ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

1999-01-24 0070

にじんでこぼれる(きまぐれとか )

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真夜中に電話が鳴る。真夜中に電話を鳴らすような娘はひとりしかいないので「はい神様です」と出てみる。予想通りの笑い声が受話器の向こうから聞こえる。


今いいですか? おびえたみたいにそう言うけど、例えよくないと言ったって、君は続けるんだろう。いったいどんな顔で今この時間をいるんだろう。あの日なんの前触れもなくもう2度と会うことはないだなんて、あんなに僕を傷つけておいて、ケロッと忘れたみたいに笑ってみせる。やれやれ、ひどいもんだよな。


なんにもなかったみたいに、コトバが踊り出す。眠っていた感覚がそっと起きあがってくる。夜の寒さと静けさの中で、気持ちだけに形を与え、つかもうとする。時計の針がぐるぐる回る。


「もう一度あの部屋を作ってと言ったら、ねぇ、怒る?」。僕は頭がじんわり熱くなるのを感じ、それがゆっくり沈殿してゆくのを待つ。のどの奥がからからして、受話器を持つ手がしびれてしまう。やれやれすっかり翻弄されてるじゃんよ。


そんな中で思い出した昔のこと。

「平行線ってすごく遠くの方で交わるっていう式があるらしいよ?」


ホントかどうかなんて確かめようがない。でも傷つけたり、信じたりでしか、僕らは前に進むことができない。

マニマニ夢日記

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またしても正宗。なんかくじ引きであたったんですよ。一日正宗と遊ぼう券みたいなやつ。僕はそう言うのをできる限り無駄に使いたいタイプなので、わざわざ小汚い居酒屋でぐだぐだする。もったいなくていいでしょ。共通点という意味か美大の話しになって、やっぱり基本はいたずら描きでしょうってなる。持っていた黄緑色のレコードジャケットにマジックで絵を描いてもらう。南極ペンギンの絵。うまい、ちょっとジェラシー。鍋を囲み、日本酒をがんがん飲み(僕は梅酒)、大笑いしているうちに正宗はつぶれてしまう。うつろな意識で溺愛する自分の子供のこと(僕はいると思い込んでいる)とか話している。僕はペンギン南極に極彩色を塗りながら、親ばかは誰でも一緒だなーとかどうでもいいことを思っている。


僕は兵隊。煉瓦のビルでこれから始まる作戦のために待機していたのだけど寝坊。慌てて着替えて隊長のところに駆けて行くんだけど、作戦会議が長引いていてセーフ。窓の向こうには陽のあたる丘が見えて、あの丘を越えて戦車とかがやってくるっていう現実がよく飲み込めない。この部屋の床を照らす太陽だってすげえすげえ平和なのに、すぐに血にまみれたりすんの? マフィンポーチドエッグの朝飯をかき込んで、隊長が来るのを待つ。なかなか来ない。天井に近い窓をこつこつと叩く音が聞こえて、目を向けるとコイビトが逃げ出そうと僕を誘う。逃げるったって、相当な困難が待ちかまえているだろう。だけど太陽の中で逆光に輝く彼女の白い袖は、いつかの天使みたいだと思う。

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丸く丸く、あたたかく、甘く。

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1999-01-21 0069

takanabe1999-01-21

お知らせ(ラヴゲーム)

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Streamのオオタヒロユキくんとゲームに関するページをつくりました。「LAB*game」(ラヴゲーム)という名前で、このラヴフールの兄弟ページにあたります。古今東西のテレビゲームの思い出話しやそれに対する情熱を軸に、人はなぜゲームをするのか、ゲームは暇つぶし以上の文化には成り得ないのか。また暇つぶしは人生上どう言った時間なのか、はたまた向かいの席に座った女の人のミニスカートはどうして気になるのか、そう言った謎に迫ります。


新製品情報やゲームを攻略するための内容ではなく、テレビゲームを通して得た貴重な体験を語っていただくページ。その体験談を通して歴史の浅いテレビゲームというメディアの今までとこれからを、ふつーのおばさんとかにもわかるコトバで一緒に考えていけたらいいなぁと思っています。ラヴゲームのラヴはそんな意味で研究所の「LABORATORY」のラヴとかけてみました。いろんな人の記事を集めて進めていきたいので、気の向いた方はメイルなどでがんがん送ってくれるとうれしいです。入り口はいつものところから。それではよろしくね。

ミヤジマくんの切り絵(新しい道)

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久しぶりの新作。月がいてくれれれば、道なんか迷わないよね。

マニマニ夢日記

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フクダケイが僕の将来を心配していた。居酒屋にわざわざ会社案内のパンフレットとか持ってくる。どういうつもりなんだろう。「ここなんかお前向きだと思う」。そう言うって勧めてみせるのはアーミーナイフの会社。「ナイフ?」と僕が目を丸くして聞き直すと、「ん? いいじゃんナイフ」とか適当なことを言ってほっけを食べてる。僕はきっと彼なりの親切なのだろうと思って、そのパンフレットをにらんで、いろいろな可能性を探ってみようとする。でもいくら考えたって自分のデザインしたナイフで誰かに喜ばれる感覚が、自分の喜びとどうつながるのかがよくわからない。僕の生活に一度もナイフがなかったことだけがわかる。人が昨日よりやさしくなれるものを作りたいと思った。

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気持ちが巡る。飛び回る。

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1999-01-19 0068

食べる

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毎日いろんなものを食べる。生きるために。でも、それだけじゃない食事もたくさんある。甘いお菓子や、スタジアムのホットドッグや、ベッドの上の遅すぎるブランチとか。おいしいものを食べると例え栄養がなくてもカラダと気持ちが潤う。キスやゲームやそよ風みたいに。それだけじゃ生きていけないけど、それがなきゃ生きていけない。今日も僕はいろんなものを食べる。これからも食べてく。

R4(リッジレーサー・タイプ4)

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R4 -RIDGE RACER TYPE4- PS one Books

R4 -RIDGE RACER TYPE4- PS one Books

ゲームの歴史の中でも、レースゲームはそのハードの性能が向上するたびにその姿を大きく変えてきました。平面的なコースを鳥瞰しながら、ハンドルを左右に切るだけのもの。後方視点で奥行き感のあるコースを透視図法で描いたもの。そしてポリゴンと呼ばれる多面体を用いて、画面の向こうに完全な3次元のコースとスポーツカーを出現させたもの。


リッジレーサー」以降、レースゲームの主旨は現実のような車の挙動の再現に置かれてきた部分が多いように思います。そこにはリアルな車、景色の表現が不可欠であり、97年に発表され、実車の挙動をすべて再現したとされる「グランツーリスモ」によって一度その頂点を迎えます。


しかしながら、総合芸術としてゲームをとらえなおした時に、性能や機能美以外にも忘れられていた大事な要素があります。それは創作のオリジナリティとも呼べる「演出力」です。


市場自体の歴史がまだ20数年というゲーム業界は、その飛躍的な進化に対して演出面でまだまだ未開拓な部分が多く、特に映画やマンガからの模倣は目に余るものがあります。本来特異で独自の演出を目指せるはずのゲームが他の文化から一段も二段も低く思われているのは、そこに左右されているところも少なくはないでしょう。


例えば名作「リッジレーサー」を取ってしても、そこに描かれるのは原色のスポーツカー、おきまりの水着美女、椰子の木の並ぶ海沿いのリゾート地、そしてけばけばしもけたたましいユーロビート。まるで漫画家は必ずベレー帽をかぶっていると言わんばかりの演出です。演出と言うよりはもう固定観念と言った方がいいのかも知れない。(そして当時はそれで充分な部分もあったのでしょう)でも技術力の進化が横並びに近付いている今、そう言うことだけでは間に合わない時代になってきたんじゃないかと僕は思うのです。


時代は1999年です。誰が何と言おうと世紀末。大事なことは何かが起こる前に全てすましておきたい今日この頃。しかしやったよ。僕は感激しました。この「R4」が登場して、僕の言わんとしていることをかなりのパーセンテージで形に変えてくれる人たちが現れたじゃないですか。


朝焼けの冷たく湿った空気、夕暮れの柔らかな色合い。夜のブルーの奥行き。そこを無数に流れていくテールランプの赤い残像。有機的なボンネットを這う映り込み。そう、このゲームには今までのレースゲームになかった質感があるのです。石畳にはヨーロッパの歴史を。街灯は絶対水銀灯じゃないタングステンの暖かみを持っているし、雲のない晴れた空にさえ、季節の風を感じるじゃないですか。


随所に挿入されるイラストは色数をぐっと抑え、味がある。音楽は物静かで理知的な感じさえただようクールなトランス、コースデザインも初めての人も充分その爽快感が伝わるゆったりとした無理のない構成になっている。もう技術力の暴力で押し倒すような時代は終わったんだなぁとしみじみするね、僕なんか。ただただお腹が空いてて、何かをとにかく放り込みたかったっていう飢餓感は過ぎて、なんか口寂しい時に手にするおいしいカプチーノだとか、手焼きのクッキーだとかの味わい。


人によってはレースゲーム的な売りの少ない地味なゲーム、あるいはマニアにとっては「リッジレーサー」シリーズなのに、簡単すぎて張り合いがないって人もいるらしい。でも僕はこのゲームを以て、ゲーム表現の新しいステージがやっと始まるんだと思った。何ができるかではなく、どうしたいか。新素材の発表会じゃない、デザインやコーディネイトの力によるショー。思えば、ゲームに限らず名作と呼ばれる作品ほど、ありきたりな素材をどう調理するかっていう工夫を大事にしていたように思うのです。そのための発明であり、そのための技術進化でありたい。朝焼けのコースを走りながら、そんなことを考えました。お試しあれ。

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たった一日空けただけで、この気持ち。

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1999-01-14 0067

濃ゆく

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ラヴフール」というコトバは多分造語で「愛に夢中なおばかさん」というような意味に違いないと思ってつけた。愛はもちろん、世界一大好きなあの娘を想う気持ちのことだったり、尊敬してやまない先輩クリエイターを目指す志だったり、自堕落な思い出に浸る甘えの時間であったりとそのときそのときで形を変える。でも一生懸命に伝えたくて仕方がないという意味において、それらはすべて愛と思っていいはず。


インターネットという網の端っこを握ったばかりの頃は、もう世界を手中に収めたみたいな気になって、海の砂のように広がる出会いの可能性すべてに翻弄されたものだ。出会いは人と人との気持ちの触れあいの始まりのことであり、かけがえがない。単純にお金じゃ買えない。その無限ともとれる出会いの偶発装置を手に入れたんだと思った。その認識は変わらずに僕のネット生活は今日も続いているわけですな。


デスクトップ上の物語はその気軽さも伴って、どうしても希薄なものになりがち。電話線を伝って世界を飛び交う気持ちそのものは、僕自身かなり信頼している方だと思ってますけど、単に顔や声を知らないってことがこんなにもリアリティをそいでしまうとは、想像も付かなかった。


指先でリンクを辿って知らない誰かの日記を読む。僕の知らないどこかで起こっていた、同じ一日の誰かの気持ち。ある人は昔の恋人に泣かされ、ある人は重い生理が始まり、ある人は徹夜の仕事場でカップラーメンを食べてる。全部きっとホントなんだろう。でも希薄。お互いの気持ちに愛がないから。伝えたい気持ちも、受け取った気持ちも、普段の日常生活のように同じ空気をふるわせて受け止めることができないから。だから、そこには多かれ少なかれ誤解と不満が必ず起こる。それを積み重ねるとストレスになる。ストレスは体に悪いです。それがイヤで不意にしてしまった関係も多々ある。返事を書きたくないメール、一方的で意味不明な日常の羅列、あるいはその逆の加速度的な妄想、爆発的な恋とかも。


ここんところ「脆弱にやさしく」が僕の中で一つのキーワードになっている。インターネットのようないきなり個人と個人がダイレクトにつながる野蛮なツール(もうほとんどルーレット)も、実は「よく知らないけど、信じておこう」みたいな「信頼」という素朴で脆弱な原則の上で成立しているところが興味深い。「分かろう」ではなく「分かったことにしておこう」なんて曖昧で弱気な姿勢。まぁ、僕は人を見る目に相当自信あるんだけど(実際会った人たちは素敵な人ばかりだ)普通はある一線を越えた付き合い(電話、顔写真、実際会うとか)はちょっと怖いこともあり得るって考えるんじゃないんだろうか。


「信じる」っていうことはとても体力がいるので、インターネットを画面の向こう側の仮想世界だと思いこみたい人たちにとってはうっとうしいことだと思う。日常生活だって充分すぎるほどコミュニケーションには体力を使っているだろうし、それ以上のものを「ここ」に求めるのもなんか違うかもという気持ちもまぁ分かる。でも僕は、ウェブ上のコトバや気持ちを信じるたり受け止めたりっていう行為に、声や匂いや空気や温度はやっぱり切り離して考えられないや、と思った。


例えば初めての人からメールをもらう。返事を書く。でもそこに書かれた名前(Aさん)がたまたま他のメールをくれる人と同じ名前(Bさん)だったりすると、もう全然ダメ。どうしようもない。そこに書かれたコトバに対して機械的に返事を書くことができても、それ以上AさんとBさんを距てるものはなくなってしまう。全く関係のない個性と個性が僕の中で同じ一人として扱われてしまう。その程度の付き合いで充分だと思う人にはそれでもいいかもしれないし、そういう人には僕もそれ以上を求めないけど、ふつうに何度かやりとりを続けていけば、必ずその疑問にぶつかってしまう。


だから実験的になんだけど、これからこの脆弱な関係をより濃いものに換えていくことにしてみた。ラヴフールを好きでのぞいてくれる人や、頻繁にメールをくれる人に対しては、僕は日常ふれあっている人たちと同等かそれ以上のもてなしをすることにしてみました。つーか、単に仲良くなろうと思った。だから、顔や声や温度や匂いに近いものをたくさん届けようと努力してる。最近は。話題に上った本や、曲を送ってあげたり、誰かの捜し物を出かけたときに気にしてみたり、実際会ってお話ししたり、電話を受けたり。その一部として顔の大きく写った写真とかばんばん載せてみたりしているわけですな、恥ずかしくもなく。匿名性がかっこいいみたいなスタンスは、ラヴフールにおいてはやめる。うっとおしく思われても仕方ない。そういうページにしたいし、ここは僕の王国だからです。


まだ始めたばかりだけど、効果は絶大。書き込みやメールもなんか肉体や体温が感じられて、とてもいい感じ。浅く広くに届かせるのとはまた別の喜びが、なんか以前より強く世界とつながっている感を伴いながら、僕の中を満たしているのが分かります。


今週も僕はまた初めて会う人がいる。おいしいカレーとかぼちゃプリンが待ってるらしい。ラヴフール素敵。素敵すぎ。

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つながりかけたきもち、電池切れ。

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1999-01-11 0066

takanabe1999-01-11

旅の終わり。

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日曜日の朝「ゼルダの伝説」が終わった。僕は悪を倒し、ゼルダ姫に礼を言われ、ハイラルという世界に平和が訪れた。半月の間のめくるめく体験。そう、この旅は「体験」だったんだなと思った。


二十歳を過ぎてから僕がちゃんと解いたゲームは「スーパーマリオ64」とこの「ゼルダ」の2本だけだった。クリアしたゲームってだけなら、20本ぐらいはあるかも知れない。でもそんなの義務感だった。最後まで知り尽くしたくてやったのはこの2本だって言った方がいいのかも知れない。


「なぜゲームをするか」と聞かれれば、そこに明確な答えはない。だってゲームなんかなくたって楽しい人生は送れるし、現実世界で日々やんなきゃならないことも山のようにある。仕事も一生懸命だし、好きな人にだって会いたいし、時には難しい本だって読みたいし、寝る暇だって欲しいじゃん。でも僕はゲームをする。多分それが、大のオトナが長時間の労力をかけた想像の産物であり、夢を具現化したものとして、映画やテレビや絵画や音楽より、ノイズが少ないメディアだからなんじゃないかと思う。またユーザーが積極的に参加することで初めて完成することができるという脆弱な部分が、ロマンティックであるからだとも思う。


このゲームの主人公「リンク」になって、丘の上を駆けてゆく。空の端が白んで夜が明けてゆく。オカリナで呼んだ幼なじみの馬に飛び乗る。宝石の隠れた草を刈る。


ボスを倒したから世界が平和になる。そんな常套句で「おしまい」と簡単に本を閉じられるほど、僕がその世界で感じた手応えは一過性のものじゃないのだ。手が覚えている。目の奥に焼きついてる。耳の中で繰り返されている。その体験の数々。


繰り返しゲームが必要かと言われれば、それでも答えはノーだろう。だけど僕はたくさんの時間をゲームに割いてゆく。オトナの放つ脆弱なロマンティックをいつも真剣に受け止めたいからだと思う。その感覚をはっきりと認識させてくれたのが、この半月の旅でした。日記でも付けりゃあよかった。どうもありがとう。また近いうちに訪れます。

赤い眼鏡

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ぴかちゅうが初めて自分の眼鏡を買ったのです。赤くて気の利いたデザインの。でも眼鏡歴10年を迎えようとする僕にはさすがにかなうまい。どうだ、昨日もずっとそうだったみたいな収まり具合。なぜか機嫌まで良くなって、めずらしく笑顔なんかで写っちゃったり。注文は「石のパフェ」と「カフェオレ」。高いがうまい。頭は寝癖です。

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「どうしたの? 失恋したみたいな顔して」
失恋したんだよ、大失恋

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1999-01-09 0065

takanabe1999-01-09

つらいとき

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つらいときは昔のことが全部よみがえってきて、頭の中がそれでいっぱいになる。昔のコイビトや今は遠く離れた友人なんかが、ぼんやりぼんやり浮かんできて、うなだれている僕を何も言わずに見下ろして行くのを感じる。ねぇ、会えなくなってから、僕はちゃんと一生懸命歩いていたかな。彼らに声が届くならそんなことのひとつでも聞いてみたいけど、お互いそんなことを言わないし聞かないので、ずっと黙ったまんまです。目を閉じてそのあたたかい視線に身を委ねる。


そういう文脈もちょっとありながら、過去の小説のページを復活。たった2年前の僕のリアルが恐ろしく恥ずかしかったり、いやいやなかなか感動的だったりと、ひとりで小さな盛り上がり。暇な人はのぞいてみてください。入り口はいつものところから。


秘密、というわけじゃないんだけど「ラヴフール」とは別世界のページを、これからいくつか平行に走らせたいと思っています。ひとつは「ぴかちゅうのぜいたく汁」、ひとつはなかなか更新できないだろうけど今日復活させた「プラネット」という小説のページ。最後にもう一つ、ゲームにおぼれる「ラヴゲーム」ってページを考えています。掲示板もすべてのページに設置する予定なので、その日の気分で好きなところにコトバを投げ込んでくれると、僕がうれしいです。ではまた。

CDボックス

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六本木の大中で買った木製CDラック。飾りたいジャケットをのぞかせる窓が付いていて、その柔らかい輪郭と、原色の色味がレゴっぽくて好き。


家には現在、200枚ぐらいのCDがあるので、このボックスに納めようと思うとあと10個ぐらいは買わないといけないんですが、そういうのがどかんどかんと部屋の床から生えてるように立っているのも、割と変でいいかも。


レコードが全盛だった時代は、あの非日常的な30センチの正方形ってサイズが、そのまま部屋のインテリアや、町を歩く時のちょっとした小道具のようにも見えたものですが、CDの12センチは、そういう点で目立たなくてさみしいね。ジャケ買いっていう音楽独特の勢いも、なんかそれで2割ぐらい盛り下がってしまうね。


そんなわけで原色でのぞき窓の付いたこんなボックスからなら、そのサイズも補いつつ、お気に入りのジャケットのデザインにも目がいくかなぁと思うのです。ひとつ1500円だったかな? 円い窓のもあったけど、ジャケをのぞく穴としてはあまりよくないみたい。僕のおすすめです。

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今はそばにいてくれなくてもいい。
やさしすぎる君が、痛いから。

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1999-01-06 0064

takanabe1999-01-06

ぴかちゅうのぜいたく汁

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本人も知らぬ間の仮オープン。話しかけてみてください。トキワの森から答えるかも。入り口はいつものところから。

ゲームとカプチーノ

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ゲーム三昧な日々。もうどこ行ってもゲーム、ゲーム、ゲーム。おいしいカプチーノシナモンの香り。手の平の中の小さな戦争。

年賀状

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ヨシカさんからもらった年賀状(画像)。光とガラスを感じます。柔らかい紙に印刷してみたい。

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見とれてたら笑った。欲しいもので目の中をいっぱいにした。僕も笑った。

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1999-01-03 0063

takanabe1999-01-03

おしらせ

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僕の映っている写真でおなじみ「ぴかちゅう」が、ラヴフールにて新連載を始めるかも。例によってBBSを使った随時書き込み系の小部屋になるでしょう。日記とか、つぶやきとか、ぼやきとかそういうのを放り込んでくれるはず。ぴかちゅうの繰り広げるほとんどスタンド攻撃みたいなコトバの小宇宙に、あなたもメロメロになること請け合いです。


今までスープの名前つながりで来てるんで、なんかそれ風のやつと思って考えたんですが、彼女がよく口にしているインスタントで具のたっぷり入ったみそ汁の名を取って「ぴかちゅうのぜいたく汁」というタイトルで行こうかと思ってます。「ぜいたく汁」ってだけでも相当インパクトありますけど、内容の方がきっとすごいでしょう。では、近いうちに。

お正月

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正月はいつも青空が突き抜けて高いです。暦上の気分だけじゃなく、おろしたての新品みたいな。凧はそんな澄んで乾いた風を抱いてどんどん小さくなっていく。空に吸い込まれてしまうようにぐんぐんと。青い空に映えるドピンクの僕の印。高笑いが聞こえるみたいに見下ろしてる。いつしか視点は空の上に。自由気ままに空を飛ぶ。

ゲームボーイソフト「ドラゴンクエスト・モンスターズ」

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お正月テレビを見ていてびっくりした。「出ますように!」っていうプレイステーションドラクエ・」のCM。すごいよね、出るかどうかわからない、でもみんな待ってるっていう気持ちを代弁して宣伝に変えてしまうなんてセンスは脱帽ものです。神主と御子まで拝んじゃってるし。


ドラゴンクエストが家庭用ロールプレイングゲームの代名詞となったのは、もうホントに昔の話しで、当時「Dr.スランプ」を終えた頃の鳥山明が全面的に参加するとあって、僕は第一作目の発売日をチラシを片手に待ってたね。いろんな意味で画期的なゲームだった。山や草むらの広がるフィールドを俯瞰視点で直接歩いて旅をする。敵に出会うと一人称視点に切り替わり、ダメージを受けるとぐらぐらと画面が揺れるあたり、本当にバーチャルな感覚を味わったものです。それまでのパソコンゲームにも似たようなものはたくさんあったし、名作だってあったんですが、ドラクエがその後のスタンダードとなりえたのは、体験するゲームであることのシナリオ的なおもしろさと、スライムなどに見られる鳥山明のポップなモンスターデザイン、そして徹底したユーザーインターフェイスの追求の3点だろう。


その後の他社の二番煎じなゲームを見ればわかることだけど、ドラクエのストーリーはテキスト先行型でありながら、そこで起こることを見せるだけでなく、体験させるということにこだわっている。「ファイナルファンタジー」というよりは「ゼルダの伝説」に近いスタンス。ひとキャラクター分だけあいた崖を「勇気を持って飛び越えろ!」「己を信じろ!」とか言われることで、そのおもしろさを画面以外の想像力で無限に膨らませてきたということ。


第2に、敵であり、平和な世界の侵略者であるはずのモンスターを女の子でも抵抗感の少ないポップなデザインにしてしまったこと。もとグラフィックデザイナーでもあった鳥山明の、色数を抑え、なおかつ張りのある絵のチカラ。それまでのゲームのモンスターが、閉じられたオタクたちだけの共通言語としての記号でしかなかったものを、ちゃんと一般のコトバに翻訳してキャラクターグッズになるくらいにまで昇華してしまったあのセンス。見た目が大きく売り上げに左右するゲーム業界で、なんか楽しそうという気持ちをマニア以外の人たちに抱かせた力量は確かなものだろう。


3つめがユーザーインターフェイスの追求。ウィンドウによるコマンドの選択、便利ボタンの発明はもちろん、僕が注目したのはそのアイテムの名前。武器で言えば「こんぼう」と「てつのつるぎ」では誰がどう考えても「てつのつるぎ」の方が強くて丈夫なイメージがあるじゃないですか。そういうことにちゃんと気を払えたってことが素敵。ふつうだとなんか作者の思い入れなのかわかんないですけど、意味不明のカタカナが並んだ固有名詞とかになってて、ちょっとゲームから離れた時間が長かったりすると武器屋で売ってる武器と、今の自分の武器のどっちが優秀だったかすぐわからなくなります。他にも「おどりこのふく」とか絶対、戦闘には向いてなさそうだけどなんか起こりそうだったりするし。魔法の名前も「ギラ」は攻撃って感じするじゃない? 「ベギラマ」「ベギラゴン」とか活用形っぽくなってて覚えやすいし。そういうのを洗練って言うんだと思う。


で、やっとゲームボーイで出た新作の話しに行きます。これは今までのドラクエとは違ってストーリー性の少ない外伝的な内容なんだわね。モンスターを仲間にして育てて、そこそこに成長したらオスとメスで配合させて、新しく強いモンスターを生ませてまた育てるって言う、「ポケットモンスター」の発展系と言うか、亜流と言うか、そういう内容。でもこれがはまる。ドラクエのブームが起こした功罪として経験値稼ぎという「作業としての戦闘」が挙げられるわけですが、このゲームはそれを反省するどころか、その部分をむしろクローズアップしていい方に転化している。だってこのゲームで戦闘って言ったら「悪の親玉を倒すまでに勇者である僕の前に立ちふさがる数々の難関」ではなく、明らかに「猛獣使いである自分のパーティを世界一強くするために存在する作業」に他ならないから。ただ、それを最初から意識してある作りのおかげで、それが苦にならない。


旅の扉を抜けて、ダンジョン風の異世界に飛び込む。そこに広がるのは迷路ではなく、階下に向かう抜け穴が一つだけあいたフィールド。そういうのが塔のように積み重なってできていて、最下層にボスがいるっていう仕組み。しかもそのマップは飛び込むたびにランダム組み合わせが決められる。たらたらと敵と遭遇するために歩くマップにしては十分なシステムだ。かなり画期的。残りの部分は今までと同じドラクエなんで、ゲームを始めて覚えなくちゃいけないことが少なくて助かります。


ストーリーはきまじめにやっていると50時間前後でエンディングを迎える。でも本題はそこじゃない。ポケモンより後に産まれたゲームとして「一元的じゃないゲームの在り方」、つまり「ユーザーの理想像を追求していくことで完成する個人個人のエンディング」っていうのがあるね。5000円ぐらいのゲームソフトが、そうすることで個人個人のかけがえのない宝物になっていくって寸法。もう中古になんか売りに出せないでしょ? そういうソフトが何らかのIDみたいになって、他のソフトと連動して、内容が変化していくようになれば、かなりゲームも次のステップへという気がします。


このゲームはそんな風に、自分の一番想いを込められるパーティを最強に仕立て上げてくところが醍醐味なわけです。自分の子供は不出来なほどかわいいとかそういう感覚。僕はと言えば、全員スライム系っていう見た目重視なパーティでエンディングを迎えました。そろそろいい年頃になってきたので誰かとお見合いでもさせたい今日この頃です。

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青空、つながる、想い、自転車、口笛、高く。

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1999-01-01 0062

takanabe1999-01-01

1999

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1999年なんて年がやってくるなんて、子供の頃は信じられなかった。オトナになったせいかはわからないけど、今は2010年だって迎える準備があるね。チューブの中をタイヤのない車が走ったりはしていないし、ロボットのトモダチがいたりもしないけど、指先一つで世界中を飛び回ったり、顔の知らないトモダチがたくさんいたりするからまぁいいか。


ウサギ年生まれの知り合いは僕の妹や、今年教えた新入社員を含め、過激でかっこいいやつが多い。大学を普通に出て会社員になるっていうような発想がさらさらない上に、ちゃんと才能に溢れている。しかも体温は低めだったりするところが悔しい。負けないように僕も加速度的に走る。飛ぶ。かっこいい自分、カムカム。今年もよろしく。

年賀状。

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「Stream」のオオタヒロユキくんに頂いた年賀状(画像)。かっこいいのでちょっとジェラシー。6才年下でこの落ち着きぶりはどうよ。自分がちょっと恥ずかしいです。

おしらせ

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長らくお世話になりました「クラムチャウダー」をこのたび都合により閉鎖することになりました。「えー、まだ続けてよー」って人がもしいたら励ましの書き込みなどいただけると、どうにかなるかも。かも。急げ、今すぐ。新年早々、つまんないお知らせでどうもすみません。

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神様に祈った。かなえて欲しい願いをではなく
自分が願いを叶えるところをちゃんと見ていて欲しいって。

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