ぎかなぁ。半分のクロック数で、ハードディスクも2G以下でいいから、10万か12万ぐらいにして欲しい。この設定は中学生がナツヤスミ死ぬ気でバイトして、何とかなりそうな額って意味ね。それができたら、もう百点は間近って感じだな。


デザインというのはいつの時代もそのものの使命をきらりと輝かすための魔法であり、それが普通の生活を送っている人達の感覚にポーンと届くような表現にまで昇華できるのは、ホント理想だ。iMacはこんな不景気の時代に、性能じゃない部分で魔法がちゃんときらめいたとてもいいデザインだと思う。

|  を含むブックマーク



言葉も絶え絶え。かすれてても聞いてたいのに。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981022

1998-10-19 0041

takanabe1998-10-19

テープのラベル

|  テープのラベル を含むブックマーク



ホントはしばらく更新しない予定だったんだけど、作りかけのモノなどちょっと公開。


前に言っていたプロの詩人ツカモト君から頼まれた自主制作のデモテープのラベルデザイン。聞いてみると、テクノポップやフォークなどの、誰にでも取っつきやすいいい感じに古く暖かい手触りなのに、何故か「君が代」とかまで入っている不思議な構成。タイトルもなんでかこんなだし、コピーに至っては「人生のすばらしさを思い知る日がきっと来る。嫌と言うほどに」だそう。


せっかくいい曲でほんわか和める感じなのに、どうしてこうなのよっていう戸惑いや疑問をそのまま出したような感じにデザインにしてみたね。「メッセージ性が強そうに見えて、なおかつポップ」って言う矛盾感がテーマ。タカナベらしくないテイストですね。もっとやさしいのがやりたいなぁ。


中身の素敵さは保証付きなので、興味がある方はご一報を。きっとトモダチ価格(テープ代とか)で分けてくれるでしょう。以下は詞の内容。(これは2巻目の曲)。

「さよなら、僕の体」


雨が降る 体が濡れる
雨が降って でもそれは
僕の体じゃ なくなってる
信じていたはずなのに
少しも少しも冷たくない
夜が来る 植物をそっと震わせ
さよなら 僕の体
さよなら さよなら

|  を含むブックマーク



秘密めいた声で笑った。
僕じゃない誰かを待ってた。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981019

1998-10-16 0040

takanabe1998-10-16

本「ゲームクラッシュ秋号(付録CD) 」

|  本「ゲームクラッシュ秋号(付録CD) 」を含むブックマーク



溢れるほどのいろんなものから好きなものだけをチョイスして組み合わせることが出来る時代、あるいは組み合わせ方そのものまでが「表現」のひとつとされる時代、ものを生み出すデザイナーよりも、在りもの素材を切ったり貼ったり加工したりするエディトリアル的な才能が必要とされているきらいがありますが、それだけじゃないこともまた事実です。様々なツールの進化により、誰にだってそれらしい見栄えの幕の内弁当は出来ちゃったりする分、ときどきにしか出会えない愛のこもったおにぎりは、昔よりずっと価値が上がってきたように感じられます。


最近、気がつくのはそういうおいしいおにぎりの魅力で、音楽にしろグラフィックにしろ、新しいハイテク機械にしろ、用途やシーンが明解で、込められたメッセージは骨太なのに、装飾が極端に少ないスリム(単純に安かったり)な表現がお気に入りです。例えて言えば、くすぐるような文字で「好き」って書いてあるだけのラブレターみたいな感じかなぁ。


僕にとって表現は「快楽」に繋がるひとつの愛のカタチなので、見たり感じたりするときにやっぱり単純に気持ちよくない奴は嫌いです。例えば映画を見るのでも「痛いの」「怖いの」「グロテスクなの」「後ろ向きなの」はかなりの確率で選外。お金払ってわざわざ気分悪くなりたくないからってだけなんだけど。


ビデオゲームはそう言った意味からすると「快楽」をあらかじめ前提にしている部分が多くていいね。みんなのポケットの中の、たった100円か200円を入れてもらうためだけに、大のオトナが束になって1年とか費やした知恵を、3分間にぎゅっと凝縮してつぎ込んで出来てるわけだから、気持ちよくさせないはずがない(はず)です。


迫り来る無数の敵機をたった一機の戦闘機でけちらしたり、普段はできないような身のこなしで強そうな格闘家をノックアウトしたり、はたまた自転車のペダルを漕いで自由に空を飛んで見せたり。


その中でも「音」は快楽に向けてのベクトルに特に重要だね。味気ないCGに人間的な感情の息吹を吹き込むのは、ドキドキするような効果音やテーマ曲の占める割合が多いはず。今でこそ容量が大きくなって、オーケストラや生声のコーラスだって入れられるようになりましたけど、ファミコン時代は効果音も含めて同時に3種類の音しか鳴らせなかったんで、そこに注がれる作曲家たちの知恵って言うのはホントにすばらしいものだった。おにぎりの究極を見せられている感じがした。米と塩と梅干しと海苔だけでこんなに感動できていいのか?って思えた。自分を疑いながら繰り返し何度も吟味したし、そういう種類の感動が自分はやっぱり好きなんだなと確認できました。


この本は付録としてファミコン時代のゲーム音楽が7曲も入ったCDがついていて、当時モノラルだった音もさりげなくステレオ化してあったりする部分はあるにせよ、おにぎりがいかにシンプルで骨太な料理であることを知らしめてくれます。仮にノスタルジーを抜きにしても、ここから溢れ出す音の粒は、世界レベルの記号表現としての「楽しさ」(大きな○の中に・を二つと-を書けば誰でも顔と認識するような)を感じられることでしょう。「スーパーマリオ」の今なお健在な名曲ぶりはもちろんことながら、「ゼルダの伝説」の荘厳さ、「スーパーマリオ3」のタヌキマリオを想像させる遊び心いっぱいなアレンジ。例えそのゲームを知らない人が聴いたって、この曲のついたゲームがつまらないはずがないとうならせるような珠玉の音源ぞろいです。強いて例えると「10才も年下の子にされるしどろもどろな告白」(しかも朝のホームとかで)とか、「バーチャファイター」(最初のカクカクしたやつ)を初めて見たときのような、懐かしさとうれしさと素朴な強さで、なんか見ているこっちが勇気がわいてくるような感じ?


ゲームに限らずこれからあらゆる面で大容量化、処理の高速化が進んでゆき、作り手の頭の中にあるものをそのままストレス無しに外で再現できる時代が確実にやって来るでしょう。そうしたなかで生まれる「矛盾」も「不都合」も内包したまま存在する新しい世界が、今世の中にない種類の感動や感慨を生むことは間違いないにしても、その一方でおにぎりの重要さの価値を見失わないようにしておきたいものです。そんな時代の今だからこそ僕はおにぎり側の表現者であり続けたいし、そういう場所をいつかどこかにつくれれたらいいよなと思うのです。

|  を含むブックマーク



かさかさを潤してよ。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981016

1998-10-14 0039

1周年

|  1周年を含むブックマーク



すっかり忘れてました。僕が生まれて初めてホームページ作ってから、おとといでちょうど1周年でした。カウント数を365日で割ったら、日にだいたい36人前後でしたね。そのうち何人かは僕本人だと思うけど、実にたくさんの人に来ていただいたんだなぁと感激した次第であります。どうもありがとう。


まぁ、ほめられたり、笑われたり、けなされたり、喜ばれたり、怒られたり、泣かれたり、泣かされたり、と充実した一年でしたね。とにかく家と会社の往復だけじゃ出会えなかった大事な人達に会えたことが一番うれしかった。その人達のくれたコトバや気持ちがなかったら、もうどうにかなってた日もあったくらい。ほんと感謝してます。


僕自身、インターネットは「出会い偶発装置」だと思いこんでいる節があるんで、これからも適度に出しゃばりながらいろんな人に会っていきたいですね。「気球」だって、そうやって乗れたわけだし。 時々は誰かに注意されることもあるかもしんないけど、前向きに真摯に生きていきたいと思います。これからもどうぞよろしく。

CD「ゴシックリング」トライセラトップス

|  CD「ゴシックリング」トライセラトップス を含むブックマーク

GOTHIC RING

GOTHIC RING

「リアリティ」と口に出して言う時、固定観念や誰かの創造物から抽出した独自の理想形を指している場合が多い。例えば、映画に「雪男」が出てきてそれがピンク色の着ぐるみだったりすると、全く「リアリティ」が無いなんて怒ったりする。本物の「雪男」に会ったこともないくせに。


恋愛に関しても、実際そういう経験はしてないはずなのに「そうあるべき」「きっとみんなそうだろう」「これはやっておかなきゃ」的な、悪いリアリティが世の中には当たり前のように溢れていて、その中の共通の無意識をうまく吸い上げたり、程良く裏切ったりして人気のドラマなんかは作られています。


中でも指輪にはそういうリアル幻想がつきまとうには充分すぎるくらいの重さがあります。付き合って間もないコイビトや、忘れられないあの娘の大事な日に何か小さな贈り物をしたいと思って、頭の中に「指輪」が選択肢のひとつとしてあがるのは、男の子としてそんなに珍しいことじゃないです。僕の場合は憶病なんで毎回候補から外してますけど、屋台のオモチャの指輪とかをあげたりもらったりして、にへらにへら一日を過ごすのも時には楽しいものです。


トライセラトップスの新しいシングルは、そんな10代の指輪に対するまだ未成熟な「リアリティ」を唄っていて、僕はなんだか昔の自分を思い出したりしたのでした。以前「重さの象徴・グレイプバイン」とともに紹介したときには「彼らの底抜けな軽さと明るさはきっとローティーンの女の子にたくさんの誤解を招いているだろう」という話しをしましたが、今回はその誤解を程良く壊す、トライセラ初の重めのアレンジです。打ち込みのリズムから始まり低くギターが被さるイントロとか結構ドキドキもの。コイビトに初めて買ってあげる指輪を前に「この指輪があるからって、君は僕のモノになんかなったりしないけど、僕がいないときも、この指輪を見て僕を思い出してよね」みたいな、青臭くも素敵な世界が広がっています。これが単にいつものさわやかな音の上に乗っていたら、ただの歌謡曲だけど、指輪プレゼント以降に待っているであろう未来の数々の荒波も、かすかに予感しつつ今を迷う男の子の気持ちが、青く澄んでいて広いんだけどどこか夏より痛々しい秋の空のように、簡単には飛び立たせてくれない地面の重力を引きずっているのです。その引きずられる想いそのものが、僕には「リアリティ」と感じられるねという話しを今回はしたかったんだ。


「儚くも美しい幻想(理想形)を信じようとする自分」と「幻想はどこまで行ってもやっぱり幻想だろうと思う現実世界の自分」。あるいは「素敵で鮮やかな未来のリアリティと同じくらいに、重くのしかかってくる様々な日常的ファクター」。この曲のタイトルの「ゴシック」っていうのはそういう「夢想から現実世界のへ引き戻そうと作用するオトナ世界の重力」を表すひとつの象徴なんじゃないかと思うわけです。


信じられるのは常に胸にあるこの気持ちだけで、それは取り出したり、数字で計ったり、誰かと比べたりは出来ないんだけど、そこを乗り越えられずに「指輪」の象徴性の前で揺らいでしまう自分がこの歌の中にはいるね。コイビトに指輪をあげることで、二人の何かがが昨日と変わったりはしないけど、対象(指輪)やはっきりした契約(約束)がなくとも、そこに込める気持ちを自分でしっかり定着させることが出来るまでのひとつのプロセスだったのかなと、25才の僕は今、思います。でもときどきは「好き」って言ってもらいたいって気持ちも素直にあったりすんだけどね。

|  を含むブックマーク



好きはいろいろ。
いろいろは好きずき。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981014

1998-10-12 0038

トロッコ

|  トロッコを含むブックマーク



やぁ、どうも。最近、更新が毎日じゃなくなってすみませんね。みなさんお元気ですか?


タカナベ的には相変わらず人と会ってない日々が続いています。10月いっぱいまでは今の仕事がどうにも終わらなそうなので、それ以降は絶対はっちゃけてやると言ったとこですかね。人生上、今年の内に決めておきたい選択肢がいくつかあるんで、11月からはそれをひとつずつ試します。試したことはきっと来年からの「かっこいい僕」としてちゃんと反映されると思うので楽しみにしててくださいね。


あとはあれだ。夢実現委員会! 次の企画が早くも動き出してますよ。調子づいてますね。いいことです。今度の企画はまだイメージ先行なんですけど「トロッコで行く、廃線列車の旅」ってことになりそうです。関東には案外、映画の撮影にも使えそうな「今は使っていない線路」がたくさんあって、そこで自作のトロッコなど、のどかに走らせてみてはいかがなもんだろう、という企画。そのまま古い駅舎や廃校にお泊まりってのもいいよね。


20台半ばの「スタンド・バイ・ミー」なんていうかなり厳しめなイメージはさておき、実現できたらいいなぁと思っています。

湯川専務のこれから。

|  湯川専務のこれから。 を含むブックマーク



11月27日に出るんだそうです。セガの新しいテレビゲーム機。あともう2ヶ月ないね。今度はなんと128ビット機。ファミコンの4倍えらいのか? あの四角くて真ん中に赤いなるとのついたやつです。


で、今回のお話はセガのことだけじゃなくて、この冬から来春、夏休みぐらいまでにかけてのげいむ業界の話ね。あ、ちなみに会社は全然関係ないんでオフレコです。つーか、単に趣味?


僕は自分の人生上、げいむ業界にもうちょっといたい感じなので、今、そういう世界の動向にすごく興味があります。例えば98年秋現在、ソニーコンピューターエンターテイメント社のプレイステーションが、全世界で4000万台のシェアを持っていて、それに任天堂ニンテンドウ64が、アメリカ市場でぎりぎり対等の立場に並んでいるといった具合ですが、国内ではご存じの通りソニーの一人勝ちです。そのなかでセガは32ビット機市場では特に負け組として数えられていて、その直接的な原因の一つに「ソフトハウスの囲い込みの失敗」っていうのがあります。要するに一緒に戦ってくれる友達が集まらなかったって話だな。


ソニーは最初から「すべてのゲームはここに集まる」というコピーにもある通り、業界の新参者でありながら、友達がいなきゃ始まらないってことにちゃんと主眼を置いてたんだわね。で、それは大成功をおさめました。


で、片やテレビゲームの老舗で16ビット時代の王者でもあった任天堂はその一つ先とも言える「ゲームそのものの質的転換、少数精鋭のソフト陣営」というユーザーよりもむしろゲーム業界そのものの未来を見据えた視点で独自の展開をしました。質より量を優先していては結果的にユーザーを裏切り、ゲーム離れを起こすだろうというかなり志の高い思想です。でもご存じの通りなかなか受け入れられてもらってません。


セガはその間いままでの反省をちゃんとしたらしいのね。まずソフト会社にやさしい環境づくりをした。今度のゲーム機はウィンドウズとかをベースにしているので、結構簡単に誰でもすごいゲームが作れるんだそう。あとは業務用にも同じ基準を満たした基盤(性能はいまのとこ業界トップ)をなんと今までの3分の1の値段で市場に投入し、その連動で移植を楽にしたり、業界標準化にまで進める姿勢でいくらしい。ニンテンドウ64は性能はよくてもツールが難しすぎて全然使いこなせないっていう話を聞いたことがあるので、まず作り手をやる気にさせるってのは大事だよね。


あとすごいのは今度の友達の数! こないだ新聞見たら「スクウェア」と「ナムコ」まで参入だって。へー、すごいなぁ。もう「ファイナルファンタジー」も「鉄拳」もソニーの独占とは言えなくなったわけだ。逆に両者にはソニーから痛い仕打ちとか受けなければいいけどなぁ、と余計な心配までしてしまうくらいです。実際、先週などはセガ以外のゲーム業界株は一時期、滑り台を下るように下がっていったね。あまりの怖さに笑ってしまったりして、かなり混乱しました。


話が反れましたが、要するにちゃんと下準備したと思われるこのハード発売になると、結構いま僕らが見ている勢力図みたいのはだいぶ変わるんじゃないですかね。1年で500万台ぐらい出れば、このゲーム機の本筋であるはずの通信ゲームとか携帯端末とかの展開も夢の話じゃなくなりそうだし。


その構図を更に面白くするのが、残りの2社の動きだね。ニンテンドウ64が痛いのは「ディスクドライブ」の発売を来年にしちゃったとこ。書き込み可能のあの機械さえあれば、確実にあと2年ぐらいは最先端でいられたんですけど、そもそもの本体が普及してないので、この冬の「ゼルダの伝説」などのいくつかのキラーソフトに今後の動向(つーか、ゲームの未来)がかかっているね。ゴールデンウィークまでに国内累計が最低500万台は行かないと「ディスクドライブ」の発売はなくなりそうな感じ。それより少ないと商売にならないもんね。友達が集まりません。


ソニーソニーでだまってないね。多分お正月あたりに次世代機の発表があるでしょう。噂では現時点でセガの新しいハードより、一段も二段も性能が上だとか。しかもエミュレーターを使って、今のソフトも使えるとか、使えないとか。もし使えたら確実に王者の座はあと3年ぐらい続きそうね。4000万台の土台はさすがに厚いです。


というわけで、現在進行型でドキドキあんどヒヤヒヤしている毎日ですが、みなさんは適当に面白いゲーム機を選んで、楽しく遊んで下さいね。僕は風向きを見て生きる日がしばらく続きそうです。げいむってギャンブルだ。

|  を含むブックマーク



ささくれだった痛いのも
やらかいそのぬくもりも君の全部。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981012

1998-10-10 0037

空の飛び方

|  空の飛び方 を含むブックマーク



気球についてどうやったら乗れるのかという意見が多かったので、今日はそのプロセスについて話しましょう。と言ってもまとめると3行で終わりなんだけど。


1)検索エンジンで「気球」って入れる。
2)そこから得られるホームページで、自分ちから近い団体を探す。
3)乗せてって言う。


あ、ホントに3行だった。iMacインターネット接続に迫る簡単さ。僕のページを読める人なら誰にでも今すぐに出来ちゃうね。


営利目的で気球を飛ばしている団体って言うのは(僕の知る限りでは)ないんですよ。趣味の同好会みたいな集まりが、「まぁガス代はもらうけど、一緒に楽しもうよ」みたいなスタンスでやっているんだわね。夢実現委員会がお世話になったとこだとひとり一万円。二人ずつ乗って、だいたい30分ぐらいフライトできました。高度は600メートル前後。規定があるので「大気圏越えて下さい」とかは出来ないです。


あとね、気球を飛ばすのってむちゃくちゃ早朝なんですよ。地面が太陽で暖められる前の方が気流が安定してて安全だからなの。僕らの時は長野県渡良瀬川のほとりに朝6時半集合だったんで、日帰りで行くのは無理だと思ってた方がいいね。遅刻なんかしたりするとお互いに迷惑が掛かるので夜更かしはやめましょう。もし夏場に行くならもっと早く5時とか集合になるんだろうね。


天気にものすごくデリケートな乗り物なので、少しの雨や風でドタキャンになっても怒らないように。ココロのゆとりを大きく持って行きましょう。そうすれば、きっと素敵な空が待っていると思うよ。きっかけ待ちの人は連絡下さい。スケジュールが合ったら一緒に飛びましょう。

|  を含むブックマーク



「禁断の」なんて言葉は甘えだね。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981010

1998-10-07 0036

takanabe1998-10-07

気球に乗って。(夢実現委員会2)

|  気球に乗って。(夢実現委員会2) を含むブックマーク



気球! すごかった。最高だった。行く前はぐらぐら揺れたりして怖いかなと心配だったけど、エレベーターみたいに安定してた。だから高所恐怖症の君でもそんなに怖くないです。


風まかせってとこで地球に逆らってない感じが多分そうさせるんだろうね。エンジンの音とかないぶん、余計なことを考えなくていい。


空はとにかく広くて静か。「気球に乗って」とかね、唄うのかねとかゆってたけど、実際乗っているときは歌を歌うなんてとても考えられません。自分がものすごく邪魔なものに見えてくるぐらい素敵で果てしない朝の世界が拡がっていたよ。


途中からは写真も撮るのをやめた。あまりに馬鹿馬鹿しかった。ファインダー越しにしかこんな大事なことを体験しないのは。


来週に控えてるグランプリのせいだという説明があったけど、実にたくさんの気球が飛んでいた。空に浮かぶ大きな風船達は羽化した昆虫か、キノコの胞子達のようだった。何かが生まれるみたいに次々に地面を離れていった。


パイロットが偶然日本チャンピオンだったこともあってそれはそれはすばらしい操縦だったね。上がると下がるしかできないのに予告通りの小さな橋の上(車一台分)にぴったり着地すんだよ。神様っぽかった。すごい。


終わったあとはメンバーとロールパンワインで乾杯。休日はこうでなきゃなぁって思えた日だったよ。また近いうちに飛びたいね。またひとつ夢を叶えました。

|  を含むブックマーク



ふたりをつなぐ歌を唄う。
やさしく惑わす光の向こうが見えるように。
偽物のオブラードを舐めて溶かすように。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981007

1998-10-05 0035

takanabe1998-10-05

飛んだ。

|  飛んだ。 を含むブックマーク



おひさしぶりです。久々の更新。待っててくれた人たちがいるなら、ありがと、お待たせ。


晴れたね、先週までがぜんぶ嘘みたいに。この週末は久しぶりの「夢実現委員会」の企画、「気球で空を飛ぼう大会」に行ってきました。今は100枚を超える写真の現像中なので報告は後日に譲るとしてとにかく最高でした。空は広くて静かだったよ。

カフェ・オレ←→カフェ・オーレ

|  カフェ・オレ←→カフェ・オーレ を含むブックマーク



カフェオレ」と「カフェオーレ」って聞いてどう思いますか? 言い方の違いだろうって? いえいえ、全然別のモノらしいですよ。少なくともうちの会社では。


紙コップで買うコーヒーベンダーがあるじゃないですか。コーヒーばかり30種類ぐらい入ってんの。で、そのよりどりみどりの中から僕はわざわざ「カフェオレ」なんかを頼むんだけど(コーヒーはあんまり飲めないからね)「カフェオレ・70円」の下にもう一つ「カフェオーレ」ってボタンがあんの。


しかも「カフェオレ」にはネスカフェなんたらブレンドとかって書いてあるのに「カフェオーレ」の方にはなんにも書かれてない上に「90円」と20円も格が上。でも並べて置いてあると「根拠はないくせにネスカフェなんたらブレンドより20円高いカフェオーレ」は魅力的に見えてくるから不思議。寡黙な分だけ秘密兵器や隠された才能がありそうじゃない? 缶ジュースに比べてあのわずかにしか入ってない紙コップのなかの20円を占めるわけですからね。違わなきゃ困るってもんです。


で、当然「カフェオーレ」を選ぶ僕がここにいるわけだけど、意地を張って70円の方を全然飲まないから、さっぱりそのありがたみや価値がわからないでした。もう信じる力だけで優越感維持。贅沢ってそういうもんかもね、とミニマムな額で体験学習。なんかセコイっすね。

CD「SUNDAY PEOPLE」スーパーカー

|  CD「SUNDAY PEOPLE」スーパーカー を含むブックマーク

Sunday People

Sunday People

天才っていうのは「人に出来ないことをさらりとこなしちゃう人」のことだと思ってた。半分はアタリだけどそうじゃなかった。それだけだったら割と努力や体力で補える部分が多いけど、実際には「根性なんかで補えない決定的な差異」を埋める単語としてあるわけで、その意味を踏まえると「誰でも簡単に真似できそうだけど、やっぱり誰にも出来なかったことをさらりとできちゃう人」ってことになる。「世界一長い小説」は時間さえ許せば書けそうだけど、「世界一短い小説」はなかなか難しいってな感じか? 時と場合によっては「センス」なんて言い方もできるのかも知れない。


そしてそこで生まれるものって言うのも必ずしも発明じゃなくていい。世界で一番乗りって言うのは割と日頃の反復と努力でどうにかなる場合が多い。あなたが何かの専門家オタクであるなら、今までそういう感覚に一度や二度たどり着いたことはあるでしょ? で、後発の人に言うわけだ。「あんなの3年も前に自分がやってたことじゃないか!」。でもそれはお門違い。時代にとって何が新しいかと判断するのはそれを切り出すタイミングにも大きく左右されるから。だから天才のクリエイティビティって、冷蔵庫のありものの材料で鉄人もびっくりな料理を作っちゃうようなことなんじゃないかなぁと思うわけです。


で、本題のスーパーカーのニューシングル「SUNDAY PEOPLE」。1stアルバムまでのわかりやすくも潔いギターポップバンドというリスナーのイメージは、スーパーカー本人達からすると50%にも満たない一側面でしかないんだそうだ。なるほど、今作を聴いてみてまず耳につくのはブレイクビーツばりの打ち込みリズム。でもそれが何故か「新機軸!」とか「野心作!」とかって感じがしないくらいあまりにすんなりと体の中に受け入れられる。そして温かい。あまりのやさしさに僕は仕事中、涙がこぼれちゃいましたよ。


あんまり比較論では話しをしたくないんだけど、今まで聴いてきた音楽の中で似ている曲を探すときりがない。スパイラルライフとかフリッパーズとか、もう10年近く昔に日本でこんなようなテイストを構築してたのは誰だってわかること。バンドサウンドを壊さない上での新しいアプローチという点ではスピッツの「運命の人」で見られる打ち込み風のリズムや味付けもまだ記憶に新しい。スピッツの場合はいくつかの迷いと、音楽的持ち駒を増やそうとする半端な野心が、結果的にかすかな消化不良を起こしていた感じがあったけど、その10歳以上も年下でデビュー2年目であるはずの彼らには「野心」も「野望」も「ひけらかし」も「迷い」もない。生まれて育ってきた中で日常聴いてきた音やリズムが体の中に自然にたまっていて、それがある日あるきっかけで、するすると繋がって出てきた感じ。それは「実験性」なんて言葉からは一番遠いタイプの音であり、音を重ねる気持ちよさを伝えるには一番の近道だろう。そうした感覚の組み合わせから生まれる世界観は誰かに教わることの出来ない唯一無二の持ち駒であることは言うまでもない。そこがこのバンドのシンプルさ、潔さ、ついては若さに象徴される美しさを担っているんだろう。


スーパーカーを聴いて演奏が下手だ、とか、使っているコードが少ない、とかって言う人がいる。普段楽器をやっている人達に多いんだろう。例えジェラシーがそう言わせているんだとしても、そんなとこでしか音楽を語れない人達をとても不幸だと思う。誰にでも真似の出来る発明はいつだって世界を救ってきたし、なによりもまず「下手で単純なのに、こんなに輝ける」って事実を受け入れられないなんてね。センス無いのもいいとこだよ。スーパーカーの演奏技術はいつか努力で補えても、スーパーカーの美しさにはきっとずっと追いつけない。

|  を含むブックマーク



高く昇って、気持ちよく。
遠くの君が見えるまで、ずっとずっと。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/takanabe/19981005
1995 | 11 |
1997 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
1998 | 03 | 04 | 05 | 06 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
1999 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2000 | 01 | 02 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2001 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2002 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2003 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2019 | 01 |