ラヴフール (www.lovefool.jp) このページをアンテナに追加 RSSフィード

1999-09-29 0134

そっと

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そっと扉を開いた。懐かしい魔法がわっと詰まっていた。ひとつずつ取り出したそれを眺めるだけでやさしい気持ちになれたんだ。


そっと触れてみた。境目が溶けてなくなるくらいに温かかった。時間のない部屋の中で未来でも過去でもないそれを力いっぱい抱きしめた。


そっと霞みだした。強くなる光の裏側で、悲しいくらいに拡がった影を、まだ見えてないだなんてとぼけてはいられなかった。


そっとちぎれそうだ。いつの間にかそれは僕の内側にあって、マイニチを丸くする甘くてやさしいオブラードだった。


ずっとそうしていたいよ。ずっともっとそっとしておきたいよ。溢れる涙は淡い花びらにかえて、君の指の隙間からこぼれる柔らかな日差しで。

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1999-09-25 0133

好きではなくなるように

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こんばんわ。夏みたいに暑い日差しも夕方になれば、枯れたようなその夜風の生ぬるさに秋の到来を感じずにはいられませんな。人恋しい季節がやってきたって訳です。半ズボンから出た膝もビーチサンダルから飛び出た指先もさすがに冷えてきます。


ところで30000カウント以降テーマのない日記形式で更新が進んでおりますが、どうですか。僕は電話も手紙も自分からするのは苦手なので、こんな風にテキストで会話風なモノを求めたりなんかして、寂しさ倍増ですな。


寂しさと言えば、最近「あなたを好きではなくなるようになりたい」と言われてかなり落ち込んだ。「嫌い」とか「会いたくない」とか「どうでもいい」じゃなく「好きでなく」ってところが、僕にはうまく飲み込めなかった。たぶん彼女をそこまで追い込んでしまったのは僕の方なんだろう。僕にもっともっと強く引っ張り上げるチカラがれば、あるいはもっと上手に気持ちを伝えられたら事情も違ったのかな。ずっと考えてるんだけどよくわかりません。


悲しかったり、つらいことがあると、数少ない「僕を好きと言ってくれた人」が次々に机の上や目の前に現れて、そっと励ましてくれる。僕を一番好きだった頃の格好で時間は止まったままだけど、僕にはそれがとてもリアルに感じられる。「だいじょうぶ、ここにいるよ」。僕は自分のふがいなさに又ちょっと悲しくなりながら、彼女たちにおでこに手を当ててもらうのを想像する。そうしてもらうと落ち着くから。目を閉じ、深呼吸をしてつかの間の眠りに落ちる。そんな湿っぽい秋の夜長。


一段落したら、いっしょにお団子食べてくれるかい?

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1999-09-22 0132

今週のうれしかったこと

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自分に余裕がないとつい人に厳しくなってしまうので、今週のうれしかったことを思い出してみよう。


一年ぶりぐらいに父親と電話で話した。仕事中に掛かってきたので5分も話さなかったけど、元気そうだった。池袋通り魔事件の日にたまたま池袋ハンズにいたそうだけど、そんな事件さえ知らずにその日うまくいった仕事のことをうれしそうに話していた。会う約束をしたが、日取りを僕が間違え、仕事が忙しいため行けなかった。


製図室からぐったりしながら帰ってくると自分の席に社内便が届いていて、開けてみると「お疲れさま」って手紙のメモとたくさんの駄菓子が入っていた。なんかすごくホッとした。


CS放送でスーパーカーとウーアの新作プロモーションビデオを見た。ウーアが商店街を疾走する手前側の景色は全部セットだ、と気づいて愕然とする。ナカコウは地球上で一人になってもいい曲を書いて唄っていそうだと思った。


怪人ゾナーの正体が分かった。森久保章太郎という声優で、おはスタ内で放映中のアニメ「超速スピナー」の主人公、堂本舜一役はおろか、主題歌の「LOOP & LOOP」も唄っていたのであった。かっこいいじゃん。しかも年下、75年生まれだって。ひえー。


会いたくて仕方がない人のことが頭から離れなくて、そう思っていたら飛んできてくれた。一緒にいるだけでたくさんの勇気を授かった。おいしいクロワッサンを食べたり、プラネタリウムを見たり、9月だというのに真夏日の国道をえんえん歩いたりした。


映画「マトリックス」を見に行った。開演1時間以上前だというのにむちゃくちゃ混雑しているのを後目に、オトナの暴力で指定席など買ってみる。あまりに映画らしい映画で最初から最後までウキウキしっぱなし。持っていったお菓子に手を付けるのさえ忘れました。説明すればするほどかったるくなりそうなので「見れ!」としか言えない「スターウォーズ」のことなんか忘れちまう。(レビューはもうちょっと経ってから)

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1999-09-19 0131

ありがとう30000

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はいはい、お疲れさん。もう忙しさのあまりに意地になって更新してみたりして、ありがとうの30000カウント突破ですよ。くー! うれしいね。5桁目をくるっと回してくれたのは、最近ホームページをこっそり(?)復活させているカナちゃんでした。記念にさっそく飯でもおごってもらうことにでもしよう。


話は変わってアレだよ。毎朝「おはスタ」見てる? 最近眠すぎてテレビはつけてても、気がつくといつの間にかテレタビーズが「オッオー!」とか言ってて、寝過ごしついでにこのままタモリの時間まで布団の中にいようかとも思うんだけれども、オトナなのでちゃんと会社に行きます。でね、最近暇なときに調べてんだけどさ、おはスタに出てくる人たちってのは一体何モンなんだってことよ。3つまでわかりました。その報告。


1)山ちゃん山寺宏一声優新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジ、ポケモン映画「ルギア爆誕」のルギア、映画「ビバリーヒルズコップ2、3」のエディーマーフィーの吹き替え、映画「スペースジャム」のマジックジョンソンの吹き替えなど。


2)ベッキーレベッカレイボーン、タレント、15才、スリーサイズがどっかにのっててバストがたしか65センチ(どうでもいいか)


3)レイモンド:振り付け師、B’z久保田利伸などを担当


特にレイモンドが得体が知れなくてびっくり。ただの変な外人じゃなかったんだね。山ちゃんと加持リョウジもなかなかつながんないけどさ。今は怪人ゾナーの正体を調べ中。あんなにギターうまいなんてこないだまで知らなかったよ。なんか知ってる人がいたら教えてちょうだい。


今日はビックサイトに「アミューズメントマシン・ショー」を見に行ってくるよ。

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1999-09-16 0130

30000

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はてさて、これを読んでるあなたあたりで30000カウント突破でしょうか。予定日よりヒトツキほど早かったけど、ありがたいことです。誰かお祝いして下さい。いや、気持ちじゃなくて飯とかで。むしろ罰ゲームだと思って。


で、話は変わって、みなさんもおなじみガラス工芸家の寺島淑華(ヨシカ)さんが、ガラスの展覧会のコンペに入賞されたそうで、上京していた本人の案内のもと、新宿小田急デパートに出向いてきましたよ。


僕はガラスやクラフト専門家ではないんで、細かい技術的なことはちょっとアレですが、平均的なレベルがかなり高めの展覧会だったね。いろんな手法のいろんな展開の作品がほとんど偏りなく並んでいる感じ。何よりすごいのはやっぱ淑華さん。だってさぁ、50人くらいいる中で20台の人って5人くらいしかいないんだよ。なんかもうみんな「センセイ」とか呼ばれちゃっている大御所ばかりで、「ホントにこの作品をこのじいさまが作ったの??」って訊ねたら「いや、もうそう言う人は自分で作らないで、弟子とかに作らせてる」だって。でも待てよ? 工業デザインや、商用のクラフト作品ならともかく、一点モノってところが割と重要であるはずの工芸に於いて、自分の手を下さないってのはアリなのか? 僕の気持ち的にはもちろんナシ。でもファッションデザイナーはドローイングと裁断なんかは完全に別の人がやったりもしている。微妙っちゃ、微妙。


よりどりみどりな作品の間をたらたらと歩きながら、最後の作品を見てからまた振り返って戻ってみた。だんだん目が慣れてきて、手数で見せようとしているモノや、技術に頼りすぎて肝心の言いたいことの中身がしょぼいモノや、ホントにガラスでやるのが一番よかったのか?って疑問なモノ、どっかで見たようなアレに近いモノは目に入らなくなった。するとアーレ不思議。一見、量感が小さくて、はれの舞台ではちょっと控えめ過ぎちゃったかもしんない淑華さんの作品は思いきり僕の心のベストテン第三位までに確実にランクインしているのだった。いや、そりゃ信じてたけどさ、割と評価とか情に流されずにめっちゃシビアな僕なのだった。


まとめると、今回の展覧会の傾向として、「通常のガラスの作品」や「一般的な技法」に対し、より新しさを求める「反体制的」な作品が多く(それはそれでとても前向きなこと)、球種で言うと変化球が多い中で、淑華さんやその他のわずかな人の等身大のシンプルなメッセージがいつもより余計にココロにすとんって届いたんだってな感じ。


展覧会を見たあとは二人仲良く麦とろ飯をもりもり食べてお腹いっぱいになりました。おみやげに豪華な図録までもらっちゃったので、興味がある人には見せてあげます。淑華さんのこれからの活躍にも期待大です。展覧会は19日まで新宿小田急デパート本館11階にてやっております。それではまた。

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1999-09-12 0129

takanabe1999-09-12

魔法生活者

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寝る暇がない上に風邪をひいたり、口内炎ができたりといいことなしの今週だけど、そんなさなかに今できたあたらしいチラシなどみんなに見てもらったりしようかしら。


詩人、ツカモトくん率いる「ネジレの会」の新作テープ(第3弾)ができたんだそうですよ。その名を「魔法生活者」。いつもポップな楽曲ばかりを作っているくせにヴィジュアルは「アングラ」っぽいのばっかり発注してくるので、それらを聞き流しつつ、それとなく盛り込んだ素振りで、ねじくれたポップ感を出してやれと僕なんかは思うんですが、そのへんどうですか。今回も切り絵のミヤジマくんと合作ですね。ちゃんと手にとって聞きたくなるようなチラシになってますか。僕的にはフォトショップって偉いなーって思える6時間の作業でした。おやすみなさい。土日も会社です。

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1999-09-10 0128

架空の産物

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新婚さんの家にお呼ばれした。まぁ会社の後輩なんで毎日会ってんだけどさ。寮を出て結婚して会社に近い小綺麗なマンションに引っ越した。静かな坂の上に建っていて見晴らしがいい。部屋にはいるとフローリングの床、程良く個性的な家具、ちょっとだけ不釣り合いだけどここだけは気を抜きたくなかったんだろうなっていうチャコールグレイの皮のソファ、プロペラ付きのランプシェード、借りてきたネコみたいなAV機器、丁寧に畳まれテーブルの隅に置かれた新聞といくつかのリモコン。キャラクターの描かれた不揃いなコップ。まるでモデルルームみたいにモノがなくて、目線より上に家具もないし、壁には窓がたくさん開いていて外には洗濯物が仲良く揺れている。白いレースのカーテンもエアコンにそよぐ。


「がーん!」と音を立てて僕の頭の上に擬音の書き文字が飛び出した。二人のシアワセ振りはもちろんのこと、こういう部屋がちゃんと実在するってことがびっくりだった。「葉巻をくわえた社長」とか、「ベレー帽をかぶった漫画家」とか、「椰子の木が一本だけ生えた無人島」みたいにそんな完璧な新婚部屋は架空の物語の中にしか存在しないもんだと思っていたから。


でもそれは現実として存在していたのです。こんな身近に。え、何? お前くやしかったの? はい、そのとおり。つうかね、正確に言うと僕には実現できない種類のシアワセを具体的に現実的に経済的に計画的にカタチにして体感させられたのが、もうなんつうか全然負け、オレ的に。いや、実際、勝ち負けじゃないのかもしんないけど、自分が「あんまり価値はないだろう」とか「つまんないだろう、そんなのは」って勝手に見切っていたモノの中に、ちゃんと「シアワセ」とか「勇気」なんかを見つけだせる人は、それだけでものすごい才能だと思うのよ。だから負け。それだけじゃ何もできないのかも知れないけど、とにかく自力で線を引いてスタート地点に立ったって気がするもんな。理由をこねてうだうだ言ってるヤツよりよっぽど。


僕なんか「結婚」に対して昔から異常なくらい懐疑的なんで、いろんな理由付けをして「今」が一生続かねーかなーとか、サラリーマンでなおかつモラトリアムっていう最悪かも知れない時間をすごしていて、もう何が正しいのか実際よくわかんなかったりもするのだった。


会社の手帳の欄外になんかね、ことわざみたいなやつがだーって載ってんですけど、「幸福とはそれが幸福だと気付ける能力である」みたいなくだりがあって、久々に感動しましたね。あー、なんか、かったるい話しでごめんなさい。

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1999-09-08 0127

takanabe1999-09-08

松崎ナオ、インストア・ライヴ

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8月28日に行われた松崎ナオ、インストア・ライヴ(タワーレコーズ渋谷店)を見てきました。シングルを買わなくてももらえちゃうって言うチケット(いいんですか?)で、ラジオの公開録音だったらしいんだけど、なんか盛りだくさんだったよ。


MCに紹介されて現れた彼女はいつもと違うくりんくりんのかわいいパーマを掛けていて、ライヴ以外でステージに立っていることにひどく緊張して、変なテンションでへらへら笑いながらも、耳まで真っ赤に染めていました。うすた京介の「武士沢レシーブ」のギャグの寒さにはまっている話し、新曲「雨待人模様」には今までの流れとは違う変化を感じるけど、それは私生活に具体的な変化があったからなのか、と言う問いに「道ですごく綺麗な石を拾ったから」(めちゃくちゃ本気)って答えたりね、そんなつかみどころのない困ったちゃんトークでした。(いつものことか)


ところがライヴになれば人が変わったかのように光を強く放つ。目が何か戦闘モードってな具合にぎらぎらし始めて、まるでファイティング・ポーズみたいな仕草で前後カラダを揺らしてにリズムを取る。今までまとまらなかった彼女の気持ちが轟音と美しいメロディの中で加速度的に何かのカタチを表し始める。それに圧倒される。みんな瞬きもできずに公開録音だってのに声援も忘れて、棒立ちになってしまう。


えーと選曲。


1)鳥が飛ぶ意識
2)春の中で
3)白いよ
4)雨待人模様
5)電球
6)TRUE COLORS


の確か6曲。編成はドラムパッドとギターの3人。アコースティックライヴって話しだったんで、いつものバンド編成とは違ったところで彼女のシンプルで美しいメロディを堪能できるかなと思ったんだけど、違ったね。凶暴なくらい破壊的で美しいロックだった。


ライヴの度にアレンジは原曲を犯すぐらいに深く入り組んでいる。歌い出してもその曲が何だったか思い出せないくらい。溢れる音のイメージの中でそれが記憶と繋がる瞬間がものすごく気持ちがいい。思い出せなかった昨日の夢を全部思い出したみたいな。


アコースティックっていう定義がよくわかんないんだけど、ギターもドラムも電気を使ったものだったし、バックのオケも部分的にテープを起こしてあったりしてちょっと微妙なところもあった。まぁ、めちゃくちゃかっこよかったから定義なんかどうでもいいんだけど。来月から始まるライヴにはこの編成でくらしい。シングルでの実験的なアプローチ(カップリングがスウェーデン系ってくらい明るい)も含めて、これからの彼女が蒔く種を近い将来を収穫していく季節(アルバム)が結構期待かなと思えたよ。また会いましょう。

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1999-09-02 0126

 CD「OOkeah!」「OOyeah!」 スーパーカー

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OOKeah!!

OOKeah!!

OOYeah!!

OOYeah!!

モノを作って行く上で最終形をちゃんと思い描けている人は案外少ない。気持ちのこもったパーツを積み上げると、大きくてバラエティ豊かな街のようなものになるって思っている人の方がずっと多い気がする。全体を見渡してから、それを向かわせたい方向づけをして、パーツの一つ一つをその方向づけに対してばっちりな具合に磨き上げて行く作業って、映画製作、自動車の設計、建築同様、冷静でしっかりした神経がないとそう簡単にはできないんだよな。


スーパーカーが今まで発表した2枚のオリジナルアルバムを聴いていると、そこに込めるべきシンプルなイメージを磨き上げるように、曲と曲同士が連なり響き合っているのを感じずにはいられない。フリーハンドで大きい紙に一筋の放物線を描くような、そんな自然な爽快感と美しさの中に一曲一曲がきっちり納まっている。1枚目では「初夏のような青く高く広い空」を2枚目では「雨の日の景色のような甘い輪郭のやさしさ」を、様々な曲の集合体が生む群像的なイメージとして、ではなく、そういったベクトルを与えられた容器の中に、曲を磨き上げ、取捨選択をして行った痕跡が伺える。ただ集めてつないだんじゃなく、目的に合ったものを選び、更に磨き上げたって行為だ。結果、それを「充たし」さらに「越えて」きて初めて生まれるって類の美しさを、あの2枚のアルバムは見事獲得していたと思うのだ。


今回リリースされたこの2枚の企画盤「OOkeah!」「OOyeah!」は、その2回の取捨選択からは惜しくもあぶれた個性豊かなイメージ群。そこにはあの流線形の車体ような一筋のテーマが存在しない分、自由気ままな彼ららしさが溢れている。いびつだったり、勢いが過ぎたり、実験的だったり、ほんのちょっとだけいいかげんだったり。まるで今までのアルバムが正装だったら、普段着のスーパーカーって感じの。これを聴くと新曲を出すたびに「気負いのない自然派」とか言われて首をひねっていた彼らの気持ちとか、なんとなく通じてちょっと笑ってしまったりもすんね。さっくりした軽さが2枚同時発売っていう勢いの中で照れ笑いのようにきらめいている。


だからってそれらが若くして評価されたバンドの、うぬぼれに乗じた企画盤になっているかと言うと全然そんなことはない。そしてマニアにだけ向けられた普段と激しく毛色の違うサービス盤と言うスタンスとも思えない。なぜならここに描かれるイメージ群たちは、まるで僕らの住む世界とパラレルに走る、ちょっとずつ異なった未来の内の一つのようだからです。むしろ「本来そうだったかもしれないもうひとつのスーパーカー」なんだって風にも受け止められる。それは「表」に対しての「裏」に対応するものではなく、同じ価値の上にあるもう一つの表。表現やメッセージをクリアにまとめることにあまりに長けている彼らの現在のイメージからすれば、「19歳でデビューした若々しい期待のバンド」っていう形容にはむしろこの2枚から感じるバラエティーに富んだ開放感の方がしっくり来るものかもしれない。ライヴなんかを含めたスーパーカーってバンドを知ってもらいたかったら、この2枚から聴いてもらうほうが伝わりやすいのではないか。


「これは3rdアルバムではなくて、次のステップに進むまでの整理整頓、引越しのようなものです」と彼らは言った。引越しは次の目的地がはっきりしていて初めて成立するイベントだ。今後の彼らにはまだまだやりたいことがあって、そのやりたいことの実現にも今回のこれらの曲が「含まれない」からこそ、今この膨大なリリースがあるって理解していいんだろう。つまりは次回にはまったく新しいスーパーカーが見れるという確信でもあるし、観客である僕らはそこに充分な期待を掛けていいんじゃないかと思う。この2枚を通じてたくさんあるって言ってた引き出しのやっと半分ぐらいが見えた気がすんね。そんな彼らと一緒の時代を生きててホントによかったです。素敵すぎ。

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1999-09-01 0125

takanabe1999-09-01

ライヴのチラシ

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詩人であり、プロの按摩師、そしてアマチュア・ミュージシャンであるところのツカモトくんからの依頼で、久々にライヴのチラシを作りました。フォントは仮で、色味なんかもまだラフだけど、イメージはこれでほぼ決定。


「3セツコン」「ネジレの会」「らいち」の3バンドが筑波のアプリコットって言うライブハウスで「三種の神器」っていうライブをするんだってさ。「とにかく右翼っぽくて、グッと来るやつ」っていう、どう考えてもタカナベ向きじゃない設定で三時間働きづめ。「切腹」って検索であんなに反応があるなんて知らなかったよ、僕は。


家が近い人は見に行ってあげて下さい。タカナベんところで見ましたとか言うと、何かいいことあるかもね。

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